人間生活学部 児童教育学科 ニュース

小学校実習アーカイブ

初等教育実習Ⅱ(小学校実習)のレポートです。

広島市立段原小学校5年生の教室に入ると、子どもたちが明るい声で友達と笑いあっています。
そして実習生は、教卓に立ってこれから始める授業の準備をしていました。
チャイムが鳴った瞬間に子どもたちの背筋が伸びて、元気な日直の挨拶で授業が始まりました。
実習生は、テンポよく算数の授業を始めました。
導入部分では、小数÷小数の計算の仕方について、わる数を整数になおすと答えを求めることができるという既習事項を想起させながら、児童の発言を電子黒板に書き込んでいました。

①小学校実習.JPG
児童の説明

②小学校実習.JPG
児童へ質問

子どもたちのノートには、ねらいが書かれ、自分の考えをかくところやまとめを書くところなど、日常的にきちんと書く習慣が定着していることが伝わってきます。
授業後にふりかえりをすると、普段から担任の先生の言葉やクラスの習慣を観察して、それを応用して授業を進行したのだそうです。
段原小学校の校長先生を始め、担任の先生、研修部の先生、教職員の皆様、日々きめ細やかであたたかいご指導をありがとうございます。

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 児童教育学科4年の越智こころさんが呉市立豊小学校で教育実習をさせていただきました。豊小学校は呉市豊町久比(大崎下島)にある全校児童36名の小規模校です。海の近くに立地する真新しい校舎で、「夢いっぱい 感動いっぱい 笑顔いっぱい ~ふるさとを愛し,共に生きる~」という教育目標のもと、児童たちは伸び伸びと勉学に励んでいます。
 実習生の越智さんは、家族的な雰囲気の中で多くの先生方から丁寧なご指導をいただきながら、密度の濃い実習を行っていました。3・4年生の複式学級に配属され、6月期の今回は観察実習と教材研究を中心に行い、9月期に授業実習を行う予定です。

教頭先生・越智実習生・校長先生.JPG

 実習指導をしてくださった3・4年担任の重舎なつめ先生の授業を拝見しました。複式学級では、教室の前方に4年生5名、後方に3年生4名のスペースが設けられており、それぞれの学年が別の教科を同時に学習していました。参観時には3年生が外国語活動(英語)、4年生が国語の授業を行っており、重舎先生は両方の学年を頻繁に行き来しながら授業を展開しておられました。各学年には教科ごとに学習リーダーが決められており、学習リーダーの児童は先生が他の学年を担当されている間に先頭に立って学習を進めていく役割を担っています。学習リーダーは先生の指導にしたがって責任をもって学習をリードしており、主体的な学習態度を育成する上で効果をあげているように感じました。

3年生授業(重舎なつめ先生).JPG

4年生授業(重舎なつめ先生).jpg

〔教育実習を終えて―4年:越智こころ〕
 豊小学校では複式学級も、そうでない学級も学習リーダーを中心に自分たちで授業を進めており、常に主体的に学習に取り組む児童の様子が印象的でした。先生方は児童の発言や机間指導の際の様子をよく把握され、児童の実態に即した学びの深まる発問をされていました。また、1年生から6年生までの全体の繋がりを意識し、見通しを持った指導をされており、とても勉強になりました。大好きな母校で、児童や先生方に恵まれ、温かい雰囲気の中で教育実習をさせていただけたことを本当に幸せに思います。毎日新しい学びや発見があり、実りのある2週間でした。9月の教育実習では、授業をさせていただくことになっています。今回の実習での学びを大切にし、良い授業ができるようしっかり準備し、努力していきます。


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3月10日に、2021年度の初等教育実習(幼稚園実習・小学校実習)に向けてのガイダンスが開催されました。

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対象の学生は、実習園・実習校に提出する書類の作成・提出方法の説明を受けました。

また、今年度に実習を経験した4年生(小学校実習:川邊愛美さん、幼稚園実習:山本若菜さん)から実習の報告とアドバイスがありました。

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先輩は、

「担当の先生に積極的に質問をする、子どもたちと積極的に関わるなど、先生側からと子ども側の両方の視点をもって学ぼうとする姿勢が必要」

「事前オリエンテーションで配属希望クラス・学年があれば伝えるとよい。配属が決まったら、発達段階の確認や学習内容の確認をして指導案作成につなげるとよい」

「事前指導の授業で実習日誌の記入ポイントを修得しておくと、保育に参加している時に大切な場面を捉えることができた」

「授業・保育実践してみると導入が大切だということに気づいた」

「板書指導を受けたり、板書計画を立てると、児童に分かりやすい板書ができるようになった。漢字の書き順を確認しておくことも必要」

など、実体験から振り返ってアドバイスをしていました。

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全体でアドバイスを受けた後の個別相談では、先輩が記録した実習日誌を見ながら、質問に答えていました。先輩が記入した日誌から実習の様子が鮮明に想像でき、自分が何を準備していけばよいのかが明確になりました。

このように、児童教育学科では実習前に心配の募る後輩の気持ちを、先輩たち、教員が支えています。

★児童教育学科の学生がシャレオ大学生コンサートに動画配信で参加しています。

 空にかかる虹を心に思い描きながら聴いてください!

 https://www.youtube.com/watch?v=zmrQpkq0qiI&t=7s

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