人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

生活プロデュース領域アーカイブ

2017年度から西條鶴醸造株式会社(東広島市)と連携して企画している新酒ラベルデザイン企画が今年パワーアップしました。
これまで年末年始に販売する『干支ラベル』のデザインをさせていただいてきましたが、昨今の世界情勢を踏まえ、販売期間の見直し、地域貢献と関わる人がすべて幸せになる企画としてさらに練り直し、イヤーボトルとして販売期間を拡大することになりました。
それを踏まえたデザインプロジェクトして今年は前期科目「画像デザイン演習」と「地域連携デザインセミナーⅠ」の授業で取り組みました。

前期科目「地域連携デザインセミナーⅠ」では、デザインに関するオンライン授業とコロナウィルス感染予防対策を踏まえたまち歩きを通してデザインに取り組んでもらいました。

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<酒都西條 まち歩きの様子>

また、例年行っていた受講生のデザイン案プレゼンテーションもGoogleMeetを使用して行いました。これまでとは違う授業形態ですが、デザインについてのディスカッションは例年以上に盛り上がりました。

そして、自由応募も含め13名による41作品が西條鶴醸造株式会社に届けられ、選考が行われ、ついに先日選ばれたデザインを冠した商品が完成しました。今年の実用化デザインは「画像デザイン演習」を受講していた2年生の久保田紗羅さんの作品『いつかまた 乾杯!』です。

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<販売される商品と久保田さんの応募作品*>

2021年はコロナウィルスによる感染が終息し、友人・家族・恋人と一緒にお酒が飲める、お気に入りのバーや居酒屋へ気軽に行ける年になるように、という祈りを込めた作品です。日本酒のラベルには珍しいオレンジ色と、男性とも女性とも見える人物で若い世代にも手に取ってもらいやすい工夫をしました。
蔵出しに合わせ、西條鶴醸造株式会社を訪問し、新聞社や地元情報誌の取材を受けました。

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<取材の様子>

取材には杜氏も同席されました。毎年、ラベルデザインを見てからお酒の味を決めておられるとのことで、今回のデザインはホッとするような印象を受け、またどんなシーンでも飲みやすいお酒を造りたいと思われたそうです。

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<実用化商品を持って新聞社の写真撮影に臨む様子>

この商品は広島県内の百貨店やスーパーマーケットなどで販売される予定です。また、西條鶴醸造株式会社の公式HPからオンラインショップでも注文することができます。

西條鶴醸造株式会社HP
https://saijotsuru.co.jp/

新たな展開を見せた地域振興プロジェクト、引き続き生活デザイン学科学生のデザインで社会へ貢献していきたいと思います。

*実用化にあたり、応募作品からデザイン修正をしているため、実際の商品のデザインとは異なります。

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10月30日、11月1日に旧市民球場で行われた「花れて 輪になれ えがおひろしま2020」内「ひろしまきもの文化祭」に本学科学生がボランティア参加をしました。

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新型コロナウィルス感染予防対策を十分にされた上で、広島の生産者直販の農産物や特産品の提供、ヨガ体験、ミュージシャンやパフォーマー、文化・スポーツ団体などのライブなどもあり、2日間で約7500人が来場するイベントとなりました。

本学学生は昨年度学会秋季講演会にお招きした「一般社団法人ひろしまきもの遊び」のご指導・ご協力のもと、和や着物に関わるブースの販売やイベントのお手伝いをしました。

もちろん全員着物姿です。

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当日、和装下着を使わずタートルネックカットソーやリボンタイブラウスを着たり、スニーカーを履いたりと、着物をもっと身近に、がコンセプトのカジュアルな着装だったので、学生は「こんな着こなしがあるなんて知らなかった」「きものをもっと普段から着てみたいと思った」と実体験したからこその感想を抱いたようです。

また、休憩中には他のブースの見学も行い、広島の農産物や特産品、様々な企業や団体を知ることもできました。インターネットやSNSでの出会いとはまた違う、新しい出会いもあったようです。

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11月1日には「令和モダンきものショー」がライブステージで開催され、そちらにも学生モデルとして出演させていただきました。

普段使っている帽子やカバン、スニーカーと着物を合わせた令和ならではの着こなしで、会場からも大きな拍手をもらっていました。

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新型コロナウィルスにより、色々なイベントが中止になり、活動も制限される中で、久しぶりに多くの人とふれあい、着物や地域を愛する人たちに囲まれ、またそれを広める活動に参加することができました。今度は文化や地域を発信する側として何ができるか、どんなアプローチができるかを考えてもらいたいと思います。

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なお、「令和モダンきものショー」は「ひろしまきもの遊び」のHPからご覧いただけます。どうぞご観覧ください。

<ひろしまきもの遊び「令和モダンきものショー」>

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生活プロデュース領域

毎年楽しみにして下さる人もいる、生活デザイン学科の学生作品を実用化した「学科ウェルカムカード」が今年も夏のオープンキャンパスや学科教員による出張講義などで配布されました。

このカードのデザインは1年生後期科目「生活造形論」で出された課題作品の中から、学生と教員によって選ばれたものです。

seide-gakkahagaki2020Ⅰ.jpg恩地明日香さんの作品 

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迫明日香さんの作品

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吉村紫織さんの作品

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小川采音さんの作品

今年はコロナウィルス感染予防のため、大学に直接来られない人のために、大学HPにキャンパス散策や学科説明などの動画がたくさんアップされました。

そこで、裏面にはQRコードで掲載し、手に取った人がアクセスしやすいよう、工夫をしています。

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生活デザイン学科の特徴も一目でわかりますね!こちらのQRコードからこの記事にたどり着いた人もいるでしょうか?

今年の「生活造形論」もたくさんの学生が受講しているようです。色々なデザインに触れ、アイディアを形にしていってもらいたいですね。

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