人間生活学部 児童教育学科 ニュース

子育て支援広場

11月4日、2年ぶりに「子育て支援広場」を開催し、8組18名の親子にご参加いただきました。今年度から、学生が主体となって、地域の親子が楽しめる遊びを企画しています。

この日は、「もりのおんがくかいに、ようこそ」というテーマで、楽器作りと合奏を楽しみました。7か月から5歳まで、幅広い年齢の乳幼児が共通に楽しめる内容について、事前に何度も話し合い、リハーサルを通して子どもの姿を予想しながら、必要な援助を考えました。

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楽器にシールやペンで飾り付け

参加してくださった保護者の方からは、「学生方の準備してくださった企画に、子はもちろん、親も楽しめて大満足でした。学生方が積極的に話しかけてくださったため、リラックスして楽しむことができました」など、感想をいただくことができました。

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どんな動物が出てくるかな

学生からは、 「参加する子どもたちの年齢を考慮して、楽器作りは当初の予定を変更してシールを貼るのみにしました。保護者の方と一緒にたくさんシールを貼ったり、楽器を鳴らして楽しんでいる姿がみられ、みんなで準備してきてよかったと思いました」という感想がありました。

次回の開催は11月25日を予定しています。

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スタッフとして企画を担当した児童教育学科3年生

参加してくださったみなさま、ありがとうございました。


子育て支援広場の担当教員は中村勝美教授です。
これまでの活動はコチラ

次の記事:今年度2回目「子育て支援広場」を開催しました

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10月29日に、卒業研究に向けて、3年生が 卒業論文の「仮題目」を提出しました。
「児童教育セミナーⅡCe」(3年生ゼミ)では、授業で「仮題目(案)」の提出を2回求められ、その都度、検討を重ねました。それを受けて、各自の「仮題目」を基に、今後の卒業研究で取り組むべきこと等について指導を受けました。
下の写真は、そのときのひとコマです。

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かつては、ゼミ生の人数に見合った広さの教室で授業を行っていました。現在は、コロナ感染予防のために、ゼミのような少人数の授業であっても、十分な広さの教室を使用しています。
これから3年生は、4年生12月の卒業論文提出に向けて、卒業研究(資料の収集、その読み込み、記録、調査、原稿執筆等)に精力的に取り組むことになります。


高校の授業には存在していなかった授業です。すべての学生が、このセミナーに取り組み、卒業論文を書いて卒業していきます。
受験勉強とは違って、自分の好きなテーマを追究するので、関連する文献を探したり読んだりすることが楽しくなっていく学生もいますが、これまでの人生で一番長い文章を構成する経験であり、なかなかの難関であることは確かです。
今回の記事は、児童教育学科の神野正喜先生のもとで、一歩一歩、着実に努力している学生たちの紹介でした。

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児童教育学科では10月30日(土)、児童教育学会秋季講演会を開催いたしました。

講師には、日本女子大学名誉教授・東京大学客員フェローの坪能由紀子先生をお迎えし、2021年度秋期講演会&クリエイティブワークショップとして開催いたしました。

このたびは、感染者数も落ち着いてきている中での開催でしたが、最善の感染対策をと、対面で参加する学生を学会役員のみにおさえ、他の学生にはYoutubeライブやZoomなどを活用し、同時配信を行うという形での参加となりました。遠隔からは126名の学生の参加がありました。

会は2部構成となっており、第1部の「クリエイティブ・ワークショップ―誰にでもできる音楽づくり」では坪能先生をファシリテーターに、みんなで体や楽器を使いながら、自由にリズムやメロディを奏でました。
学生たちも最初は少し堅さも見えましたが、次第にリズムやメロディを奏でること、みんなといっしょにアンサンブルすることの楽しさを感じていったようで、たびたび笑顔も見うけられました。
坪能先生のお人柄とお考えに支えられて、学生たちも音楽づくりの楽しさを感じられたようです。

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【写真1】 手拍子でリズムを創っているところです。中央の学生がコーディネーターをしています。

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【写真2】 ドレミ#ファ#ソ#ラ(全音階・半音がない音階)を使って、即興的に旋律づくりをしています。

第2部の「講演会―「音楽づくり」の可能性」では、映像を使いながら、先生のこれまでの実践経験を踏まえて、子どもたちの音楽表現の豊かさ、そしてそれらを支える保育者の受容的姿勢の重要性について語っていただきました。
映像では、実際の子ども達の様子から、実感的に「音楽づくり」の可能性を感じることができたかと思います。

さらに本編終了後は、学生有志、学科教員によって、坪能先生を囲んで率直な質問、相談が寄せられました。
学生から「ピアノが苦手なのだけれどもどうしたらよいですか?」との問いに、坪能先生は「ピアノにこだわる必要はない。世界ではむしろギターの方がメジャーになってきている。さまざまな方法があり得る」と励ましていただきました。

学生のみなさんには、本会を通して、少しでも「音楽づくり」の楽しさを感じ、今後の活動に活かしていってもらえたらと思います。

本会の準備をされた学会役員のみなさん、お疲れさまでした。

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【写真3】講師を囲んで記念撮影。(撮影時のみマスクを外しています)

春の児童教育学会の様子はコチラ

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