人間生活学部 児童教育学科 ニュース

 4月29日(土)の13:00~15:00に「子どもとつくる科学遊び研究会」の学生が中心となって「第1回 ものづくりチャレンジラボ!~科学の不思議を楽しみ、失敗から学ぶ~」(公益財団法人 マツダ財団市民活動支援事業)を開催しました。参加してくれた小学生の子どもたち8名(男女各4名)と本学の学生10名が一緒に「どろだんごづくり」を中心としたものづくりをしました。
 小学生と学生が出会うのはこの日が初めてということもあり、まずは学生が提案したフルーツバスケット(ゲーム)を行いながらの自己紹介をしました。ゲームをしながら自己紹介を行ったことで、楽しく温かい雰囲気の中でお互いのことを知ることができました。

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 その後、会場を移動して、子どもと学生がペアを組んで「どろだんごづくり」をスタートしました。子どもたちのほとんどが、これまでにもどろだんごづくりをしたことがあると答えてくれました。しかし、学生が作ったどろだんごを見せると、子どもたちは「電球みたい!」と驚いていました。
 まずは、子どもたち一人ひとりが、真砂土や荒木田土、川砂といった土や砂を好きな量だけボウルの中に入れてかき混ぜました。色の異なる土や砂を見て「きれい!」と感動していた子どももいました。
 次に、その土や砂の入ったボウルの中に、スプレーを使って水をかけていきました。子どもたちはペアの学生と協力しながら、どのくらい水を入れたら固まるのか、量を調節しながら水をかけていました。
 そして、何度も何度も握って丸くした後、スポンジの上に置いて20分乾かしました。

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 どろだんごを乾かしている間は、ペアの子どもと学生が協力して「スライムづくり」をしました。
 まずは、コップの中に同じ量のPVA洗濯のりとぬるま湯を入れて、よくかき混ぜました。
 次に、自分の好きな色の食紅(赤,青,黄,緑)を入れてかき混ぜました。いくつかの色を組み合わせる子どももいて、色の変化に驚いている様子でした。
 そして、食紅が溶けた後、子どもと学生が協力してホウ砂水溶液を少しずつ入れながらかき混ぜて、スライムを完成させました。透き通った水色のスライムやイチゴジャムの色に似たスライムなど、いろいろな色のスライムができあがりました。子どもたちは自分の作ったスライムを触って「気持ちいい!」とその感触を楽しんでいました。

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 「スライムづくり」をした後は、乾かしていた自分のどろだんごを磨きました。磨くときに使用した土は、乾燥させて粉状にした荒木田土です。この土を大きなたらいの中に入れて、子どもたちは、学生が磨いている様子を観察しながら、自分のどろだんごを掌や指を使って優しくこすりながら磨いていきました。途中、どろだんごが割れてしまった子どももいましたが、失敗は成功のもと!子どもたちには良い経験になったと思います。
 活動の最後には、自分の作ったどろだんごと粉状にした荒木田土を袋に入れて子どもたちにプレゼントしました。そして、「家で毎日磨くと光るようになるよ」と話をしました。

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 第2回の「ものづくりチャレンジラボ!」は、5月13日(土)に行います。ここでも「どろだんごづくり」を行います。第1回の振り返りをもとに、子どもたち一人ひとりがより満足のいくパワーアップしたどろだんごを作ってくれることを期待しています。今回の活動の最後に書いた子どもたちの振り返りを2つ紹介します。

女学院のお姉さんたちといっしょに作るのがとても楽しかった。今度は、さらこなをつけてみがくことに力を入れたい。自分にあったやり方が一番作りやすかったので、次からはそうしたい。

水が多くて(さらこなをつけたとき)どろだんごがわれたから、今度は水を少なくして、かたくてピカピカ光るどろだんごをつくるためにがんばりたいです。

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来年度実施予定の教育実習に向けて、新4年生を対象にオリエンテーションを行いました。

初めに、教務課の担当者から教育実習の計画や心構えについて説明を受け、提出書類を作成しました。

その後、4月から「先生」になる2名の4年生から、幼稚園・小学校における教育実習での体験談やアドバイスを聞きました。
先輩の話を熱心に記録し、教育実習に向けての気持ちを高めることができました。

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教育実習生を受け入れてくださる園や学校、子どもたちへの感謝の気持ちを忘れず、充実した教育実習になるよう願っています。

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一般社団法人全国保育士養成協議会では、毎年、会員校を優秀な成績で卒業し、保育士として社会に貢献することが見込まれる学生を会長名で表彰し、記念品を贈呈しています。

2022年度は、児童教育学科4年の城田明日花さんが表彰を受けることとなり、その伝達式が行われました。

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城田さんは優秀な学業成績を修めただけでなく、ダンスサークルのほか、コロナ禍においても「宮島てらこや」「森のようちえん」「よるのとしょかん」など学内外のボランティア活動に積極的に参加し、充実した学生生活を送ってきました。思いやりがあり、真面目で温かな人柄から、周囲の友人にも信頼されています。
努力を重ね、第一志望であった広島市の保育士採用試験に合格しました。4月からは、子どもの心に寄り添える保育士として、ますますのご活躍を祈念いたします。

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