人文学部 国際英語学科 ニュース

英語系アーカイブ

As everyone knows, the G7 summit came to Hiroshima last weekend. The amazing volunteers helped to make things run smoothly and RE, a 4th-year student in the Department of International English, was one of those who contributed greatly as a volunteer interpreter.
(G7サミットが先週末この広島で行われました。サミットを支えた多くの人たちの中に、学生ボランティアがいます。今回、このような大きな国際会議で学生通訳ボランティアとして、国際英語学科の4年生のREさんが活動しました。その様子を報告してもらいたいと思います。)

チャレンジしようと思ったきっかけを教えてください。

 広島でのG7サミット開催が決定した時から、広島で生まれ育ち、広島で英語を学ぶ学生として何か関わることはできないかと探していた折に、学内でのG7学生通訳ボランティア募集を見つけて応募を決意しました。

image_6487327 (1).JPG
G7広島サミットの取材拠点、国際メディアセンター

どんなところにやりがいや面白さを見出せましたか。

 普段関わることのない方々と交流することができた点です。私は広島空港と国際メディアセンターにて通訳のボランティアを行いました。通訳として英語圏の方々と会話できたことはもちろんですが、G7サミットのボランティアだったからこそ国内外のメディアの方々やサミットに関わる政府機関・企業の職員の皆様、そして県内から集まった学生ボランティアたちとも交流することができました。この機会でなければ一生会うことがなかった方々と出会うことができたのは、このボランティアに参加した大きなやりがいであり面白さであったと思います。

今回のチャレンジを通して成長したところは?

 度胸だと思います。以前は間違った英語を話したり、言葉が出なくなることが怖くて英語圏の方々とお話をすることに漠然とした不安感を持っていました。しかし、日本語がわからず不安な顔で道を尋ねにやってくる英語圏の方々を見て奮い立ち、自身の英語の拙さなど一切忘れて懸命に道案内をしました。回数を重ね、他の学生ボランティアのみんなからより適切な言い回しを学びながら、活動終盤にははじめよりもよりうまく道案内ができるようになっていました。
 ロンドンからいらした女性への案内を終え "Have a nice day. (良い1日を)" と声をかけると、 "You too!(あなたもね!)" と手を振ってくださった彼女の笑顔を今でもよく覚えています。この経験から間違いを恐れず挑戦を重ねれば能力は必ず上達することに気がつき、今後は英語だけでなくそれ以外のことにも自信を持って果敢に挑戦したいと思うようになりました。

2305_g7_2.jpg
広島空港でも通訳のボランティアを行いました

今回の経験を経た今、今後の目標や将来のキャリアについてはどのように考えていますか。

 将来は客室乗務員をはじめとした航空関係の仕事に就きたいと考えています。だからこそ広島空港でのボランティアは私にとって大変有意義な時間でした。航空業界の皆様が働く姿を間近で拝見し、この業界で働くことへの想いがさらに強くなっています。そのためにも大学卒業までに英語を使う機会をより増やしたいと考えています。具体的には、今回の通訳ボランティアのように英語を用いたボランティア活動に積極的に参加したいです。英語力と人間力のさらなる向上をめざして残りの大学生活を過ごしたいと思います。

最後に、高校生や大学生へのメッセージをお願いします。

 もしほんの少しでも興味を持っていることがあるならば、ぜひ挑戦してみて欲しいです。私が今回のボランティアに挑戦したのも崇高な理由があった訳では決してなく、単に「通訳ボランティアって何だか面白そう」という軽い動機でした。しかし活動を通して、参加決定当初は考えもしなかった数々の体験をすることができ、自身の視野を広げることもできました。初めの一歩を踏み出す時は誰でも不安になるものですが、どんなことにも失敗はありません。だから恐れる必要もないのです。物事を始めるために必要なのはほんの少しの好奇心と勇気だけです。みなさんにはたくさんの挑戦と経験をして、喜びと学びのあふれる人生を歩んでほしいです。

2305_g7_3.jpg
1日のボランティア活動を終えて--充実感でいっぱいの笑顔です

RE had a really valuable experience using her English ability to help overseas visitors and Hiroshima, too. It is great to see our students being so active and taking on new challenges, and that is something we encourage greatly in the Department of International English.
(REさんにとって、英語を使って海外からの訪問者をサポートするこの経験は貴重なものとなりました。彼女ようにそれぞれの学生が、国際英語学科での学びを通して英語力を身につけ、好奇心や興味を広げ、さまざまな挑戦ができるようになってもらいたいと思います。)

  • LINEで送る

In our KEG department, students are awarded STARS certificates based on scores in public English tests such as TOEIC or EIKEN. TT has been very active, both on and off campus, and we were delighted to be able to present her with a 5 STAR certificate this spring. It is important for each individual student to find ways of study that fit their own personality and TT has certainly done just that. We thought it would be interesting for everyone to hear about the ways she has had fun with English during her time at HJU.
(今回のウェブニュースは、国際英語学科のSTARSプログラムで英語の目標を達成した学生の紹介です。TTさんは、学内外でもさまざまな機会にチャレンジを続けながら自己成長をめざし、今回STARSで最も高い目標の5スターを達成しました。自分なりの勉強方法を見つけて実践してきた英語の勉強法について聞いてみました。)


202305_5star.jpeg

TOEICに向けてよく行っていたのは、通学時間や寝る前の数分で頻出単語に目を通すこと、またその他の時間では大好きな海外ドラマや洋画を見て過ごすことです。特にオフィスのシーンが多いドラマを英語字幕で視聴することで、楽しみながら語彙力とリスニング力のトレーニングができ点数の大幅アップにも繋がったので、これが自分に合った勉強法だったのかなと思います。

机に向かう勉強はあまり好きでは無いので、ボランティア活動で英語を使う機会を作ったり、外国人の友人とのSNS上でのやりとりを通して楽しく英語に触れるようにしています。「やらなきゃ」「努力している」と思わず、自分自身が楽しめる方法を継続していくことを大切にしています。


TT is going to put her English skills to good use at the Hiroshima G7 Summit being held in May. She will work as an omotenashi volunteer and she has already been interviewed by NHK, Chugoku Shimbun and TSS. We're sure that visitors from overseas will feel especially welcome when they meet TT.
(TTさんは、G7広島サミットで「おもてなしボランティア」として活動することになりました。本番に備え、日々研修を受け
ながら準備の真っ最中です。その様子は、さまざまなメディアでも取り上げられています。サミットで広島を訪れる皆さんが、TTさんの歓迎を受けて良い時間を過ごしてもらえればと願います。)

  • LINEで送る
英語系

We are very fortunate to have another new teacher in KEG from this spring. We have been joined by Atsushi Awazuhara and it has been great to get to know him over the first few weeks of the semester. His academic interest is theology, and he is another friendly face on campus. We asked him to tell us a little more about himself.
(この春、国際英語学科に加わったもう1人の教員をご紹介します。神学を研究分野とされる粟津原先生は、前回ご紹介したDuró先生同様、とても話しやすい雰囲気のフレンドリーな先生です。そんなお人柄が伝わる趣味のお話を、粟津原先生に伺いました。)


コロナ前はバックパッカーを趣味としていました。イランやインドなど、西〜南アジアがお気に入りです。地元の人と一緒にバスや列車で移動するのですが、国によっては空の国内線が充実してきていて、経済の変化を感じることもあります。食事も地元の人が集う食堂や屋台が性に合っています。インドの屋台で激しい下痢をしたときは日本から持参した薬がまったく通用せず、現地の薬局で処方してもらった薬で治りました。「郷にいれば郷に従え When in Rome, do as the Romans do.」ということでしょうか。

旅に「まさか!」はつきものですが、楽しいハプニングもあります。イラクとの国境に近いクルディスターン州をガイドの車で走っていた時のこと。前方のマイクロバスが停車して、乗客が降りてきました。ガイドが「クルドだ。ダンスが始まるよ」と言うので我々も出ていくと、大音響のなか腕を掴まれてダンスの輪の中に。見よう見まねで踊り、周りの人たちと一緒に雄叫びをあげました。いやー、実に楽しかった。

クルドとダンス.jpg
It is often the journey that counts more than the destination - dancing with some Kurdish friends along the way

クルド人は国を持たない世界最大の民族で、トルコ・イラク北部・イラン北西部・シリア北東部等、中東の各国に広くまたがる形で分布しています。ニュースではテロとの関連で語られることもありますが、私が出会ったクルドはとびっきり親切な人たちでした。このバスの一件のあとも、ピクニックをしていた別のグループに誘われて、一緒にバーベキュー・ランチを楽しみました。

そもそもイランの人たちはとても親切です。「旅人をもてなすのがムスリムの務めであり、名誉なのだよ」と言われたことがあります。シルクロードを行き交う旅人を、何千年にも亘って迎えてきたからでしょうか。旅人をもてなす話は、聖書にもしばしば登場します。

23_kokusai_news.jpg
Say "cheese" - Haru and friend!

コロナで旅には行けなくなりましたが、そのころから柴犬ハルと暮らすようになって、我が家の半径3キロ四方の路地や公園に詳しくなりました。猫が立ち寄る所やニホントカゲの住処など、いままで見えていなかった場所に連れていってくれます。地の果てのように遠くまで出かけるのも楽しいですが、どこにでもちょっとした発見や驚きはあるものです。


All in KEG wish a warm welcome to Awazuhara sensei.

  • LINEで送る