人間生活学部 管理栄養学科 ニュース

食育サークル

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 10月20日(木)の木曜日チャペルにて、食育サークル部長、管理栄養学科3年生の菅 葉菜未 さんより『るうてる食堂クレヨン活動報告』のお話がありました。この活動は、日本福音ルーテル広島教会の立野先生にご縁を頂いてのものです。先日の学科ニュースでも紹介していますので、是非ご覧ください。

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 るうてる食堂は、こどもだけではなく、幅広い年代の方が参加できるのが特徴です。いろいろな人と繋がることができる場であり、親子で参加している方、子ども2人だけ、お年寄りの方、赤ちゃん連れの家族など、様々な方が訪れています。

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 るうてる食堂は、参加者同士が知り合うきっかけになったり、情報共有の場所ともなっています。いろいろな人とつながることができるので、安心感がうまれ、SDGsの10と11の目標達成にも寄与しています。

 10. 人や国の不平等をなくそう
 11. 住み続けられるまちづくりを

 また、賞味期限が近い食材、出荷期限に外れた食材も用いるため、フードロス削減に貢献し、SDGsの12(つくる責任つかう責任)の目標達成にも寄与しています。 

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 活動には、4月から8月前半までは、第2第4火曜日に、配膳作業を中心として携わらせていただいたとのことです。そして、8月23日には、学生9名での『女学院ごはん』提供を、調理業務を含めてさせていただくことになりました。

IMG_2947変更.jpgIMG_2951変更.jpg 当日は、ボランティアの方々や先生方、参加した学生など全員の協力を得て、無事提供することができました。実施後にサプライズでいただいた参加者の直筆の感想からは、その筆遣いからどんな方が書いてくださったのか楽しく想像するとともに、『苦手だったのに食べてくれた』とのお母さんのメッセージなどからは、がんばって立てた献立が相手の方に伝わった喜びを戴きました。
 また、調理場に何人入るか、教会にある調理器具の把握も必要であり、大学での大量調理実習は経験していても、それとは違った環境で同じような食数を作るとなると、難しいという発見もありました。

IMG_2957変更.jpg るうてる食堂でのボランティアでは、家族や子どもたちが楽しそうに食べてくれていることが、喜びだったとのことでした。
 第2弾への期待も大きいようです。またぜひ、ご活躍くださいね。

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9月10日(土)にフタバ図書TSUTAYA MEGA 中筋店で開催された、お惣菜販売イベントに管理栄養学科の1年生が参加しました。

このイベントは、県内の4つの大学(広島修道大学、広島文教大学、比治山大学、本学)と株式会社フタバ図書様、パレイヤ紀元株式会社様の連携事業として実施されました。各大学の学生達が考案した5種類のおかずを、パレイヤ紀元株式会社様に製造していただき、学生達は、店頭での販売のお手伝いやPRブースでのレシピ配布などを行いました。

本学からは、食育サークルが考案した【グリルチキンのしまなみリーフソースかけ】が採用されました。

おかずセット2-1.pngグリルチキンのしまなみリーフソースかけ2.png

販売の様子-2.png売り場の様子-2.png

実際に購入して食べた方のアンケートでは、8割近くの方から味が「良かった」との回答があり、多くの方に喜んでいただけたことが分かりました。

参加した学生たちは、お客様や一緒に活動した他大学の学生達などとの関わりを通して、食育活動の面白さを体感したようです。学生達からの感想もご覧ください。

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○参加した学生達の感想

今回の活動で食材の活用の仕方の知識の幅を広げつつ、実際にお客さんの様子を知る事が出来たためとても良い経験となりました。他大学の管理栄養士を目指す学生と関わる機会や、その人達が考案したおかずを知る機会はなかなか無いため、栄養に関する知識や経験としても濃いものになったと思います。また、販売したおかずに対して、購入して下さった方から良い評価を多く頂けたことを嬉しく思いました。

1年 H.M

今回のイベントを通して他大学や企業の方、中筋の地域の皆さんとたくさん関わりました。1番印象に残ったのは、しまなみリーフを育てている農家さんが尾道からわざわざ来てくださったことです。自分が育てた野菜を誇りに思っているのだと感じたと同時に地域の食材を使ってレシピを考えることの魅力に気づきました。今まで、体験した事の無い経験ができとても楽しかったです。今回の参加したことをきっかけに色んなイベントに参加してみたいと思いました。

1年 A.N

事前の打ち合わせなどには予定が合わずほとんど参加できませんでしたが、当日は参加することができ、とても良い経験ができたと思います。店頭で呼び込みを行うと、目をとめて買ってくださる方もおられ、とてもうれしかったです。また、他大学の先輩方とお話しする機会もあり、良い交流ができたと思います。とても貴重な経験でした。

1年 S.H


これからもいろんな食育活動を通して、食の大切さや魅力を発信していけると良いですね。

ご来場くださいました皆様、ありがとうございました。

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8月28日(日)に管理栄養学科妻木陽子准教授の主催による、食物アレルギーを持つ子どもとその保護者を対象としたデイキャンプを本学で開催しました。新型コロナウィルスの感染状況を踏まえ、今年は、対面とオンラインどちらでも参加できるハイブリッド型で行いました。

今年で13年目を迎える「食物アレルギーっ子のDAYキャンプ」。リピーター参加もあり、交流の輪が広がっています。
食物アレルギーは、食事制限など日常生活のなかで管理が必要な疾患です。小児での発症が多いため、患者だけでなく保護者のフォローや周囲の理解が求められます。
このデイキャンプの目的は、食物アレルギーに関する知識や情報提供を行うことと、参加者同士の交流の場を設けることです。

プログラムは、講演会、意見交換会、昼食、レクリエーションでした。
午前は、しらお小児科アレルギー科クリニック院長 白尾謙一郎先生の講演会と意見交換会を行いました。
今年は初めて食品企業やスーパーマーケットの方々もご参加くださり、食物アレルギーの食事管理について理解を深める時間となりました。

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<オンライン参加の方とも記念撮影!>

保護者の方が講演会と意見交換会に参加している間、子どもたちは学生スタッフと一緒に遊びました!

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デイキャンプで提供する昼食やおやつは、7大アレルゲン(卵、乳、小麦、そば、ピーナッツ、えび、かに)を全て除去した献立で、参加者みんなが同じものを食べることができます。使用する食器や調理器具もすべてアレルゲン除去食材専用とし、通常の調理実習で使用するものと分けて管理しています。

メニューはこちらです!!

【昼食】コーンクリームパスタ、ミートローフ、かみかみサラダ、おひさまゼリー
【おやつ】ブラウニー

新型コロナウィルス感染対策として、今年は家族ごとに食事を楽しみました。
昼食後は、家族でブラウニーにアイシングをしました!

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午後からは家族でウォークラリーを楽しみました!大学の建物を回り、謎解きクイズに答えてシールを集めました。とても暑かったですが、子どもたちは元気に走ってクイズを楽しみ、ゴール場所では昼食後にアイシングをしたブラウニーをもらいました。

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デイキャンプの運営にあたって、昼食やおやつの献立作成をはじめ、レクリエーションの準備や会場の飾りつけ、会の進行などまで、妻木ゼミの学生が主体となって春から企画し、準備を進めました。将来、管理栄養士をめざす学生が、食物アレルギーを持つ子どもやその家族と触れ合い、患者や家族の気持ちを知ることができる貴重な教育の場となっています。

最後に全員で集合写真を撮りました!

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妻木ゼミの学生コメント

今年のキャンプでは、災害時でも袋調理で食べることができるアレルギー対応食として、コーンクリームパスタを提供しました。また、不足しがちなカルシウムを摂れるよう、小松菜や切り干し大根、豆乳ヨーグルトを使用しました。当日は、「とても美味しかった」「家でも作ってみたい」と参加者の方から聞き、達成感を感じました。そして家族全員で同じ食事を楽しそうに食べている姿を見てとても嬉しかったです。初めてのハイブリッド型デイキャンプでしたが大成功に終えることができました。

デイキャンプで提供された献立レシピについては下記をご覧ください。

食物アレルギーっ子のDAYキャンプ2022レシピ

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