「まん延防止等重点措置」の適用を受け、児童教育学科でも一部の対面授業を除いて遠隔授業が再開したところです。
受験生のみなさんや成人を迎えたみなさんをはじめ、予定が急変してつらい思いをしている人も多いと思いますが、心を落ち着けて、身近な人たちと一緒に頑張っていきましょうね。児童教育学科一同、今一度感染防止に努めて支援していきます。
さて、今日は12月に行われた授業の紹介をします。
本学では4年生が教職課程における学びの集大成として「保育・教職実践演習」が位置づけられていて、4つのクラスに分かれて学んでいます。
これまでの教職課程で学んだことを振り返りながら、クラスごとに、様々な活動を通して実践力を磨き、現在の自分自身の課題を明確にするとともに、職業生活に向けての自信と意欲を高めています。
保育指導案発表の様子
3歳未満児の保育用教材1
3歳未満児の保育用教材2
これまでの実習での経験を生かして部分実習の指導案を作成し、一部実演を行いながら発表し、工夫されている点や改善点等についてクラスでディスカッションしました。
子どもの姿をふまえた上での望ましいねらいの立て方や、そのねらいを達成するためにはどうすればよいか、そして、子どもに伝わる言葉かけや安全面の配慮等、皆で真剣に議論し、アイデアを出し合いました。具体的な保育技術や対応の仕方だけでなく、幼児教育・保育において何を大切にすべきか、それぞれの保育観についても互いに見つめ直し、保育者として現場に立つための自信を培うとともに、現在の自分の強み・弱みや課題も見つかり、現場に出るまでに磨いておきたいことも明確になりました。
小学校模擬授業の様子
4クラス合同授業
本学非常勤講師であり、広島女学院ゲーンス幼稚園で長く園長職を務められたご経験もお持ちの、外部講師・菊野秀樹教授より、就職に向けての心構えの講義を受けました。
4月から幼児教育・保育の現場に立つ学生は、幼児の心のありようの実際についての理解を深め、保育者としての心構えを確かなものにすることができ、また、4月から小学校教諭となる学生は、幼児期の学び・育ちの実際についての理解を深め、幼保小連携の在り方への示唆を得ることができました。そして、一般就職をする学生も含め、全員が、メンタルヘルスを保ちながら息の長い職業生活を送っていくための心の持ちようについて、それぞれにヒントを得ることができました。
保育・教育をめざすみなさん、女学院大学の児童教育学科で一緒に学んでみませんか?
只今、特待生入試、一般選抜入試前期日程、大学入学共通テスト利用入試A日程の願書受付中です!
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12月11日(土)に、2022年度に入学することが確定した高校生のための事前学習・入学前プログラムが終わりました。
いろいろな制服姿の入り混じる教室で、緊張した面持ちの高校生たちも、活動に参加するなかで次第にうちとけていきました。
〔1時限目 児童教育学科へようこそ オリエンテーション〕
1時限目は、加藤美帆先生によるオリエンテーションで、大学で使用するクラスルームやMellyの紹介など、オンラインツールについて説明がありました。加藤先生は「保育の心理学」等を担当する、細やかで優しい先生です。
〔2時限目 音楽表現 手遊びシーン&ミュージックルームシーン〕
2時限目は、森保尚美先生による音楽表現の授業で、ミュージックルームの電子ピアノでわらべうたの旋律をひいたり、茶つぼで遊んだりした後、リズム室に移動して「はじまるよ」などの手遊びを覚えました。歌声が次第に明るくなっていきました。
〔3時限目 造形表現 wifiを設定しているところ〕
3時限目は、三桝正典先生による造形表現の授業で、折り紙を使った指人形で遊びました。折り方は同じでも、いろいろな色や表情の指人形ができて個性を表す楽しさを味わうことができました。
写真は、感染予防対策が徹底している図画工作室からGoogle Classroomが使えるようにWifiをつないでいるところです。
入学前プログラムは、早期に入学が確定した高校生が、気を緩めることなく大学の授業や課題、学習スタイルに慣れ、大学へ入学する前の準備を整えることを目的に実施されています。楽しさを味わうこともあれば、自分の力や将来に対して不安に思うこともあると思いますが、そんな経験を乗り越え、積み重ねながら、来春に向かってもらいたいものです。
これからもまだまだ入試は続きます。広島女学院大学で学ぶ人、集まれ!!
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小学校教育実践研究会では、11月11日に、「小学校教員採用試験の体験談」を聴く会をもちました。
今年度の小学校教員採用試験合格者のうち7名に出席を依頼し、第13期生(3年生18名)に向けて、自分の体験談を語ってもらいました。
その内容は、「一次試験に向けての学習方法、一次試験の様子、一次試験の内容、二次試験(模擬授業面接・個人面接)の様子、二次試験に向けての学習方法、二次試験の内容、及び後輩へのアドバイス」です。
事前に提出されていた、これらの項目についての回答(合格者全員分)を印刷し、当日の資料(A4版46ページ)として配付しました。
4年生の詳細で具体的な話に、3年生はメモを取りながら、真摯に耳を傾けていました。
最後に、3年生から4年生への質問タイムを設けたところ、来年度の小学校教員採用試験の受験を意識した質問が多く出されました。
その一つ一つに丁寧に答えてもらい、3年生は意欲を新たにしていました。
この「小学校教員採用試験の体験談」を聴く会は、小学校教育実践研究会の恒例行事の一つです。
会に出席して、よい刺激を受けた3年生が、来年度も、小学校教員採用試験の高い合格率を維持してくれるはずです。
自分の決めた目標に果敢にチャレンジした4年生も、これから超えようとするハードルに真摯に向き合っている3年生も頼もしく感じました。
小学校教育実践研究会の過去の記事はコチラ
児童教育学科では3年生よりゼミに分かれ、卒業論文や制作の学びがスタートします。
3年次の図画工作ゼミでは、自分の興味あるジャンル・作家・作品の研究を行います。その中で好きな作品の模写を中心に表現技法などを学んで行きます。
(写真1 絵本の絵の様々な表現)
現在の3年次図画工作ゼミでは、下のようなテーマで、個性溢れる研究をそれぞれが行っています。
・アニメーションの表現
・シュタイナー教育について
・絵本の絵の様々な表現
・消しゴムスタンプ
・切り絵
・飛び出すFACE
(写真2 切り絵)
現在学内のクックホール2階入り口ホールでは、模写を中心に取り組んできた作品を展示しています。
展示は来年度前期まで行っています。大学を訪れた際には、オープンキャンパスでもご覧頂けると思います!
学生の素敵な制作研究の一端を感じて頂けると思いますので、機会がありましたら、是非見に来てください!!
(写真3 展示風景)
図画工作ゼミを担当する三桝正典教授は、県内の幼稚園や小学校でワークショップや指導を依頼されるなど、アートの世界を子どもたちに提供する活動に取り組んでおられます。HPを見ているみなさんも、ぜひ本学でアートの魅力を感じてください。
過去のゼミ紹介の記事はコチラ