人間生活学部 児童教育学科 ニュース

今年も7月25日(月)から4年生が保育実習Ⅱ(保育所実習)に行き、実り多い日々を過ごしました。

保育職をめざす4年生にとって保育実習Ⅱは、卒業までに経験する実習の中でも最後の実習となるため、プレッシャーもひとしお。4年間積み重ねてきた座学での学びや、これまでの実習で得た経験を全てぶつけて挑みます。

3年次の保育実習Ⅰと同じ園で実習させていただいた実習生は、子どもたちの成長ぶりに思わず感動!自分を覚えてくれていて、さらに感動。子どもたちのためにもと、懸命に部分実習に取り組みました。うまくいったことはこれからの自信にかえて、新たな課題は、後期の講義や演習の中で、仲間たちとともに卒業までにしっかり取り組みます。

また、実習園で、生き生きと活躍する先輩の姿に出会い、一年後の自分を夢見て、公務員試験への意気込みを新たにしたり、少しでも多くのことを吸収して帰ろうと一層実習に熱が入ったりと、とても良い刺激を受けました。

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両端は実習生。中央は、この3月に本学児童教育学科を卒業して、公立保育士になる夢を叶えた仲野真央先生。

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複数の先輩が活躍するあこがれの園で生き生きと実習。午睡中の子どもたちとともに。

実習中の訪問指導で話をした実習生たちは、皆、それぞれに豊かな経験をしていました。各自が実習で得たものは、事後指導や後期の授業の中で仲間たちと共有し、さらに深めていきます。卒業までの期間での、彼女たちのさらなる成長に期待したいと思います。

最後になりましたが、児童教育学科卒業生の仲野真央先生と、写真撮影や掲載をこころよく許可してくださいました、あけぼの保育園の園長先生をはじめとする保育者・職員の皆様ならびに園児の皆様、そして実習生と園児のみなさんとの写真撮影・掲載をこころよく許可してくださいました、府中ひかり保育園の理事長・園長先生をはじめとする保育者・職員の皆様ならびに園児の皆様に、心より感謝致します。

*本学では、保育士資格取得のために、3年生(保育所と施設)と4年生(保育所または施設)で保育実習を実施しています。

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保育実習の訪問指導で訪問させていただいた保育園の乳児クラスで、子どもたちに信頼を寄せられる保育者の一人として、生き生きと活躍している卒業生の姿に出会うことができました。

あたたかな笑顔と優しいスキンシップでそっと子どもたちに寄り添うその姿には、この3ヶ月間の彼女たちのひたむきな努力の成果としてのほのかな自信が垣間見えるようで、とても頼もしく、今後の彼女たちの保育者としてのさらなる成長がとても楽しみになりました。実習生も、活躍する先輩の姿に刺激を受け、一層実習に熱が入っているようでした。

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おもちゃに興味をもった赤ちゃんに優しく言葉をかけている山本実優先生。

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午睡中に目が覚めてぐずってしまった子にそっと寄り添う宮本純礼先生。

子どもたちが、言葉かけに反応して思わず笑顔になったりつぶやきが漏れたりする姿や、優しく背中を撫でるその手のひらに安心して泣き止む姿には、一人ひとりの子どもたちとの確かな信頼関係が感じられました。これからも、子どもたちの健やかな育ちを支える保育者として、子どもたちとともにさまざまな経験を重ねながら、ますます大きく成長していってくれることと思います。大学時代の夢をかなえた彼女たちの明日が、ますます豊かなものとなっていくよう祈っています。

最後になりましたが、児童教育学科卒業生の山本実優先生ならびに宮本純礼先生と、写真撮影や掲載をこころよく許可してくださいました、府中ひかり保育園の理事長・園長先生をはじめとする保育者・職員の皆様ならびに園児の皆様に、心より感謝致します。


「夢を叶え輝く、卒業生の姿に出会いました1」は こちら

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子どもチャレンジラボ

児童教育学科「子どもふれあいサークル・くれよん」が、7月23日に「よるのとしょかん―ぬいぐるみたちの大冒険」を開催しました。

「よるのとしょかん」は、2015年から始まった地域の未就学の親子を対象とするイベントです。子どもたちが連れてきたお気に入りのぬいぐるみを預かり、図書館でぬいぐるみのお泊り会を開きます。ぬいぐるみが夜の図書館内を冒険している様子を写真撮影し、おすすめの絵本紹介と一緒にアルバムにして、子どもたちにプレゼントしています。

今年度は、11組27名の親子が申し込んでくれました。はじめに、学生によるパネルシアターや絵本を楽しんだ後、ちょっぴりさみしいぬいぐるみやお人形とのお別れ。

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この活動を支援するため、1、2年生を中心に20名の学生がボランティアとして集まってくれました。

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週明けの火曜日、ぬいぐるみと再会した子どもたち。アルバムと実際の様子を見比べながら、図書館内を見学しました。

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この活動を通して、子どもたちがますます絵本や読書を好きになってくれることを願っています。参加くださった地域の皆様、ありがとうございました。

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子どもチャレンジラボ

7月3日(日)に森のようちえんの活動をしました。
今回は1,2年生7名が企画運営し、11名の子どもたちとその保護者が森の散策を楽しみました。

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途中の広場では「風を感じる」をテーマに、風車とパラシュートを使って遊びました。

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午後からは「夏祭り」をテーマに、まつぼっくりすくいやしゃぼん玉遊び、水遊びをしました。子どもたちは、水に浮くまつぼっくりをじっくり眺めたり、ポイを使ってたくさんすくうことを楽しんでいました。

保護者の方は「2年間、夏祭りが中止になっていたので子どもとの夏祭りの思い出が止まっていました。今日、久しぶりにその雰囲気を楽しむことができました」とおっしゃっていました。

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活動を終えた後、さっそく活動の振り返りをしました。周囲の状況を把握して参加者の安全を確保すること、子どもたちの発想で多様な遊び方ができる遊びを準備すること、また、メンバーで協力し合って役割分担して準備することが課題として挙がりました。次回の活動へつなげていきたいと思います。

前の記事:森のようちえん 今年度の活動が始まりました

次の記事:第3回の森のようちえん活動をしました

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6月29日(水)に、2022年度の春季児童教育学会総会と講演会が催されました。
総会の議事内容は、2021年度活動報告や2022年度活動計画、決算予算及び役員の承認などがありました。

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学生による進行

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学生役員

続いて春季講演会として、筒井勝彦監督の「こどもこそミライ」という映画を上映しました。
1・2年生、3・4年生に分かれ、一堂に会して鑑賞しました。
保育士、幼稚園教諭、小学校教諭をめざす学生にとって、3つの保育の姿を率直に伝えるドキュメンタリー映画は、心動かされる体験になりました。

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映画の一場面

また、映画鑑賞後には、筒井監督に遠隔からトークタイムをとっていただき、感想を伝えたり質問に答えていただいたりしました。

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筒井勝彦監督

120人以上の学生から寄せられた感想文から、一部感想を紹介します。


複数の幼稚園の特色ある取り組みをリアルな視点から観察することができる映画で、とても多くのことを学ばせていただきました。1番印象に残ったのが円になって心のもやもやを互いに話し合う様子で、保育者は子どもの話の展開や発言をさり気なくサポートしていて、それだけでも高度なことなのに、時には子どもだけで話すよう促すその大胆さに感銘を受けました。(3年)

子どものミーティングがあることで、子どもどうしで相手の気持ちを考え合うことができ、自分の気持ちを言葉にしようとすることで、様々な思考力を養えると思った。 また、障害のある子どもも、そうでない子も共に支えながら成長することで、偏見や差別がなくなり、温かい心が育っていくと思った。(2年)

子どもたちにどう育ってほしいかを大人が押し付けるのではなく、子どもが主役で子どもの姿ありのままを受け止められる人になりたいと思いました。また、禁止ばかりするのではなく、活動をすることで子どもたち自身で危ないところの判断をできるようになることが大切だと思いました。(1年)


児童教育学会の学生は、場所の確保、機材の準備、座席指定などの会場設営及びちらしやポスターの制作などの広報活動、司会や機器操作、監督や情報管理職員とのやり取り、当日の司会原稿や配布物、学会誌編集等の役割を果たして、また一つ大きく成長した姿を見せてくれました。

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役員と学科教員

これからは3年生が主体となって秋の講演会を創っていきます。

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