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大学からのお知らせ

2017年05月17日活動報告ボランティアセンター

農業ボランティア-梨畑で袋がけのお手伝いをしました!

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ボランティアセンターが紹介するボランティア活動の中でも常に人気上位にあるのが、「農業ボラバイト」です。ボラバイトとはボランティア(volunteer)とアルバイト(Albeit)の合成語で、「農業ボラバイト」とは農業者と消費者との交流と相互理解を目指した仕組みのことです。農家の繁忙期に農業に関心のある消費者が農作業をお手伝いし、作業を依頼する農場経営者からは、生産者としての思いや、栽培にまつわる知識や苦労話等をお話いただきます。そして参加者は依頼者から交通費+昼食費程度の謝礼も受け取るのです。

広島県内でこの「農業ボラバイト」の仕組みを活用し県内農業を活性化させようと奮闘しておられるのが、本学旧短期大学部卒業生の瀬川徳子さんが代表をしておられる「NPO法人いきいき農業応援し隊」(https://sites.google.com/site/ikiikinougyou/)で、これから秋にかけて毎週のように活動参加のご依頼をいただきます。

さて、このたびのお手伝いは、5月14日(日)、安芸高田市甲田町の田辺農園(田邊介三さん経営)での梨畑の袋がけ作業で、7名の学生が参加しました。

この時期の梨の実の大きさは、サクランボ程度。病害虫からこの小さな実を守るために小袋で一つ一つ大切に包みます。梨の木は本来背が高いものですが、風の影響を最小限し作業効率を上げるため、そして日当たりをよくするために、枝を針金で引っ張り棚状にしています。

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1本の木になる実はなんと千個ほど。枝の先端に複数の実が競合する場合、オーナーの田邊さんにどれを残すか判断していただきます(「摘果(てっか)」といいます)。果実の品質をそろえ、商品価値を維持するため余分な実を間引くのです。

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梨の栽培に適した土地の特徴を田邊さんに聞いてみました。

「日照時間がたっぷりあって、一日のうちの寒暖差、そして霜が降りないことですね」とのことで、安芸高田市という内陸部の日当たりのよいこの丘陵地は梨の栽培にぴったりということなんですね。

このたびは小さな袋をかぶせる作業でしたが、来月は引き続き成長した実を包む大袋をかぶせる作業をします。「最初から大袋で包んでいたらいいのでは?」という素朴な疑問がわいてきました。田邊さんは、「小さい実に大きな袋をかぶせてしまうと、風の影響を受けやすくパタパタ袋がはためいてしまうんですね。そうすると実が傷ついたり落ちてしまったりするんです」と答えられました。なるほど、あのみずみずしい果汁たっぷりの秋の味覚の裏にはそんな手間があったのですね。

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作業をしている学生に感想を聞いてみました。

「私はミカンの産地愛媛県出身だから、果物の栽培に興味があるんです。作業は楽しいですよ。」(管理栄養学科2年伊藤友希さん) 「今回で3回目。何か達成感がありますよね。田邊さんからうかがうお話もためになりますし。」(幼児教育心理学科3年内田春香さん)など、作業も楽しさもさることながら生産農家ならではのお話を聞くことができるのも、この「農業ボラバイト」の魅力のようです。この日も午後3時で作業が終わってから田邊さんからいろいろな楽しいお話が聞けたようでした。

これから初夏にかけてはジャガイモなど、そして暑い夏が終わると今回の梨をはじめレモンなどかんきつ類の収穫の最盛期が待っています。自然を相手に体を動かし,そして生産者との交流を通じて、農作業のこと、農業が抱える問題等を知る機会は,学生の視野を広げる経験になっているようです。それが農業ボランティア(ボラバイト)人気の秘密だったようです。

これからもいい汗をかいて、消費者として農業への理解を深めてほしいものですね。