人間生活学部 児童教育学科 ニュース

授業の一コマを紹介します(「児童教育基礎セミナーⅢ」-絵本の読み聞かせ発表)
授業紹介

2年生対象の授業「児童教育基礎セミナーⅢ」では、オムニバス(複数の教員が一つの授業の中で別テーマの講義を行う)のスタイルで、実践を意識した様々な授業を行っていますが、そのなかで年齢的発達に合わせた絵本の読み聞かせについてを学び、班ごとに発表を行いました。子どもたちが読み聞かせの際にどのような反応を示すのか、またそれに対して保育者はどのように応じたらよいのかについて意見を出し合い、読み手と子ども役に分かれて実演を行い、クラスで感想・意見交換を行いました。

この班では、3歳児向けの読み聞かせについて考え、発表を行いました。始まる前には手遊びをして子どもの注目を集めたり、必要な場面では、絵本の中に登場するものに指さしをして子どもの内容理解を助ける工夫などもしました。

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この班では、4歳児向けの読み聞かせについて考え、発表を行いました。絵本を読み終わった後に子どもたちから発せられそうな言葉や素朴な疑問をいくつも考え、それに対する保育者の受け答えについても班のアイデアを示すことができました。

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この班では、5歳児向けの読み聞かせについて考え、発表を行いました。子どもたちの集中を妨げることなく、それぞれが絵本の世界を十分に味わえるように読むことを心がけました。大げさな表現は用いず、淡々と読み進めながらも棒読みとは全く異なる、読み聞かせの奥深い世界と難しさを実感しました。

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班ごとに読み方や子どもへの対応について工夫があり、学生一人ひとりの中で引き出しが増えました。また、実演後のディスカッションを通して、それぞれの保育観や子ども観にも触れ、自身の保育観・子ども観について考えるきっかけにもなりました。

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