3日目 2月21日
本日は、ハワイ大学に行き、登録栄養士の鈴木先生から講義を受講しました。
現在のアメリカの食事の課題と対策について具体例を交えながら深く学ぶことができました。肥満の問題では、食事の量やサイズが大きいこともありますが、野菜よりもジャンクフードの方が価格が安いため、エネルギーや脂肪が多いジャンクフードを購入してしまうことも肥満が増えている原因のひとつだそうです。また日本のように国民皆保険制度ではないので、保険に加入していないと健康診断を受ける機会がなく健康問題に気づきにくい環境になってしまうようです。
講義のあとに、ハワイ大学の敷地内にあるカフェテリアを訪れ、バックヤード見学と給食システムについて詳しく説明していただきました。
カフェテリアはバイキング形式になっていて、ピザやパスタ、肉料理、サラダなどたくさんのメニューがありました。ケーキやアイスクリームも食べ放題でしたが、各自が好きなだけ食べられるので、どの料理を選べば良いのか、適量はどれ位かなど学生がきちんと把握をする必要があると感じました。その他、アレルギー対応などもされていました。
学生は途切れることなく活発に質問をし、質問が終わったころにはカフェテリアのランチが冷えているほどの熱意を感じました。
カフェテリアで昼食をとったあと、講師の鈴木先生のご厚意により、急遽、スポーツ栄養学を専門にされているAlan Titchenal先生の授業を受講させていただくことになりました。
スポーツ栄養学の専門的な内容でしたが、学生は皆、真剣に授業を聞き、自分の知識を振り絞り、少しでも理解できるように努めました。さらに、授業終了後に、積極的に質問をおこない、スポーツ栄養学の知識を深める貴重な機会となりました。
ハワイ大学での授業のあと、ワイキキから東に位置するダイヤモンドヘッドに登頂しました。最高の景色に大盛り上がりでした。
ホテルに戻り、市川先生、妻木先生とスカイプを通じて、これまでの研修内容についてディスカッションをおこないました。学生一人ひとりが成果や反省点について思いの丈を話すことで、これまでの研修について振り返る良い時間となりました。
明日の研修は、ワイアナエコースト総合保健センター、有機栽培農場、牧場、チーズ加工工場に訪れたあと、夕方にホームステイに行く予定となっています。
これまでの反省点を活かし、今日の自分を乗り越えていく気持ちで明日の研修に臨みます。
引率:土谷
参加学生の感想
3日目が終了しました。本日はハワイ大学を訪れ、まず初めに、RD(registered dietitian ; 公認栄養士)である鈴木先生からアメリカの肥満についてお聞きしました。アメリカが肥満大国ということは知っていましたが、食べ物だけでなく自動車やエスカレーターなどの機器に頼った生活も肥満の原因に繋がっているということを知ることができました。その後、ハワイ大学のカフェテリアを管理されているOjiriさんに、カフェテリアの案内と大学の食事システム全般についてのプレゼンテーションをしていただきました。ベジタリアンやビーガンへの食事も提供されており、学生に食べることの楽しさを伝えようと工夫がなされていました。お二人のお話はとても興味深く質問が絶えず、とても充実した時間になりました。明日も自ら進んで行動し、より多くのことを吸収していけるように頑張ります。
管理栄養学科1年生 上野さん、山下さん、吉田さん
今日は専門的な学びがたくさんできましたね。Skypeで会話をした際には、学生それぞれが自分の意見や考えを持っていて次々と話が進み、とても熱意を感じました。気が付けば、1時間半もディスカッションしましたね。
明日は、今日よりもっと多くの気付きを得て、たくさん質問ができるよう頑張ってください。
管理栄養学科:市川、妻木
バックナンバー
2日目 教会でのランチ提供
次の記事
4日目 保健センターと農場・チーズ加工工場の見学
-
-
2日目 2月20日
フィールドワーク2日目。今日のハワイは終日晴天に恵まれて過ごしやすい一日でした。
今日は、Harris United Methodist Church(ハリス教会)で開催される朗友会でのランチ提供です。
ハリス教会は、広島女学院の創設者 砂本貞吉先生が立ち上げに関わられ、2代目の主任牧師も務められており、本学とはとても縁の深い教会です。
また朗友会は、毎週、高齢者の方が集まってクラフトなどを行う交流会で、本学海外フィールドワーク第1回の時からお世話になっています。
英語でおこなった年越し蕎麦とおせちのプレゼンテーションは、盛り上がり、教会の皆さんに楽しんで頂けました。特に、提供した蕎麦や甘い黒豆が珍しいということで、非常に興味をもたれていました。
厨房での調理風景です。この日のために、何度も試作を重ねました。
提供したランチは、"年越しそば、いんげんのピーナッツバター和え、紅白なます、黒豆、フルーツヨーグルト" です。
また、ランチの提供までの間、皆さんと短冊を組み立ててメッセージカードを作成しました。メッセージカードはちょっとした仕掛けがあり、折りたたむと書いた文字が隠れる仕組みとなっています。そのため、皆さんはその仕組みに興味を惹かれていました。
学生の皆が、約半年間かけてしっかりと準備したことが実を結び、良い成果を出すことができました。一つの山場を越えて一皮剥けたように感じます。
ランチ提供後に、夕方から週に1回のみ開催されるホノルルファーマーズマーケットに行き、地物で採れた野菜や果物を見学しに行きました。また、そこで出店している屋台で、フレッシュジュースや簡単な軽食をとりました。
その後、時間的に日の入りの時間だったため、ワイキキビーチに行き、サンセットを見に行きました。本日は快晴ということもあり、地平線に沈む太陽を拝むことができました。
引率:土谷
朗友会でのランチ提供は、皆さんに喜んでいただけたようで良かったですね。何よりも学生の皆が最初の大きな課題を成功させて、今までの授業では見たことが無いくらいの充実した様子で取り組んでいるのがとてもうれしいです。
素敵なサンセットも眺められ、充実した一日でした。
明日は、ハワイ大学で栄養についての専門的な授業ですね。英語もたくさん使ってがんばってください!
管理栄養学科:市川、妻木
バックナンバー
ハワイ到着!
次の記事
3日目 ハワイ大学
-
-
1日目 2月19日
日本時間の2月19日の夜に成田を出発し、ハワイ時間の19日早朝にハワイに到着しました。
ホノルルはあいにくのお天気です。
睡眠不足の学生もいるようですが、笑顔が見られますね。
1日目は、明日行うハリス教会でのランチ提供の準備です。スーパーで食材を購入し、ハリス教会に挨拶に伺いました。
教会のキッチンにて調理手順の確認をしました。約30食を調理して提供します。
明日は、提供するランチや日本の伝統(お正月)について英語でプレゼンテーションを行います。
ホテルに戻って、プレゼンテーションの練習をしました。ハリス教会の皆さんに楽しんで頂けるといいですね。
参加学生の感想
無事、ハワイに到着しました。時差ボケもある中、皆で明日のハリス教会でのランチ提供に向けて買い出しを済ませ、ホテルでプレゼンテーションの練習も行いました。買い出しで行ったドンキホーテでは日系人の方が多く、日本の食材もたくさん売られており親近感が湧きました。また店員さんに英語で品物の場所を聞くなど積極的に動くこともできたので、明日もこの調子で積極的に自ら行動していきたいです!
明日、これまでの練習の成果が出せるよう、今日は早く寝て、明日の活動を精一杯頑張ろうと思います。
管理栄養学科 2年 秦さん、竹内さん
長時間の移動と時差で疲れも出ていますが、積極的に行動ができているようで嬉しいです。
今日はゆっくり休んで、明日に備えて下さい!
管理栄養学科:市川、妻木
バックナンバー
管理栄養海外フィールドワーク 出発!
次の記事
2日目 教会でのランチ提供