人間生活学部 児童教育学科 ニュース

鈴木道子教授の最終講義が行われました
学会

2017年1月21日(土)に、幼児教育心理学会秋季講演会が開催され、鈴木道子特任教授の最終講義「保育の難しさ、保育の楽しさ~子どものこころに寄り添う保育とは~」が行われました。

鈴木先生は、1971年から広島女学院大学ゲーンス幼稚園教諭に赴任されました。1994年には園長に就任し、34年間にわたってゲーンス幼稚園で幼児教育に尽くされました。その後も、広島聖公会栄光幼稚園ならびに聖モニカ幼稚園で園長を務める傍ら、2007年に広島女学院大学幼児教育心理学科特任教授に就任し、保育者養成に力を注いでこられました。

当日は、天候が心配されましたが、在学生だけでなく、鈴木先生の教えを受けた卒業生や、親交の深い広島市内外の保育者が会場につめかけ、アセンブリホールはほぼ満席となりました。

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広島女学院の姉妹校である聖和女子短期大学での学生時代、鈴木先生は「キリスト教の精神に基づいた、一人ひとりの子どもを大切にする保育」と「子どもがすでに持っているものを引き出すことが教育の本質」という保育の原点を学ばれたそうです。また、鈴木先生らしいユーモアにあふれた体験や失敗談を交えながら、戸波和子先生、広瀬ハマコ先生、名倉啓太郎先生との出会いとその教えをふりかえり、理想とする保育実践と格闘した若き日々について熱く語られました。

講義の後半では、子どものごっこ遊び、ものつくり、自然と出会い、話し合いなどの場面をスライドで紹介しつつ、保育の難しさと楽しさについて教えていただきました。日常の生活のなかで、どのようにして子どもの主体性の芽を見つけ、どのようにそれをのばすのか、保育者の重要性を改めて感じました。

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講義の終了後、在学生、卒業生との茶話会が催され、思い出話に花が咲きました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

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