人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

インテリア・住居・建築領域

生活デザイン・建築学科(現生活デザイン学科)の学生が設計に関わってきた牛田早稲田3丁目に建設された「まちのコミュニティハウス」が完成し、今年度からいよいよ第2期が始動しました。生活デザイン学科3年生が授業「建築倫理」において、その活用方法を提案していきます。

まずは、地域の人々とこの事業主であるトータテの人たちへのヒアリングを本学にて行いました。

はじめに、牛田早稲田地域の住民のこの地域への愛着や早稲田学区社会福祉協議会の活発な活動内容、「まちのコミュニティハウス」への思いなどを伺いました。

211217_matikomyu01.jpg
早稲田学区社会福祉協議会の西田会長のお話

211217_matikomyu02.jpg
早稲田学区社会福祉協議会発行の小冊子に
掲載されている「わせだMAP」を見ながら

211217_matikomyu03.jpg
早稲田学区社会福祉協議会の長田事務局長のお話

次に、事業主であるトータテの浅並様による開発コンセプトや、設計事務所ブルースタジオとのやりとりなど、経緯の説明がありました。コロナ禍の2021年5月に完成したため、当初予定していたスペースの利用方法として販売事務所としての機能が叶わなかったことなど、長期にわたるプロジェクトのため、予想外のことが起こり得ることがわかりました。また、トータテの安元様や広報の方々にも、完成後の活用方法の中でパンの販売が人気であったことなど、様々なエピソードをお聞きしました。

211217_matikomyu04.jpg
トータテの浅並様による説明
このエリアのコンセプトである「わせだの里」につい

最後に、学生の質問にも答えていただきました。

211217_matikomyu05.jpg

211217_matikomyu06.jpg
トータテの安元様による質疑応答

学生にはとても参考になるお話が伺えたと思います。

今後、グループディスカッションを重ね、後期の授業終わりには、活用方法の提案をします。地元であるこのエリアを学生目線でもよいまちにしていきたい、と思いを新たによい時間を終えました。

ご参加いただきました皆様、お忙しいところ、どうもありがとうございました。

  • LINEで送る

2017年から取り組んでいる西條鶴醸造株式会社(東広島市)との地域連携プロジェクト「日本酒アートラベルプロジェクト」による学生デザインのラベルを冠した日本酒が発売されました。

今年は三原桃子さん(4年)の「豊穣」という作品が選ばれました!

raberu2021-1.jpg

応募作品(実用化されたものはデザインを多少変更しています)

12月1日の蔵出しに合わせ、西條鶴醸造株式会社を訪問し新聞社や地元情報誌の取材を受け、販売している様子も見学させてもらいました。

raberu2021-3.jpgraberu2021-2.jpg取材の様子

今年の作品のコンセプトは以下の通りです。

「たわわに実った稲のように、枝がしなっても折れることのない力強さと豊かな未来への 願いを込めたデザインです。三重に連なった楕円は水引をモチーフにしました。スッキリした軽い飲み口のイメージということで爽やかで美しい瀬戸内の海を思わせる背景を描きました。」

raberu2021-4.jpg

販売の様子

販売にあたっての詳細は別途学科ニュースでお知らせ予定です。
こちらは12月12日(日)に行われるクリスマスオープンキャンパスでも、これまでの実用化作品と合わせて展示します。

高校生の皆さんはまだお酒は飲めないので、あまりピンと来ないかもしれません。
しかし、デザインに関わる仕事がしたい、興味がある、という人にとっては、自分が日常接していないデザインにも関わることがある、と思うと普段の生活の視野も広がりますよね。

オープンキャンパスの展示では、生活プロデュース、被服・ファッションデザイン、インテリア・住居・建築デザイン、地域デザインの様々な展示をご用意しています。
ぜひいろいろなデザインに触れ、感性を育てに来てください。

クリスマスオープンキャンパスの申し込みはこちら

  • LINEで送る

12/12(日)のオープンキャンパス、生活デザイン学科では、体験イベント「デザイン折り紙」を開催します。
今回は、その内容を少しご紹介しましょう。

1_デザイン折り紙.jpg

「デザイン折り紙」は、1枚の厚紙を折り紙の様に、折り目(谷折りと山折り)に従って折っていき、完成させます。

2_デザイン紙_難易度6.jpg折り目の線が入ったデザイン紙(難易度★★★★★★)

3_折っている様子.jpg

体験イベントでは、デザイン紙をただ折っていくだけなのですが、1枚の平面が3次元の立体になると、そのデザイン紙の柄の出方が変わり、イメージが変化することがわかります。

また、完成すると、重さに耐えられるとても強い立体になることがわかります。実は、この考え方で構造設計されている建築物が実在します。このように、本学のインテリア・住居・建築デザインでは、楽しく建築や空間を学ぶことができます。

それでは、今年度のデザイン折り紙"クリスマスヴァージョン"の一部をご紹介しましょう。

4_難易度1.jpg

難易度★ 楽勝!

5_難易度3.jpg

難易度★★★ 人気!

6_難易度4.jpg

難易度★★★★ 時間がかかるゥ!

このように難易度★〜難易度★★★★★★まで取りそろえていますので、高校生の皆さん、是非挑戦してください。
完成品は参加される方へのクリスマスプレゼントです。活用方法は自由に考えてみましょう。(アクセサリーケースとか!?)

では、クリスマスオープンキャンパスでお待ちしています。
参加申し込みはこちらからどうぞ!

  • LINEで送る

12月12日(日)、広島女学院大学クリスマスオープンキャンパスが開催されます。
生活デザイン学科では楽しい体験や学科の学びがわかる展示など盛りだくさんの企画を考えています。

その中でも毎年高校生に好評なのが来場者プレゼントです。
来場者プレゼントはこれまで夏のオープンキャンパスでも配布してきました。生活デザイン学科学生が企画・デザイン、時には作成したもの等で、学科ウエルカムカードも人気です。

今回のオープンキャンパスでは、学科学生が組織する「生活デザイン学会」の執行部が企画・デザインしている学会グッズをプレゼントとして予定しています。

seide_goods.jpg学会グッズ

学会グッズは生活デザイン学科の学生と教職員に毎年秋に配布されています。これまでにオリジナルシールがついたデザインノート、クリアファイルブックとマスキングテープのセット、クリアボトル、大学のマスコットキャラクターであるジョガクインコの後ろ姿が可愛いUSBメモリーなどがデザインされ、配布されました。

今年は写真左端のエコバッグです。

学会グッズは執行部がアンケート調査を行い、どんなものを企画・デザインするかを決めています。学生の希望に応じ、今回のエコバックはコンパクトにたためるのに開くと大容量!のものになっています。実習の道具などもたっぷり入りそうです。本学の校花 あやめ がデザインされた優雅な雰囲気も魅力ですね。

クリスマスオープンキャンパスでも、学会の広報活動を兼ね、来場してくださった高校生の皆さんにこれらの中からランダムに配布します。どうぞお楽しみに!

クリスマスオープンキャンパスの参加申し込みはこちらから!

  • LINEで送る
被服・ファッション領域

学会誌編集部学生による授業紹介記事が届きました。今回はどんな授業を紹介してくれるのでしょうか?


こんにちは、生活デザイン学会学会誌編集部1年、T.Sです。私がおすすめする授業は「感性デザイン論Ⅰ(ポップカルチャー) (1年前期)」です。
この授業は、少女マンガを題材として、その当時の女の子たちがどのような恋愛感・人生観・将来像など抱いていたのか、時代の変化に伴う社会背景や生活習慣の変化などを学んでいきます。

kansei5.jpg

(授業ノート①)

kansei4.jpg

(授業ノート②)

私は、受講前「えっ、少女マンガで学ぶってどういうこと?」と思っていました。ですが、授業を通して当時どんなものが女の子たちの中で流行っていたのか、どんな感情を抱いていたのかを知ることができました。時代によってマンガの内容も異なっており、絵柄も段々とキラキラとしていき、現代に近い感じの作画になっていきました。個人的には、ホラー系が流行っていたことに驚きました。

私は、大学の授業って難しそうという固定概念を持っていましたが、この「感性デザイン論Ⅰ(ポップカルチャー)」は楽しく学ぶことができたので、おすすめです。また、この授業は2年に1回の開講なので、受講したい方はご注意下さい。


大学の授業の印象が大きく変わった体験が1年生前期からあったようですね。生活デザイン学科では身近な生活を題材にした授業が多く、アニメーションや漫画が教材になることも少なくありません。
様々な文化やデザインをいろいろな視点で学び、それを自分の将来に活かしたり、社会に貢献したりする際の糧にしてもらえればと思います。

T.Sさん、ありがとうございました!

  • LINEで送る