人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

インテリア・住居・建築領域

生活デザイン学科「街に出る授業プログラム」では様々な授業で広島市街に出かけ、現地での体験、学びを展開しています。実習アシスタントのYさんから報告が届いたので、ご紹介します。


建築士課程3年生授業「建築意匠論Ⅱ」で学外実習を行いました。

今回、訪れたのは広島市内にある おりづるタワーです。
おりづるタワーは1978年竣工のオフィスビルをオフィス、貸し会議室、物産飲食、展望施設が含まれる施設に改修した建物です。

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おりづるタワー外観

最上階の展望施設からは広島の街を見下ろすことができ、地上から見るのとはまた違った原爆ドームを見ることもできます。

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原爆ドームに関する資料展示

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屋上展望台

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学生が折ったおりづる

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施設の方に説明を受ける様子

本学の学生にとっては日常的に目にする機会の多い建築ですが、今回の学外実習で初めて知ることも多かったようで、大変勉強になったのではないでしょうか。

学生の感想

上から下まで非常用に伸びるすべり台が常時使用できるようになっていて良いと思った。また、景観条例で、新たに建物を建てるのであれば制限のかかる高さの建築にもかかわらず、改修という手段を使うことで制限を回避していて良いと思った。(Oさん)


おりづるタワーといえば、児童教育学科の三桝先生による壁画もあり、本学にとって親しみのある場所でもありますね。Yさん、報告ありがとうございました!

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8月21日(日)オープンキャンパスで「4つのデザイン*4つのコンペ」の結果発表及び表彰式が行われました。

生活デザイン学科では衣食住の暮らしにまつわる 4 つのデザインを学ぶことができます。同時に多くの産学連携活動を実施してきました。そこで、高校生に大学での学びを紹介するとともに、その社会とのつながりを実感してもらうために、今回の 4つのコンペを実施するに至りました。記念すべき第1回に応募登録されたのは253点でした!沢山の参加をありがとうございました。

結果は以下の通りです。

A_「高校生が考える豊かさ」

最優秀賞

該当作品なし

優秀賞

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渡邉陸月 「車以外を使って移動しよう!」 広島県瀬戸内高等学校2年

審査員特別賞_生活デザイン学会賞

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佐竹佑太 「海の豊かさを守ろう~海を守るゴミ拾い大会~」 広島県瀬戸内高等学校2年

B_「キモノ→リメイク→リサイクル!」

最優秀賞

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木村心音 「夏帽子」 広島文教大学附属高等学校3年

優秀賞

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武田月姫 「玉手箱~メイクセット」 広島文教大学附属高等学校3年

優秀賞

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北岡芽愛梨 「Kimono shoes」 広島文教大学附属高等学校3年

審査員特別賞_ひろしまきもの遊び賞

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田谷瑞紀「着物とスマホポーチ」 清水ヶ丘高校3年

C_「彩りカフェの空間提案」

最優秀賞

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中垣こはる 「ゆったり落ち着くカフェ」 広島県瀬戸内高等学校2年

優秀賞

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能美俊介 「forest cafeteria」 広島県瀬戸内高等学校2年

優秀賞審査員特別賞_トータテ賞

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上田 桃歌 「しばふの中に流れる川」 山陽女学園高等部1年

審査員特別賞_トータテ賞

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田谷瑞紀 「See Through」 清水ヶ丘高校3年

D_「地域の魅力をスイーツでデザイン」

最優秀賞

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唐木田美月 「ピース・祈り」 清水ヶ丘高校3年

優秀賞

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矢上実咲 「広島といえばレモンじゃろケーキ!!」 清水ヶ丘高校3年

優秀賞

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上條 奏、福田杏夢 「See Quittetorte」 長野県松本深志高校2年

審査員特別賞_カフェ・ラスター賞

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見田雅人 「ひろしま柑橘タルト」 広島県瀬戸内高等学校2年

審査員特別賞_カフェ・ラスター賞

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藤川知佐 「Hiroshimaパフェ」 清水ヶ丘高校3年

審査員特別賞_カフェ・ラスター賞

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安西可奈 「Hirosima rassembler」 清水ヶ丘高校3年


当日は生活デザイン学会学生の進行により、最優秀賞と優秀賞は生活デザイン学科長から、協賛企業・団体による「審査員特別賞」はそれぞれの代表の方から講評とともに賞状と副賞が渡されました。

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※記念撮影のため、一時的にマスクを外していただきました。

また、大学図書館1階フリースペースでは全応募作品展を行いました。(8/21〜8/31開催)

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高校生の素晴らしいアイディア、発想に驚かされたコンペでした。
来年度もコンペの開催を予定していますので、興味を持った高校生はぜひご参加くださいね!

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学会誌編集部の学生から授業紹介の記事が届きました!


こんにちは!学会誌編集部2年のM.Nです。
今回私は、ファッションデザイン実習Ⅰの授業についてご紹介します。

この授業は、被服・ファッションを専攻する学生だけでなく、家庭科の教職免許を取得する学生も履修する科目となっています。
ファッションデザイン実習はⅠ〜Ⅲまであり、ファッションデザイン実習Ⅰは和裁基礎、ファッションデザイン実習Ⅱは洋裁基礎を学びます。2年生前期、後期と連続して履修することができる科目です。Ⅲは3年生後期に開講され、オリジナルデザインのジャケットを作る、洋裁応用の授業となっています。

ファッションデザイン実習Ⅰでは、浴衣を反物から製作しました。私を含め、履修していた学生のほとんどが、一から浴衣を製作した経験がなく、不安な気持ちのままスタートしました。
でも大丈夫です!実習アシスタントさんと先生が優しく指導してくださるため、初めて和裁に挑戦する学生も安心して取り組むことができます。その後、柄合わせを行ったり、自分の寸法に沿った浴衣に仕上げるため、反物の裁ち方を学んだりしました。
着物姿を引き立てるために、柄をどのように配置するのかが大きなポイントとなるそうです。特に、柄に方向性のあるものや大柄のものに注意しながら配置を考えるのはとても難しかったですが、個性を表すことができて楽しく悩むことができました。

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【浴衣衣製作中の様子です】


授業時間に終わらなかった部分は空きコマの時間を活用したり、早く登校したりして製作したため、とても大変でした。しかし、その分製作し終わった際にやりがいや自信を得ることができました。

nakasannyukata.jpg【完成した浴衣です】


ファッションデザイン実習は、少人数で学ぶため先生とコミュニケーションが取りやすいです。

後期になると、洋裁が始まります。世界に一つだけの洋服をデザインして、一緒に達成感を感じてみませんか?


M.Nさん、紹介ありがとうございました。素敵な浴衣が完成しましたね!!
反物から浴衣を作る経験は、技術面の向上だけでなく、布を無駄にしない和服の服作りの工夫にも気づくことにもなったと思います。
デザインを学びながら、伝統について考えたり、自分や周りの人のファッションやデザインに対する気持ちを共有したりすることで「伝える力」を具体的に伸ばしていきましょう!

なお、8月21日の第4回オープンキャンパスでも自分で作った浴衣を着た学生も参加していましたね。

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左端の学生は自分で作った浴衣を自分で着つけて、当日ゼミ紹介をしてくれました。

ファッションについて、歴史、コーディネート、材料、ビジネス、心理など様々な視点から学べるのが本学科の特徴です。
11月のあやめ祭ファッションショーもぜひお楽しみに!

2021年度学内ファッションショーの動画はこちら!(音声注意)
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インテリア・住居・建築領域

建築士課程の授業である「構造力学Ⅱ」でも「街に出る授業プログラム」を実施しています。
今回はどこへ行ったのか、実習アシスタントのYさんにレポートしてもらいました。


構造力学Ⅱの学外実習で、建設途中のマンションへ見学に行きました。

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企業の方からこの建築の説明を聞きました。

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建設現場用のエレベーターに乗って屋上へ。

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足場に注意して見学しました。

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学生は配筋検査を体験していました。本数に間違いはなかったようです。

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実際の図面なども見せていただくことができ、お話を聞くこともできました。
普段であれば、体験することのできないことを体験できるのは学外実習ならではです。
実際の体験から文字では学べないことが学べているといいですね。


Yさん、報告ありがとうございました。実物大の建築物を見ることで、また模型作りのアイディアも浮かびそうですね。

生活デザイン学科では公式インスタグラムや公式ツイッターで学生情報や授業の様子を公開しています。
在学生の皆さん、生活デザイン学科に興味のある皆さん、ぜひフォローください!

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インテリア・住居・建築領域

生活デザイン学科の建築士課程ではデザインに特化した住居・建築設計実習が特徴的な授業の一つです。
2年生で履修する「住居・建築設計実習Ⅱ」の第2課題の講評会の様子が、実習アシスタントのYさんから届きましたので、ご紹介します。


今回の設計内容は、小空間の設計です。
設計内容は、広島女学院大学に訪れた時に一番初めに出会う建築である、守衛所とその周辺を設計する、というものです。
現在の守衛所のサイズ(約4.75m×3.0m)を参考にしながら、必要な機能を入れて、自由な発想で設計しました。

この課題では、ランドスケープも含めて設計を行うため、学生は多くのことを考えなければなりませんでした。
芝や、コンクリートなど、特徴のある素材をどう表現するか、とても考えている姿が見られました。特に広い面積を占める芝は、どんな表現にするかによって全体の雰囲気が大きく変わるため非常に重要です。

前回の課題よりも短期間で製作しなくてはならなかったため、学生たちはとても大変そうでした。また、敷地が特徴のあるものとなっており、高低差があるため、模型作成の際に苦戦している様子が見受けられました。

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紙粘土を使用した模型

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芝生を表現した模型

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リメイクシートを使用した模型

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保存作品模型作品

講評会では、模型や、図面をどのように表現するべきかをそれぞれの学生が試行錯誤し、自身の納得のいくものを考え発表していました。
今回も前回と同じように、最後に次回の設計内容の発表がありました。
第3課題は「森の家・湖の家」ということで、森、もしくは湖に面した住宅の設計を行います。
次回は最終課題ですので、これまでに学んだことを次回の課題でも活用してほしいと思います。


半年の授業期間に3つの課題をこなしていくスピードに驚きますが、学生が頑張って取り組んでいる様子がわかりますね。
これまでの実習授業で選ばれた保存作品はオープンキャンパスで披露されています。写真でも迫力はありますが、ぜひ実物を見においでください。
細かなこだわりを発見するとまた面白さが見えてきますよ!

第3回オープンキャンパスは7月31日(日)、私服来場歓迎の第4回オープンキャンパスは8月21日(日)にあります。事前申し込み受付中です!

また、日曜日の来場が難しい方にはイブニングオープンキャンパスも企画しています。

高校生の皆さん、沢山のご来場をお待ちしています!

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