人間生活学部 児童教育学科 ニュース

2019年度第2回「牛田小学校で遊ぼう」~児童の遊びをサポート~
牛田小で遊ぼう

5月11日、児童教育・幼児教育心理学科の学生が、「牛田学区社会福祉協議会 こども福祉・教育部会」が主催する「牛田小学校で遊ぼう」(毎月第2土曜日に開催)のボランティアに参加しました。

今回は、グラウンドでドッチボール・野球等の遊びのサポートをしました。

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活動に参加した学生は小学校教員が進路希望です。 参加した学生の感想を次に掲載します。

「今回の牛田小学校で遊ぼうのボランティアは私が大学生になって初めてのボランティアでした。5月にしては暑く、とても大変でした。牛田小学校は児童数が多く、学校の昼休憩などに自由に校庭で遊ぶことができないのだそうです。そのため子供たちは楽しみにしていたのか、始まる前にも校門のところに集まってそわそわしていました。高学年の子どもたちはベンチでスライムを作っていたり、日陰でおしゃべりしたり、校庭で遊ぶだけではなく、友達と集まる場所としても使われていました。それは、校庭を解放するというきっかけがあってこそだと思うので、とても良いことだと思いました。また遊ぼうね!と言われたので、また行きたいです。」

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「私は今回、『牛田小学校で遊ぼう』に参加したことで普段接したことのない年齢の子ども達とたくさん触れ合うことができました。 この日はグラウンドで自由に遊ぶという日で、とても暑い日でしたが、汗をかきながら精一杯楽しそうに遊ぶ子ども達といると自然と私もエネルギーチャージされました。 1~6年生の幅広い年齢の子の遊びに転々と参加しました。また、児童の弟や妹も来ているので、3・4才くらいの幼稚園児と遊ぶことができました。『お姉さん、一緒に遊ぼう』と積極的に話しかけてくれる子が多いので緊張や不安は全くありませんでした。 私も積極的に自分から子ども達に声をかけて遊びに入れてもらいました。その中で気づいたことは『遊びに入れて〜』と声をかけると、ほぼ全員の子ども達が嬉しそうに『いいよ〜』と応えてくれることです。そのおかげで自然と子ども達の輪に入ることができて、私自身がボランティアを楽しむことができました。 印象的だった出来事もありました。3年生くらいの男の子がバスケのシュート練習で喧嘩をしていたので、私は何とかして仲直りさせようとしていました。しかしなかなか仲直りしないので困っていると、ふと目を離したうちに子ども達は何事もなかったかのように仲直りしていたのです。私はその姿を見て、子ども達は3年生くらいになると、大人が干渉しなくても本人達のタイミングで喧嘩を解決することが出来ることが分かりました。」

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「私はこのたび『牛田小学校で遊ぼう』に初めて参加しました。ボランティア活動自体はじめてでとても緊張していましたが、ボランティア活動の内容はいたってシンプルで、子どもたちと9時~12時の3時間一緒になって遊ぶというものでした。土曜日の午前中しかも炎天下のなか、わざわざ学校に来て外遊びをする子なんて正直そんなにいないと思っていましたが、実際は多くの子どもや親子連れでいっぱいになりました。それもそのはず、牛田小学校は現在全校児童が1,000人以上在学しており、普段の大休憩などは外遊びができる学年が決まっており遊び方にも制限がかっているので、子どもたちは自由にグラウンドを使える月に一度のこのイベントを楽しみにしていたのです。 まずは3年生の男の子たち数人とドッヂボールをしました。私自身何年もしていなかったので、一緒になって楽しみました。気温も高く日差しも強かったので15分に一回は給水を促すことだけ気をつけるようにしていました。続いて野球をすることになりました。ここで面白かったのが、2チームに分かれた後どちらのチームがカープなのかと言い合いになっていたのです。しまいには「お前はジャイアンツっぽいんじゃけん、ジャイアンツにしろや!」とまで言い出し、ほんとに喧嘩しかねない勢いでした。結局片方はcarp 、もう片方は広島東洋カープという表記の違いで落ち着きました。喧嘩の内容も解決の仕方も、今の私では想像できなかったもので驚きと同時にほほえましい気持ちになりました。いざ野球を始めてみると、さすがみんなカープを見て育っているだけあってすごく上手にゲームを進め、むしろ私のほうが教えてもらうことばかりでした。私も負けてはいられないと本気でバッティングすると、なんとソロホームランを打ってしまい、たちまち小学生男子にモテモテになりました。その後も、給水をこまめに取りながら楽しく遊び、気がつけばあっという間に三時間が過ぎてしまいました。 自分から水分補給しにいける子、熱中しすぎて声をかけないと給水しない子、てきぱきとルールを説明してくれるしっかりした子、あまりしゃべらないけど質問にはちゃんと答えてくれる子などいろんな子がいることを再認識し、改めて小学校の先生が背負っている責任感を少しではありますが感じました。」

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学生は、卒業後の教職生活に向けて、子供たちと遊びながら、児童同士の交流の様子を観察し、声掛け等を学んでいます。

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