人間生活学部 児童教育学科 ニュース

児童教育学会は、学科の学生・卒業生・教職員が、幼児・児童に関する研究を行うことを目的としている学会です。3年生、4年生の学生役員を中心に、1年生、2年生も企画・運営に参画し、学生が主体となって、毎年講演会や研修会、学会誌の発行などを行っています。さまざまな活動を通じて、社会人基礎力や、保育者・教師としての専門的学びとともに求められる力を総合的に身につけていくことをめざしています。

今年度の前期講演会は6月24日(土)にNachiketa Das先生およびその配偶者で本学卒業生でもある今本静香先生ご夫妻をお迎えして、「子どもたちと考えたいSDGsと保育者・教師に求められる多様性の理解」というタイトルでご講演をいただきます。

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Nachiketa Das先生は、地球科学がご専門で、スコットランドのグラスゴー大学でPhDを取得後、ハーバード大学でのポスドク研究員を経て、母国インドや、オーストラリアの政府機関でご活躍の後、大学でも教鞭をとられ、ラベンシォウ大学地質学部での学部長職を経て来日されました。広島では、広島大学での特任准教授、広島国際学院大学での客員教授を経て、現在は広島エナジー&ミネラルズの代表取締役として多忙な日々を送っておられます。

今本静香先生は、広島女学院大学日本文学科を卒業後、社会人経験を経て渡豪し、シドニー工科大学で学び、マッコーリー大学の修士課程を修了されました。オーストラリアの永住権を取得し、JTBのオーストラリア支社での勤務や語学学校での日本語教師経験を経て帰国され、現在は、ご自身の豊かなご経験とご専門を生かして、県内の複数の中学校・高等学校での英語科・国語科の講師を務めておられます。

両先生が、それぞれのご専門の研究ならびに国際結婚のご経験等を通じて感じてこられた、今、保育者・教師をめざす若者に伝えたい、子どもたちとともに考えていくべきSDGsや多様性の理解についての大切なお話をしていただきます。

引き続き感染対策にも留意しつつ、今後少しずつコロナ禍以前の開かれた講演会となっていくよう、新役員が心を込めて準備をしています。引き続き児童教育学会の活動にみなさまのあたたかいご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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児童教育学科「子どもふれあいサークル・くれよん」では、下記の要領にて「よるのとしょかん―ぬいぐるみたちの大冒険」を開催します。

「よるのとしょかん」とは、アメリカの公共図書館で子ども向けのイベントとして始まったもので、子どものお気に入りのぬいぐるみが図書館で一晩を過ごす「ぬいぐるみのお泊り会」のことです。ぬいぐるみたちが夜の図書館で冒険している様子を写真におさめ、後日、子どもたちにプレゼントいたします。

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昨年の様子

この機会に子どもたちが図書館や読書を好きになってくれることを願っています。ぜひ、ご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。

日 時

2023年7月8日(土)10:30~11:20(受付10:00〜)
2023年7月10日(月)15:00~15:30(ぬいぐるみのお迎え、平日参加できない場合は応相談)

場 所

広島女学院大学 ヒノハラホール5階 アセンブリーホール

対 象

未就学児の親子 15組

そのほか

参加費は無料です。お泊りする「ぬいぐるみ」を一つ持参してください。
ぬいぐるみのお迎えも含み、必ず、保護者同伴でご参加ください。

※当日、発熱、のどの痛み等がある場合、参加をお控えくださいますようお願い申し上げます

申込方法

保護者氏名と連絡先(電話番号)、参加する子どもの氏名、年齢、性別、園名をご記入の上、下記のGoogleフォームで、事前にお申込みください。(きょうだいでご参加の場合は、参加するお子さまの氏名等をすべてご記入ください。)

申し込みフォームは こちら
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※申込受付期間は、6月19日(月)〜6月30日(金)です

【お問合せ先】
広島女学院大学 082-228-0386(代)児童教育学科(担当者 中村)まで
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授業紹介

 「児童教育基礎セミナー」の授業の一環として、児童教育学科2年生が広島女学院ゲーンス幼稚園で観察実習を行いました。
5月のさわやかな晴天の下、戸外で自然と触れ合う子どもたち。入園して間もない年少児クラスでは、初めてのお散歩に喜んだり、戸惑ったり。揺れ動く子どもたち一人ひとりの気持ちに、懸命に寄り添おうとする学生の姿が印象的でした。

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 授業で学んできた子ども理解の視点、エピソード記録について、実践的に習得するため、大学に戻ってから、子どもとの関わりのなかで印象に残った場面を取り上げ、記録を作成します。9月に予定している幼稚園実習にむけて、期待が高まった一日でした。

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