人文学部 国際英語学科 ニュース

海外研修アーカイブ

今回は、まもなく出発する夏の海外研修の1つ、Global Village Field Experience(GVFE)Ⅰについて、事前授業で行っている準備の様子や学生の声をお伝えします(先日実施した「保護者対象説明会」の様子はこちら)。

1st year GSE (Global Studies in English) students are currently busy getting ready to join the GVFE fieldwork, which will be held in Vietnam during August. In the fieldwork, we will be joining students from universities in Vietnam and the United States and visiting a variety of different places, to learn about the local culture and the importance of community development.
(Global Studies in English(GSE)コースの1年生は、8月に行うベトナムでのGVFEフィールドワークに向けて準備に邁進しています。このフィールドワークでは、ベトナムとアメリカから参加する大学生と共に、さまざまな場所を訪問し、現地の文化とコミュニティ開発について学びます。)

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Interviewing community members is a core skill for practising community development.
(コミュニティ開発においてインタビュー・スキルは重要!現地の人々へインタビュー中。(2019年度実施時の様子))

In classes, we have been preparing for this exciting and challenging fieldwork experience. Not only are students learning about sustainable and community development, as well as some background information about Vietnam, but they have also been actively practising skills such as interviewing local NPO groups and community leaders, which will be important for understanding the community when we are in Vietnam.
(このフィールドワークは参加する学生とって大きな挑戦となるものですが、そのために事前準備を授業で行います。まずは、ベトナムの基本情報や持続可能なコミュニティ開発について学びます。さらに、現地でNPOやリーダーの方々にインタビューを行う際、十分に理解を深められるよう、インタビュー・スキルを実践的に学びます。)

I asked two of our students to share their thoughts about our preparation, and their hopes and expectations for the upcoming fieldwork.
(二人の学生に、フィールドワークに向けての今の思い、準備、期待することなどを聞いてみました。)

"In our recent classes, we started by thinking about Globalization from various perspectives, and especially, reflecting on how a country like Vietnam has changed. We learned to be critical about ideas like 'development', and ask who gets to decide what development takes place, and who it benefits. We also had a chance to communicate with previous participants and local experts, to help us prepare. I'm looking forward to meeting Vietnamese students, community members, and also people from the United States. It will be the first time for me to use English in such a situation, but with the support of staff and others, I am hopeful that it will be a positive experience for me." (Y.Y.)
(授業では、グローバル化についてさまざまな視点から学び、特にベトナムのような国がどのように変化してきたかについて考えてきました。「開発」という言葉を批判的な視点で捉え、誰が、どのような開発を行う決定権を持つのか、誰がその恩恵を受けているかについて考えました。また、過去にこのフィールドワークに参加した人々や現地の専門家と話す機会もありました。ベトナムの大学生や現地の人々、アメリカからの参加者と会うのが楽しみです。フィールドワークのような場で英語を使うのをは
初めてですが、さまざまなサポートを受けながら、充実した経験にしたいと思っています。)

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Group work with people from around the world is one of the key features of the fieldwork experience.
(世界中の人々とグループワークを行う機会があることも、このフィールドワークの魅力です。(2019年度実施時の様子))

"As YY said, we've spent some time learning and thinking about globalization and development. However, we've also been practising practical skills such as interviewing by meeting a local NPO and speaking to local community leaders here in Hiroshima. I'm excited to travel to Vietnam this August, because I have heard from previous participants that it was a transformative experience, and as well as learning about local culture and development, I can make international friendships that will continue into the future." (R.V.)
(これまでにグローバル化と開発について学んできました。さらに、広島のNPOや地域で活動する方々と話をする機会を通して、インタビュー・スキルなどの実用的なスキルの習得をめざして実践的に練習を重ねてきました。ベトナムでの活動がとても楽しみです。過去の参加者から聞いた話では、このフィールドワークは、ベトナムの文化や開発を学ぶだけでなく、自分を変える体験になり、さまざまな国の出身の人々と一生涯の友人になれるそうです。)

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HJU students with their many new friends in Vietnam. As RV says, GVFE is a chance to make international friendships that will last a lifetime.
(GVFEで生涯にわたる友人をたくさん作ろう!(2019年度実施時の様子)

Thank you so much to YY and RV for sharing their experiences. I'm looking forward to sharing our many stories when we return from Vietnam!
Y.Y.さん、R.V.さん、ありがとうございました。後日研修中やその後の様子をお伝えしたいと思います。どうぞお楽しみに。

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国際英語学科では、3年ぶりに夏の短期・中期の海外研修を実施することになりました。今回研修を実施するのは、ベトナムで約2週間フィールド・ワークを行う「Global Village Field Experience I」と、アメリカでの4ヶ月の研修「海外インターンシップ」の二つのプログラムです(詳細はこちら)。

すでに学生たちは、研修先での活動や渡航に向けて準備を進めてきています。8月の渡航が近づき、この度研修に参加する学生と保護者の皆様を対象とした説明会を実施し、参加学生、保護者の皆様と大学との連絡体制や、万が一の場合に備えての危機管理体制やサポートの内容について説明を行いました。

新型コロナウイルス感染症のこと以外にも、初めての海外での生活や研修に対して不安や疑問も多々あると思いますが、大学が受け入れ先の教育機関や関係者と連携し、サポートをしていきたいと思いますので、学生の皆さんは安心して、研修先で充実した時間になるよう積極的に活動してもらいたいと思います。

今後この学科ニュースでも随時研修の報告を行いたいと思います。どうぞお楽しみに!

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2019年度実施の Global Village Field Experience I の様子

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2019年度実施の海外インターンシップの様子

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学生の活動を紹介するシリーズの第4弾は、今年の春休み中に行われたオンライン留学です。
このオンライン留学プログラムは、本学が提携を結んでいるカリフォルニア州立大学サンマルコス校が実施し、語学とアメリカのSDGsを学ぶ目的でのプログラムです。本学の学生2名が参加し、そのうちの一人、T.T.さんは、留学の機会が制限されている中、英語だけを使う環境に自分を置きたいと思っていた時に、このプログラムを知り、今の自分の英語力がどのくらいなのか「腕試しのような気持ち」で参加したそうです。

それでは、T.T.さんに留学体験の詳しい話を聞いていきたいと思います。


Q1. 最も印象に残っている授業を教えてください。

1番印象に残っている授業は、Communication Skills Buildingです。この授業では日常会話から公式的な場など、あらゆる場面において効果的なコミュニケーション方法について学びます。初対面の人との緊張をほぐす会話や、聞き手・話し手としての理想の振る舞いなどについて学んだ後は、グループでそれらの実践をしていきました。参加者と楽しんでこういったスキルを身につけられ、学んだことが実生活で本当に役に立っているので貴重な体験だったと思います。

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Q2. この留学の面白さは何でしたか。

長崎や東京、カリフォルニアからの参加者との交流を通して、自分にはなかった考えに日々触れることがとても新鮮で面白かったです。積極的に意見を発信し合うことで学びが楽しくなると同時に、言いたいことが伝わり、分かり合うという経験を重ねることで英語を学ぶモチベーションにもつながりました。

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参加した皆さんとオンラインで記念写真

Q3. この経験を通して自分が変わったところ、成長したところはどこですか?

自分で参加を決めてからプログラムを終えるまでの間で行動力が高まったと思います。今までは失敗を気にしたり、やらない理由を並べていたことも多かったですが、少しでも興味があることや新しいことにも前向きに飛び込めるようになったと感じています。また、周りを気にしすぎず自分の考えを発信できるようになったと思います。カリフォルニアの学生たちが、堂々と生き生きと自らの意見を発信する姿に刺激を受けたからだと思います。

Q4. これからの目標や夢を教えてください。

人との出会いや会話から学ぶことはたくさんあると思うので、国境を越えたたくさんの人と関われるような仕事にいつか就きたいと考えています。

Q5. 大学進学を考えている人や、大学一年生へのメッセージをお願いします。

「楽しそうだから」、「なんとなく興味がある」など、どのような動機であっても色々なことに挑戦し、それを楽しんでいって欲しいと思います。それが直接自分の将来のことにつながるとは思わなくても、挑戦や成功体験を重ねることが自分の自信にもつながっていくのかなと私は考えています。


日本でも少しずつ海外との往来の規制が緩和されつつありますが、実際の渡航に不安を感じている人、こうしたオンラインでの国際交流に興味がある人も多いと思います。ぜひT.T.さんのように、それぞれの環境で今できる方法を探り、英語を使い、様々な国の人たちと交流をしてみてください。

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