人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

生活デザイン学科では、2022年度4月入学予定の推薦入試等で合格した高校生に対し、入学前プログラムを実施しています。

12月に行われた第1回では、受講生の交流をメインとしたグループワークの対面授業がありました。

1月に行われた第2回では、新型コロナウイルス感染症対策のため、オンラインで行われ、全学共通科目の紹介や大学に入学してから必要な「読み」「書き」のスキルについての講義が行われました。

そして、先日2月12日(土)は新型コロナウイルス感染症対策を十分に講じた上で、対面で参加できる受講生には大学に来てもらい、2つのPC教室に分かれて、「PCスキル(タイピング)」の授業と、受講生の交流をメインとしたグループワークの授業を行いました。また、やむを得ず登校できない受講生にもオンラインで参加してもらいました。

グループワークの授業は、学科の学びで楽しみにしている授業や課外活動をそれぞれ1分程度で紹介してもらい、グループの中から代表者を選び、さらに全体で共有するという流れでした。

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グループワークの様子

大学では主体的な学びが中心となり、発表する機会も多くなります。今回は大学HPやシラバスなどを使って調べた学科の学びを、魅力的に伝える練習として取り組んでもらいました。生活デザイン学科は4つの領域があるので、お互い自分の知らない授業や課外活動に触れることができたようです。

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代表者による発表の様子

全体の共有では、2つのPC教室とオンラインで受講している全9つのグループから、代表者が思い思いに生活デザイン学科の授業や課外活動を具体的に紹介してくれました。

授業後に感想を聞いたところ、「みんなはっきりとした目標・夢を持っていて、それに向かって何をするべきなのかを決めていたり、理解していたりしてかっこいいなと思いました。」というコメントが届きました。

高校とは全く違う学び方をする大学生活をスムーズに過ごせるよう支援する、入学前プログラムのスクーリングは終了しましたが、課題をこなしながら4月の入学を楽しみに過ごしてもらえると嬉しいです。


学科の多彩な学びを実際に知るにはオープンキャンパスが一番!!
3月21日(月・祝)に春のオープンキャンパスが開催されます。来場者には学生がデザインした、学科オリジナルグッズをプレゼント!

オープンキャンパスについて、詳しくはこちらから

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学生が設計に関わり牛田早稲田に建設された「まちのコミュニティハウス」が、不動産情報会社LIFULLが運営するWebマガジン「LIFULL HOME'S PRESS」に掲載されました。

実施案「長屋台」の提案者3名は、既に2020年3月に卒業しています。この取材のために、卒業後初めて現地にそろいました。

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西側のウッドデッキにて取材を受ける

まず、完成した「まちのコミュニティハウス」を見学させていただきました。
現在、3名とも建築現場での仕事に携わっています。学生の頃とは随分建築を見る視点が異なるようです。

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現地見学

そして、インタビューを受けました。様々なことがよみがえり、楽しかったことやつらかったことが思い出されます。

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リーフレットを見ながら、プロセスを振り返る

事業主であるトータテの取材も受け、設計した作品が実際建つという良い機会を与えていただいたことを、あらためて感謝しました。

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事業主であるトータテの方と

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蔀戸(しとみど)をあけて、屋台OPEN!(取材撮影のため、一時的にマスクを外しています)

この様子は、事業主であるトータテグループの「SATONOWAレポート20」にも掲載されています。
関係者の皆様、どうもありがとうございました。

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インテリア・住居・建築領域

生活デザイン学科の授業「インテリアデザイン演習」では、毎年、杉材で家具をつくっています。今年度は、キャリアセンターに置く机と椅子を制作しました。

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無塗装の杉板でできた家具を天井の高いキャリアセンターに設置すると、空間が少し明るくなったような気がします。

授業では、今年度も木工家 賀來寿史先生の指導により、まる2日間の作業となりました。

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授業風景

1日目は主にデザインを考え、2日目に制作。杉板15×90×2000㎜の角材を手のこでカットします。3つのグループに分かれて、机+椅子2脚を各1セット、合計3セットつくることになりました。3グループで相談し、机を合わせてビッグテーブルとして使用する場面もあると想定し、机のアウトラインの寸法は90㎝角で揃えました。

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完成した家具

前期の授業で家具の制作を終え、後期に他の授業の合間にサンダーがけなどの仕上げを行い、キャリアセンターに納品しました。皆でデザインしたものを制作し、達成感が湧きました。

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ヘキサゴン
六角形の机を制作でき、とて満足しています。机のデザインを凝った様に、椅子にもう少しこだわれたらいいと思いました。

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ティンカー
「椅子は座った時に思っていたよりもガタガタしてしまいました。しかし、皆で協力し完成でき、クラスメイトと制作できてよかったです。」

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愛されたい
「自分たちで作った家具を実際に皆さんに使ってもらえれば、とても嬉しいです。そしてデザインに注目してくれると、作りがいを感じます。座ったときに壊れないかなど、使う人を思って制作することの難しさを知りました。」

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学生が就職先の資料を閲覧する際に使用できます。制作した2年生は、早くも来年度から就活準備が始まります!本格的にキャリアセンターへ通うことになるでしょう。

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被服・ファッション領域

昨年に引き続きあやめ祭は中止となりましたが、出演学生の保護者と学科学生の一部を招待し、11月に学内で生活デザイン学科学生ファッションショー「Non teint(染まらない)」を開催しました。

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現在、大学図書館フリースペースでは一部の作品のミニ展示を行っています。

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12月半ばから行われた展示に合わせ、学内ではポータルサイトを通じて、動画の公開と人気投票も行いました。この記事では、人気の高かった3作品を紹介します。

第3位 折本真奈さん「roxane(ロクザン)」

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黒のスパンコール生地とチュール、オーガンジー生地を使ったミニドレスでした。フランス語で「輝く」というタイトル通り、シンプルなデザインながら、ウォーキングもドレスを魅せる大胆な動きで、見応えのある作品です。

第2位 露崎舞さん「未来」

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花の刺繍が入ったレース生地を重ねた長いトレーンが魅力的なマーメードラインのドレスです。ヘアアクセサリーを手作りし、後ろから見たときのシルエットにもこだわったとても丁寧な作品でした。

第1位 重川真優さん「Fairy(フェアリー)」

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タックを重ねた袖、大胆なバックスタイル、肩やスカートのシルエットなど工夫が満載のミニドレスです。生地をナチュラルな生成りにすることで、ディティールの細かさがしっかり伝わる作品になっていました。

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(人気投票最優秀賞の賞状と作品を前に)

重川さんの制作秘話は大学が発行しているキャンパスニュースにも掲載されています。

衣装ミニ展示は1月末までを予定しています。また、ダイジェスト動画の公開も1月下旬を予定しています。
春のオープンキャンパス(3月21日)ではオリジナルサイズの動画公開や衣装の実物も展示予定です。
機会がありましたら、是非ご覧ください。

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生活デザイン学科の学生と教職員で組織する「生活デザイン学会」では、学生を主体に様々な行事や企画を運営しています。
その中でも、総会・講演会運営部が開催する「2021年度学内研修会」が11月に行われました。新型コロナウイルス感染予防の観点から、1年生のみが対面で参加し、その他の学年はオンデマンド配信での参加となりました。
対面での様子を1年生の学会役員がレポートしてくれました。


こんにちは! 生活デザイン学会、学会編集部に所属する1年のM.Nです。
今回、私が紹介するニュースは11月に行われた学内研修会についてです。今回の研修会で行われたことを2つ報告します。
1つ目は、講師に塚野先生をお招きし、「『小さな操作』から建築を考える」と題して先生自身が設計された建築物についてのご講演をしていただいたことです。

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(講演会の様子)

塚野先生は、建築構造、建築史・意匠を専門とされています。過去に、クライアントの意思に沿った建築をされた際の貴重なお話を実際の完成写真と共に紹介してくださいました。さらに、活動拠点を広げ、日本だけでなく海外の方に評価された際のお話も聞かせてくださいました。

私が、今回の講演で印象に残った言葉は、「今、行っている小さなことが、後々大きな成果を生み出す可能性がある。」です。
塚野先生も初めは日本を活動拠点としていましたが、視野を広げ、海外で建築計画をするという大きな目標を掲げていたことが、現在の糧になっているのだと感じました。このような貴重なお話を1年生は熱心にメモを取っていました。
生活デザイン学科は、デザインの分野が幅広いことが特徴です。建築士課程の学生はもちろん、他の領域を希望する学生も、デザインの在り方や仕組みなど、学んだ知識を作品制作の参考にできるといいと思いました。

次に、生活デザイン学科学生優秀作品集2020が配布されました。

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(学生の作品が掲載されています)

この冊子には、生活デザイン学科の2020年度に開講された実習系授業における作品、2020年度に参加した学内外コンペティション受賞作品や、応募作品の中からの優秀作品などが掲載されています。学年を超えて制作された作品を一覧することで、自分自身の感受性を高めることができると思いました。
また、学生個人の成果を先生や他の学生に評価してもらうことで自信を持つことにも繋がると考えます。

今回、塚野先生のご講演や優秀作品集からインプットした様々な知恵をアウトプットとして、今後の課題制作に生かしていきたいと思います。


M.Nさん、詳しい報告をありがとうございました。学生の目線から、生活デザイン学会の活動の充実ぶりが伝わってきました。また、学内研修会ではこの他に学会執行部が企画した学会グッズも配布されました。
これからも学生、教職員一丸となって学会活動を盛り上げていきましょう!

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