人間生活学部 児童教育学科 ニュース

幼児教育心理学科設立10周年記念特別講演会を開催しました
学会

幼児教育心理学科では、10月8日(土)ランバスホールにて幼児教育心理学科設立10周年を記念し、京都大学総長の山極壽一氏をお迎えして「ゴリラからみた人間の子どもの不思議」というテーマで特別講演会を開催しました。

講演会には、在学生、公開セミナー受講者をはじめ、京都大学の関係者の方々、幼稚園・保育園の方々、そして当日の一般参加の方々など、学内外からおよそ560名が参加しました。

公開セミナーに参加予定の方々に対して、山下京子共通教育センター長より御礼のあいさつがあり、続いて幼児教育心理学科設立10周年を記念いたしまして、中村勝美学科主任よりごあいさつがございました。

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なお、講演に先立って、スライドショー「幼児教育心理学科の10年の歩み」の上映、講演のテーマに関連して学科の学生による「食いしん坊のゴリラ」の手遊び歌の披露が行われ、幼児教育心理学科の歴史や特色について、紹介がありました。

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講演では、「ゴリラから見た人間の子どもの不思議な特徴」、「なぜ人間の赤ちゃんはよく泣くのか?」、「人間はどのようにして共同保育をしてきたのか?」、「共感は遊びによって作られる」などなど、ご自身のゴリラをはじめとする類人猿の研究をもとに、人間の発達の特徴や育児の仕方の特徴について、お話しいただきました。

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また、昨今の社会変化の中で人間の大切な特徴である共感する力が失われてきていることに対して警鐘を鳴らされており、参加した学生からは「このような問題に対して、将来保育者になった際には取り組んでいきたい」という意欲が語られました。

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幼児教育心理学科では、今回の特別講演会を機に、幼児教育心理学科設置の歴史に思いを寄せ、また新たな一歩を踏み出す意欲を強くしました。

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講演会終了後、幼児教育心理学会役員
山極先生を囲んで、記念撮影

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