人間生活学部 管理栄養学科 ニュース

海外フィールドワークアーカイブ

海外フィールドワーク
最終日 2月27日

10日間の日程をすべて終え、予定通り、成田へ向けて出発しました。ハワイでの最後の集合写真です。

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その後、成田から広島空港を経て、日本時間2月28日の21時頃、広島駅まで帰ってきました。

広島空港にて、海外フィールドワーク最後の写真です。

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2月19~28日の期間でハワイで行われた管理栄養海外フィールドワークを無事に終えることができました。保護者の皆様、教職員の皆様、研修先での皆様のご協力のもとで無事に研修を終了できたことを感謝申し上げます。

今回の研修を通して、学生は、挫折、苦労、達成感などを経験し、大きく成長できたと確信しております。研修を成功させるために、みんなで協力しながら課題に取り組むことで、目標を成し遂げる達成感を経験できたことと思います。ぜひこの経験を活かし、皆さんの今後の人生に役立ててほしいと思います。

私自身も引率者として学生たちと研修を共にすることで、多くのことを学ばせていただきました。このような管理栄養海外フィールドワークという素晴らしい研修に参加させていただき誠に感謝申し上げます。

引率:土谷 佳弘

今年も海外フィールドワークが無事に終了しました。

学生からフィールドワークを終えての感想を寄せてもらいました。この10日間で大きく成長したことが伺えます。

学生の感想

自分の意志を持つこと、行動すること、感謝の気持ちを表現すること・・・この経験を糧に、これからの学校生活をより充実させ、日本や海外で活躍できる「ぶれない個・私・人格」を持った女性、そして管理栄養士となることを期待しています。

今後は、オープンキャンパスやチャペル、新入生オリエンテーションなどで活動報告をいたします。ご期待下さい。

今年で5回目となった海外フィールドワークですが、多くの方のご協力のお陰で、内容も年々より充実したものとなっております。来年はどのような研修内容になるのか、新しく参加する学生とこれから1年間で築き上げていきたいです。

皆さまのご協力に心から感謝しております。ありがとうございました。

管理栄養学科:土谷・市川・妻木

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8日目 ハワイ大学での講義と女学院同窓会との茶話会

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8日目 2月26日

管理栄養フィールドワークは本日で最後となりました。

午前中は、再びハワイ大学マノア校を訪れて、母子保健の講義に参加いたしました。母子栄養学を専門にされているCarolyn Donohoe先生に、乳幼児に対してどのような栄養素を提供することが重要なのかわかりやすく教えていただきました。講義後に個別に質問の時間をとっていただき、日本とアメリカの母子栄養の対応の違いについて深く学ぶことができました。専門的な講義でしたが、学生はなんとか理解しようと必死に受講し、質問をしていました。なかな経験できない貴重な時間となりました。

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午後から女学院同窓会の方々とチーズケーキファクトリーで茶話会をしました。ハワイの日系人の歴史や海外でのこれまでのご経験などを伺い、有意義な時間となりました。
また、チーズケーキの一皿のカロリーが1700kcal となっていることに驚きました。

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研修最後ということで、ホテルのレストランで研修最後の食事会を行いました。

先生方や研修先の方々のコメントを伝え、学生一人ひとりがこれまでの研修についてコメントしました
どの学生のコメントからも、研修が進むに連れて積極的な発言や行動ができるようになり、まだまだ自分はできるという自信や意欲が向上したことを実感できました。一方で、各々の課題が見つかりましたので、日本に帰国してからも継続して、その課題に取り組んでいくことを約束しました。

学生が日に日に成長する姿を間近で見届けることができ、指導者として大変に貴重な経験をさせていただきました。
ご家族の皆様、教職員の皆様、そして研修でお世話になった皆様に心から感謝申し上げます。

帰国まで、引き続き安全第一につとめて参ります。

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引率:土谷

参加学生の感想

研修最終日、名残惜しい気持ちでいっぱいでした。午前中はハワイ大学で母子保健についての講義を受けました。まだ母子保健についての知識が十分ではありませんでしたが、アメリカの母子保健システムを知ることができ、とても興味深かったです。今後の学びで日本と比較してみようと思います。アメリカには1974年に設立された、『WIC』という母親や乳幼児の栄養問題についてサポートする機関があるということです。具体的には、どんな食べ物で、どのような調理をすればよいかをアドバイスしたり、母乳育児のカウンセリングを行ったりしているということです。母親向けの動画も作られており、WICの活動内容がよく分かりました。また、ハワイの伝統料理であるポイ(タロイモを潰して発酵させたもの)を離乳食として扱っているということが印象的でした。哺乳瓶の中にいれて持ち運ぶのはよくないことや、バクテリアを含んでおり、乳児の初めての料理として勧められていることなどが分かりました。この講義を紹介して下さった、先日ハワイ大学でお世話になった鈴木先生に感謝したいと思います。

午後は女学院の同窓生の方々と茶話会をしました。女学院の歴史や、つながりを大切にしてこうという思いが強くなりました。また、アジア系の人は欧米の国では差別されたりすることで自分を出せない人もいるが、ハワイには日系の方が多く、日本人が受け入れられやすい場所であるため、先輩方の自信や強い意志を感じました。私たちもyesかnoかはっきりとした考えを持ち、それを言葉にできるような管理栄養士になりたいです。

管理栄養学科1年生 上野さん、 山下さん、 吉田さん

研修最終日も充実した内容でしたね。ハワイ大学での講義は、今年は追加で2回受講させていただけるというチャンスに恵まれ、非常に有意義な時間でしたね。専門的な内容で1・2年生には難しかったかもしれませんが、これからの学びに繋がることでしょう。

同窓会の皆様とは、2年前から交流させていただくようになりましたが、いつも温かい励ましやご助言を頂いて、卒業生とのつながりはとても心強く感じます。いろんなお話ができたようですね。

この研修を通して、学生一人一人が大きく成長できたことでしょう。元気な帰国を祈っています。

管理栄養学科:市川、妻木

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7日目 スーパーマーケット・チョコレート工場・小学校での研修

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帰国

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7日目 2月25日

午前中は、オアフ島の東に位置するカイルア地域に行きました。カイルアにあるホールフーズマーケットというオーガニック食品を扱うスーパーマーケットで見学を行いました。

ホールフーズマーケットで売られている商品の特徴について詳しく学ぶことができました。学生は、限られた時間の中で各々の資料集めに奔走していました。

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ホールフーズマーケットを訪れたあと、近くにあるマノアチョコレートファクトリーを訪れました。

この工場では、チョコレートの実の発酵からテンパリングまですべての工程を手作業で行なっています。また、原料にもこだわり、指定した原産地のチョコレートのみを使用しているとのことでした。生のチョコレートの実の試食やチョコレートの製造過程のテンパリングを体験させていただきました。

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マノアチョコレートファクトリーの研修を終えたあと、カハラ地域にあるウィルソン小学校を訪れました。食堂に行くと小学校の児童たちは、学生たちに非常に興味を示し、会話をしながら楽しくランチをいただきました。

ランチのあと、登録栄養士の方に給食施設のシステムやランチメニューの決め方などを教えていただきました。また、ディスカッションを通して日本とハワイの小学校給食施設の違いについて学ぶことができました。

明日はハワイ大学での講義と、広島女学院ハワイ支部同窓生の方々とのお茶会です。

引率:土谷

参加学生の感想

ホールフーズマーケット

今日はまず、ホールフーズマーケットに行きました。店自体がオーガニック認定を受けているため、陳列されている食材はもちろん、シャンプーなどもオーガニックのものでした。保存料や着色料などの化学物質を使わず、無添加なため、オーガニック認定を受けていないものよりは値段が高いと感じました。しかし、Prime Americaというメンバー会員になると約10パーセント割引で商品が買えるので、普段より安く手に入れることができることを知りました。日本のオーガニックの商品は普通のものより倍ぐらい高いですが、ハワイではこのような取り組みを行っているからこそ、いろんな人にオーガニック商品を手に取ってもらえるのだと感じました。お肉では飼育の仕方ではグレードがあり、動物に対しての刺激は少ないかどうか、動物がストレスが溜まらず、自由に動けるスペースがあるかなどの基準を満たしたものが売られていました。ホールフーズマーケットは、生産者から製造までの過程が全て分かっているので、安心して食を選択できる環境にあると思いました。

マノアチョコレートファクトリー

マノアチョコレートを見学させていただきました。カカオの生産過程、チョコレートの製造過程などを教えていただきました。中でも印象に残ったのがダイレクトトレードといって、卸業者からカカオを仕入れるのではなく、実際にどの農家からなのか、どの場所でカカオが生産されているのかなどに強いこだわりを持ち、値段は高くなってしまいますが、高品質のチョコレートを提供できるように心掛けられていることです。大量生産されている工場などで作られ、安価で手に入るチョコレートは、どこで作られたかの情報は入ってきますが、原材料がどこから来たかは分かりません。しかし、原材料を作ってくれた方々のことを考え、どこの農家で農家の人たちが頑張って作ってくださったのかも考え、カカオがどこから来たのかきちんと分かるようにしてあるそうです。この話を伺って、材料の情報が分かることでどれだけの努力や手間暇がかかっているかが分かるので、農家の方に感謝することができ、人にも優しい生産過程であると感じました。大量生産をしている所では、大量生産することで安くなるため、賃金なども安くなってしまい、労働者のことを考えれていないとおっしゃられていました。原材料のルーツを分かるようにすることで、生産に関わった方々に感謝の気持ちを養うことができると感じたので、普段の食生活の中でも食料従事者の方々に感謝して生活を送っていかなければならないと思いました。

ウィルソン小学校

ウィルソン小学校では、給食についての話を伺うことができました。はじめに驚いたことは、牛乳は3種類あり、Milk 、Fat free milk、chocolate milkから選べるようになっていたことです。ほとんどの児童がchocolate milkを選択していました。給食を小学生と一緒に食べましたが、やはり野菜は多く残されており残食率も高いそうです。残食率が高くても、提供する器が変わると食べる子が多くなったりするそうなので、提供方法の工夫で少しはこの問題が解決できるのではないかと思いました。また、アレルギーのみならず、糖尿病の子・自閉症の子・腎臓病の子などさまざまな食事対応をされていることを学ぶことができました。保存料や添加物を基準以上入れてはならないという決まりもあるそうです。栄養価の面では、USDAのガイドラインに基づいた栄養価計算のソフトで栄養価計算などを行い、ランチメニューを決めているとのことです。日本に帰って、日本の食事摂取基準と比較してみたいと思いました。現地の児童と英語でコミュニケーションをとることもできたので、有意義な時間となりました。

管理栄養学科2年生:蔵田さん、 竹内さん

今日もたくさんの学びがありましたね。

チョコレートファクトリーとウィルソン小学校は、今年初めての研修先ですね。学校給食の基準や食事対応の違いなど、とても興味深いです。どのような様子だったのか、また詳しく教えて下さい。

明日で研修も終わりですね。広島女学院ハワイ支部の同窓生の皆さまと素敵な時間を持てますように。

管理栄養学科:市川、妻木

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6日目 日曜礼拝

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最終日 ハワイ大学での講義と女学院同窓会との茶話会

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