人文学部 国際英語学科 ニュース

In the Language Diversity & Society class, third-year Global Studies in English (GSE) students get together to look at how society impacts on language use. We look at how important factors such as age and gender affect language use. We also look at the fascinating effects that regional differences have on the way language is used and at how different people show politeness through language in different ways.
(国際英語学科GSEコースの"Langugae Diversity & Society"という3年次科目をご紹介します。この授業では、社会がどのように人々が話すことばに影響を与いるかを考えます。例えば、年齢、ジェンダー、地域、丁寧さなどの違いを取り上げます。)

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A typical discussion session in the Language Diversity & Society class

This is a very active and collaborative class. We make use of the small class size to ensure that each student has a voice. Our usual pattern of studying a particular topic is to first have a discussion about a variety of themes within the topic. This acts as a kind of brainstorming session. MK told us that "discussion with classmates and the teacher" was her favorite part of the course. Students write short notes to help in preparation for the discussion, such as those shown below.
(少人数制の授業を活かして、どの学生も発言できる環境で活発にそして互いに協力して授業での活動を行います。まずは、一つのトピックに関する様々な点について、ブレインストーミングを兼ねてディスカッションを行います。受講生の1人MKさんは、こうした学生と教員がディスカッションを行う点が授業の好きな点だと言います。議論の準備として、次のようなメモを学生は準備します。)

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A student's notes in preparation for discussion on the theme of "language and age"

Students need to come up with their own ideas, explain their own experiences and discover what they would like to find out more about. TK said, "I really enjoyed the contents of this class, and I learned a lot. Through this course, I want to learn more about my hometown dialect from how my grandparents speak". AM told us that she particularly "enjoyed comparing and analysing the relationships between language and the theme" and that for her, the "most impressive theme was language and gender". RY enjoyed studying about the effects age had on language use. She explained that this was because she has little "opportunity to speak with other generations, so it was a great opportunity to understand other language used by different generations".
(学生たちは、これまでの経験を踏まえて自分のアイデアを説明し、さらに掘り下げたい点を見出します。この授業を受けた学生の感想を紹介します。TKさんは、「授業の内容は興味深く、多くのことを学びました。祖父母が話す地元の方言についてもっと学びたいという気持ちになった」というこです。AMさんが特に興味を持ったのは、ことばとジェンダーの関係だということです。また、年代が与える影響について興味を持ったRYさんは、その理由として、普段他の世代の人と話す機会が少ないため、世代ごとのことばの違いについて知れたことが大きな学びになったということです。)

Next we have some teacher input through slides, video clips and other teaching materials. This allows the students to get deeper insight into the theory and gain greater understanding through illustrative examples.
(ディスカッションの次は、文字や映像の資料を使って教員が説明を行い、専門的な知識と理解を深めます。)

Finally, students do mini-research tasks on the theme before making presentations to the class. MS told us conducting this research was worthwhile, explaining that "having a questionnaire was enjoyable because I liked seeing many of my friends and family's opinions".
(最後に、学生たちがそのトピックについてミニリサーチを行い、発表します。MSさんはアンケートをとり、友人や家族の意見を知ることができた点に意義を見出していました。)

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Background work being conducted by students as part of one of their research tasks

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AM makes a presentation about dialect use in Kyoto

The class involves discussion, research, initiative and collaboration for presentations. We had a really enjoyable class in the first semester of 2023, and it all took place through the medium of English. We hope you will enoy this class in the future, too.
("Language Diversity & Society"では、授業をすべて英語で行い、プレゼンテーションに向けて、ディスカッションとリサーチを行い、自発的に協力して学習します。これからも、たくさんの学生にこの授業で多くを学んでもらいたいと思います。)

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地元の企業にご協力いただいた授業、「キャリア・スタディ・プログラムⅡ」の授業紹介の後編です(前編はこちら)。さまざまな企業にインタビューをした次は、学生グループがグループごとに一つの企業を担当し、さらにその企業の魅力、広島で働く魅力を掘り下げました。

学生たちは、企業の担当者にメールやオンライン会議などのツールを使いながら、直接やり取りをして行きました。普段学内の連絡事項でメールを使い慣れている学生たちですが、学外の社会人とメールなどのやり取りをすることには慣れていません。言葉遣いに気を配りながらメール一本を完成するのにも苦労していました。

また、忙しい日々の業務の合間を縫ってご協力いただいている企業の皆様に、どうすればわかりやすくこちらの聞きたいことを伝え、たくさんの情報を引き出せるかを工夫したようです。そして、さまざまな話を聞いて得られた情報を精査して、よりよく伝わるよう発表に向けて準備をしました。

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最終発表は講堂で行いました。いつもの教室より大きな空間のため、リハーサルも入念に。

最終発表では、再び日本文化学科と合同で行いました。この発表会には、ご協力いただいた12社の企業の皆様にもご参加いただきました。

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今回、発表を終えて学生たちが、このプロジェクトについてどのように感じたかをいくつかご紹介したいと思います。

職業について今までこんなに考えることはありませんでした。広島にはどんな会社があるのかという点や、広島に企業を立ち上げる意味など、普段聞けないことや知れないことを発見できました。広島から出て働きたいと勝手に思っていましたが、企業の方にお話を聞いて、広島は就職するのにとてもいい環境であるということが分かりました。インターンシップにも参加して自分が何を将来に必要とするのかをしっかり知っておきたいと思うようになりました。

本活動を通して地域貢献とは一般的に言う、ボランティアや清掃活動、お祭りの協賛品以外に利益を税として収めることや同じ中小企業間で経営方針を話したりすることも地域貢献の1つであることが分かりました。

企業の方に会うときの身だしなみや言葉遣いについてなどその場にあった行動が以前よりできるようになったなと実感した。インタビューが終わったらそこで終わりではなく、逆にそこからどう自分たちの口でうまく伝えられるのか考え、積極的にアイデアを出せるようになったところも少し成長できたかなと実感した。

企業の皆様、お忙しい中、学生のためにお時間を割いていただき、またご協力いただきありがとうございました。学生の皆さんは、今後も働くことや地域への貢献について考えながら、自身のキャリアを進んでいってもらいたいと思います。

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この夏最後のオープンキャンパスを開催し、まだまだ暑さが厳しい中、多くの高校生にご参加いただきました。

広島女学院大学の8月最後のオープンキャンパスは、いつものオープンキャンパスとは異なり、形式も内容もSpecialです。各教室で開催されている様々なイベントを、自由に、好きな順番でご覧いただける形式になっています。

国際英語学科の模擬授業でキリスト教の楽園(パラダイス)と旅の醍醐味にについて取り上げました。絨毯一つから、キリスト教の楽園の意味、水の大切さを学び、さらにカタコトの英語でも伝えようとする想いと相手への優しさ、少しの勇気がSpecialな旅にしてくれることへと話は広がりました。

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実物の手織りの絨毯を見せながら

在学生スタッフは、海外留学に関するプレゼンテーションや、English Caféで高校生や保護者の皆さんに、学生生活のリアルな様子を伝えてくれました。

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この日のEnglish CafeのSpecial Guestは、三谷学長です!英語でゆかりの深い「大阪」のお話をしてくださいました

また、展示スペースではさまざまなポスターを展示しました。その数は徐々に増えてきています。どれも学生が工夫を凝らして作ってくれた特別なものです。ぜひ多くの方に見ていただきたいと思っています。

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アメリカからの留学生も、日本での体験を話してくれました。来月にはアメリカと帰国となるのが残念です!

広島女学院大学では秋もオープンキャンパスを開催します。大学祭のあやめ祭や、クリスマスにちなんだオープンキャンパスもあり、楽しい時間となると思いますので、ぜひお越しください。
オープンキャンパスの開催情報はこちら

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今年も、広島女学院大学では恒例の「オープンセミナー」を実施しました。このセミナーでは、高校生の皆さんに大学のキャンパスで二日間にわたってさまざまな教員による授業を受講してもらいます。大学入学前に大学での学びを体験でき、さらに他の高校の生徒とも交流できるため、高校生の皆さんにとっては大学生活の準備ができて安心感も得られる、毎年好評のイベントです。

今年も多くの高校生にこのセミナーを受講していただきました。国際英語学科のセミナーは、「旅する English!」というテーマで、英語圏のことばや文化の面白さについて体験する内容です。コミュニケーションはもちろん、女性の生き方や、食やファッションといった日常生活のトピックについても考え、学びを通して外国を旅しているような体験をしてもらえたのではないかと思います。

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英語と日本語の比較を通してそれぞれの文化的背景を学ぶ授業

すべての授業を受けた後には、授業で興味を持ったトピックについて、グループで掘り下げ、発見したことをプレゼンテーションで発表してもらいました。初めて出会う人との協働作業に最初は躊躇していた様子ですが、すぐに打ち解けて互いに意見やアイデアを交換し、グループの意見をまとめて発表をやり遂げることができました。

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暑い中、二日間のセミナーを受講してくださった高校生の皆さん、ありがとうございました。ことばや文化についてより興味を深めてもらえたら嬉しいです。

今年度の対面型のオープンセミナーは終わりましたが、本学ではオンラインで受講できるオープンセミナーも実施しています。大学の授業を受けてみたいと思った方は、ぜひオンラインのセミナーを受講してみてください。

オンライン型オープンセミナー
〜漫画『約束のネバーランド』で読み解く『不思議の国のアリス』〜
https://www.hju.ac.jp/examination/os/lp/

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(突然ですが)この写真の学生たちは何をしているところでしょうか。

大学の授業の中には地域の企業や人々と関わるものがあります。そうした機会を通して、学生は卒業後のキャリアを考え、可能性や視野を広げるための活動を行います。今回のウェブニュースでは、学外の企業の皆様にご協力いただいた授業の紹介です。

「キャリア・スタディ・プログラムⅡ」では、日本文化学科と合同で、学生たちがグループに分かれて広島県内の企業を調査し、発表するプロジェクトを行いました。国際英語学科の学生たちは、「広島で働くことの魅力」をテーマに取り組みました。
このプロジェクトは、広島県内の企業の方々による講話、インタビュー実践講座、学生による企業インタビュー、中間発表、企業調査、最終発表という流れで進みました。今回の記事は、前編として中間発表までをご紹介します。

まず5月には、4社にご協力いただき、普段の仕事のこと、入社後の経験、会社の様子などについてお話いただきました。業種、立場、勤続年数、性別の異なる方々が、それぞれの目線で仕事への向き合い方をお話しくださり、働き方や生き方についての多様な考え方に触れることができました。

この講話を踏まえ、6月には学生たちが広島で働く人にインタビューを行う時間を設けました。学生にとってインタビューをするというのはあまりない経験です。そこで、広島の企業や経済を取り上げる週刊情報誌『広島経済リポート』を刊行する株式会社 広島経済研究所にご協力いただき、事前にインタビューの心得、スキルを教えていただきました。

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企業インタビューでは12社にご協力いただきました。学生たちはグループに分かれて事前に質問項目や質問の方法をまとめたインタビューガイド作成し、インタビューに挑みました。自分たちで考えた質問の意図が思い通りに伝わらないこともあって苦戦する様子も見られたり、逆に一つの質問から予想外に話が広がる場面もあったりしたようです。

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就職ガイダンスのようにも見えますが、学生がインタビューアーです!

大学生が企業の方と直に話をする機会といえば就職活動の面接の場になり、学生が「質問を受け、答える側」になります。今回のインタビューでは、就職活動とは異なり、学生が企業の方々に知りたいことを聞き出す「質問をする側」になるという、学生にとって貴重な機会となりました。ご協力くださった企業の皆様からも、これまでにない試みで新鮮だったという感想が多く聞かれました。

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インタビューの成果を中間発表で報告

プロジェクトの後半は、「広島で働くことの魅力」を見出すべく、各グループで直接企業の方々とやりとりを重ねました。その様子は、後編でお伝えしたいと思います。お楽しみに。

後編はこちら

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