人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

生活プロデュース領域アーカイブ

生活プロデュース領域

生活デザイン学科では広島市内中心部にある立地を活かし、「街に出る授業プログラム」を展開しています。

2・3年生科目「生活デザイン論」の授業でひろしま美術館と広島県立美術館に見学実習に行きました。

ひろしま美術館「ミュシャ展 マルチ・アーティストの先駆者」

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広島県立美術館「おいしいボタニカル・アート 食を彩る植物のものがたり」

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(※展覧会内の写真は撮影可能なエリアにおいて、学生及びその他の観覧者に配慮した上で撮影しています。)

展示してある作品を鑑賞するだけでなく、自分たちの生活にアートを取り入れるなら?という視点や、美術館内の空間デザインや展示を補助するキャプションや図録、ポスター、展覧会グッズ、コラボフードなどにも注目し、さまざまな立場になって展覧会を分析しました。

現場に行き、実物から学ぶことは多くあります。この学びをもとに、授業内でグループワークを行い、さらに作品やデザインについて理解を深め、また、生活デザインに活用する方法を検討していきます。


「生活デザイン論」はグラフィックデザイン、プロダクトデザイン、空間デザイン、地域デザインなどさまざまなデザインに関わることができる授業です。
学びの成果は学科公式インスタグラム学科公式X(旧ツイッター)で情報発信しています。

また、12月10日はクリスマスオープンキャンパス、12月15日、1月19日にはイブニングオープンキャンパスを開催します!
学芸員、図書館司書、教員、建築士など、9つの国家資格・免許を取得できる生活デザイン学科について、もっと知りたい人はぜひお越しください。

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今年で7年目となる西條鶴醸造株式会社(東広島市)と生活デザイン学科の産学連携プロジェクト「日本酒アートラベルデザインプロジェクト」からお知らせです。

12月1日に学生が考えたアートラベルを冠した日本酒が発売されます。
ここに至るまで、どのようにプロジェクトを進めてきたのかご報告したいと思います。

今年は3月に西條鶴醸造株式会社から次のようなテーマが示されました。

「慈(いつくしみ)」
大切な相手を思いやる気持ち。酒造りも生きもの(微生物 " 酵母・こうじ菌・気候 " )を相手に赤ちゃんを育てるように丁寧に気持ちを込めて育んでいます。そういう気持ちをお酒とラベルで演出できたらという思い。

これを受けて、4月にプロジェクトが立ち上がり、メンバーが4名集まりました。

プロジェクトではまず、酒造りとは何かを知り、デザインを考えるために西条まち歩きを行いました。
西条は皆さんご存じの通り、酒づくりが盛んで、特に駅近くに酒造通りという観光スポットがあります。学生たちは酒造通りを中心に散策しました。

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まずは、連携先の西條鶴醸造株式会社の前で記念撮影をしました。

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それぞれの酒造の資料館やお店にはさまざまな資料があり、またフォトスポットも多く、参加した学生はとても楽しんでいました。

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古い建物も残っており、日常生活では出会えないたくさんのデザインを見つけることもできました。

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もちろん、今回のアートラベルのためのデザインの資料もたくさん見つけることができました。

その後、学内での活動としては、パッケージデザインについての講義を受けたり、実際のパッケージデザインの分析をしたりしました。
学生たちはこの経験をもとにどんな作品を思いつき、また、実用化されたデザインはどのようなデザインなのでしょうか?

報告は次回に続きます。


11月12日は大学祭オープンキャンパス、11月24日にはイブニングオープンキャンパスを開催します!
どちらのイベントでも、これまでのアートラベルデザインプロジェクトの実用化作品を見ていただけます。
実習室ツアーにもぜひご参加ください!

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生活プロデュース領域

生活デザイン学科では中学校・高等学校の家庭科教員免許の取得が可能です。免許取得をめざす学生は、教職科目以外に、課外で勉強会や交流会に参加しています。今回は在学生だけでなく、OGも参加した研修会の報告が届いたので紹介します。


こんにちは!学会誌編集部3年N.Mです。
私は、8月上旬に行われた「アイリス家庭科教免の会研修会」に参加ました。今回はこの会について紹介します。

研修会は「持続可能な社会のつくり手を育てる家庭科教育」と題し、OGも含めた交流も含めて行われました。講師には東京都立高校で家庭科教員をされている石倉栄子先生を講師としてお招きしました。前半は模擬授業体験、後半はワークショップ形式で、家庭科の授業の進め方や家庭科教員としての働き方について質疑や意見交流を行いました。

この研修会に参加して私が印象に残ったのは「アルプスの少女ハイジ」を教材として家庭科教育について考えを深めたことです。
研修会では「アルプスの少女ハイジ」を視聴し、4人程度のグループに分かれ、内容についての意見交換ののち、全体での共有を行いました。これを3回繰り返しました。私は家庭科とハイジは無縁のように感じていたのですが、意見交流や石倉先生の解説を聞いていくうちに実は、貧困・経済格差、健康・食生活、環境、人身売買、女性労働などの観点から考えると家庭科教育と深く結びついていることを知りました。
また、石倉先生には教材として「アルプスの少女ハイジ」を活かす方法だけでなく、この教材をどのようにシラバスを組み入れればよいか、試験や評価はどう行ったかなどの実践的なことも教わり、今後の家庭科教育に活かせる知識を習得できました。

①ハイジを視聴する様子.jpg
ハイジを視聴する様子

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模擬授業の様子

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グループ討論の様子

ワークショップでは持続可能な社会のつくり手を育成ために私たちができることも全体で話し合いました。また、参加された現役の家庭科教員の先輩方が抱える悩みや仕事への向き合い方、やりがいを聞くこともでき、教員として働く実状を生で知る貴重な時間となりました。

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全体での話し合いの様子

今回の研修会に参加して、先輩方のお話から、卒業後家庭科教員になったとき、学校によっては家庭科教員が1人しかおらず、家庭科教育に携わる方との交流は減ることもあるため、大学生のうちに学年を超えた交流会や勉強会に進んで参加して、先輩や後輩、他学科の仲間とのつながりを作っていこうと思いました。

また、「家庭科」の学びそのものは自分の実生活にも役立つので、一般企業に就職したいと考える学生、高校生も、家庭科教員免許取得をめざして、ぜひ勉強会や「アイリス家庭科教免の会」に参加してみるといいと思いました!


N.Mさん、報告ありがとうございました。少しずつ、学外の方やOGとの交流が復活してきました。これからもぜひ色々な経験を積み、視野を広げてもらえればと思います。

生活デザイン学科では家庭科教免取得希望者と取得者の双方を応援するため、「アイリス家庭科教免の会」の特設HPを開設しています。月1回程度更新を行い、受験生や在学生向けに教職課程での学びの様子や、就職実績、OG向けの学外講習会や教材情報なども掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

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