人間生活学部 児童教育学科 ニュース

児童教育学科では、9月18日(日)に「卒業論文中間発表会」を行いました。

中間発表会は、4年生が副査グループに分かれて卒業論文の途中経過について発表し、参加者との間での質疑応答を行うものです。中間発表会には、3年生も参加しています。

今年度の中間発表会は、台風接近に伴い、その影響を考慮して、急遽、遠隔形式での開催となりました。

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4年生からは「子どもの主体的な活動を育む保育者の援助」、「ICT機器と学力の関係性」、「算数科における『深い学び』を促す単元構想」など、教育の不易と流行を捉えた様々なテーマの研究が発表されました。

また、発表を聞いた3年生からは、積極的なコメントや質問が多く寄せられました。

熱心に取り組む4年生にとっては、これからの研究が、今回の発表を経てよりよいものとなっていくことを期待しています。そして、3年生にとっては、来年度の卒業論文執筆のために、今回の経験が大いに役立つことを願っています。

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画家としても活動する、本学人間生活学部児童教育学科の三桝正典教授が、2022年10月に全館オープンとなるヒルトン広島内に「過去から未来に向けての広島」をテーマにした新作3点を制作し、ホテル2階 宴会の間の入口ほかで常設展示されることとなりました。

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<ヒルトン広島 「紅葉」>

三桝教授は、1994年広島市現代美術館が主催する「公募広島の美術展」で大賞を受賞するなど、公募展や個展を中心に現代アート作品を制作してきました。近年では「JAPANESE MODERN」をテーマとし日本の伝統美に着目しながら現代アートとしての要素を融合させた作品制作を行い、大徳寺や浄土寺などの襖絵を手がけています。
今年4月に一般公開された「おりづるタワー」内の巨大ウォールアート制作の9名の作家の一人としても参加し、「2045年への願い」をテーマとし2羽の「白カラス」を描いています。

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<おりづるタワー 「白カラス」>

今回制作したヒルトン広島内の新作3点は、広島における歴史的伝統的な様式の中に現代アートの要素を融合させた「HIROSHIMA MODERN」でもあります。広島において新たなグランドマークとなるであろうヒルトン広島において、三桝教授の作品を通して来館者の方々に広島の現代の伝統美が響くことを期待しています。


三桝教授は、本学では主に造形(図画工作)に関する授業を担当しており、児童教育学科で小学校教諭、幼稚園教諭、保育士をめざす学生たちの指導にあたっています。中には、三桝教授のもとで造形を学んだことで、教育とは異なる進路を選択する学生もいます。
学生一人ひとりの個性を認め、尊重する三桝教授のもとで学びたいと思う方をお待ちしています。

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9月1日より2年生の初等教育実習Ⅰ(幼稚園実習)が始まりました。
初めての学外実習で初日は緊張しましたが、日を重ねる中で少しずつ笑顔で子どもたちと接することができるようになりました。

実習期間の半ば、部分実習をさせていただきました。
4歳児クラスの「新聞紙じゃんけん遊び」は、初めにどのようにルールを伝えるとよいのか、事前に担任の先生にアドバイスをいただき、当日は、ゆっくりと実際に体を動かして、子どもたちにやり方を示しながら伝えることができました。

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新聞紙じゃんけん、ルールはOK!

別の4歳児クラスの「自然物のマラカスづくり」では、子どもたちが園庭のすみずみまで探検し拾ってきたドングリ、葉っぱ、木の枝、石などでマラカスを作りました。

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マラカス、何を入れようかな?

みんなできあがったら、さっそく音を鳴らして・・・。

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みんなのマラカス、どんな音?

子どもたちがお話をしっかり聞いて、それぞれの楽しみ方で遊んでいる姿が印象的でした。
指導案の作成の時に予想していたとおりには実践できなかったところもありましたが、実践後に担任の先生にご助言をいただき、クラス全体への目配りや遊びを展開するための言葉がけを学ぶことができました。

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