人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

生活プロデュース領域

生活デザイン学科では中学校・高等学校の家庭科教員免許の取得が可能です。免許取得をめざす学生は、教職科目以外に、課外で勉強会や交流会に参加しています。今回は在学生だけでなく、OGも参加した研修会の報告が届いたので紹介します。


こんにちは!学会誌編集部3年N.Mです。
私は、8月上旬に行われた「アイリス家庭科教免の会研修会」に参加ました。今回はこの会について紹介します。

研修会は「持続可能な社会のつくり手を育てる家庭科教育」と題し、OGも含めた交流も含めて行われました。講師には東京都立高校で家庭科教員をされている石倉栄子先生を講師としてお招きしました。前半は模擬授業体験、後半はワークショップ形式で、家庭科の授業の進め方や家庭科教員としての働き方について質疑や意見交流を行いました。

この研修会に参加して私が印象に残ったのは「アルプスの少女ハイジ」を教材として家庭科教育について考えを深めたことです。
研修会では「アルプスの少女ハイジ」を視聴し、4人程度のグループに分かれ、内容についての意見交換ののち、全体での共有を行いました。これを3回繰り返しました。私は家庭科とハイジは無縁のように感じていたのですが、意見交流や石倉先生の解説を聞いていくうちに実は、貧困・経済格差、健康・食生活、環境、人身売買、女性労働などの観点から考えると家庭科教育と深く結びついていることを知りました。
また、石倉先生には教材として「アルプスの少女ハイジ」を活かす方法だけでなく、この教材をどのようにシラバスを組み入れればよいか、試験や評価はどう行ったかなどの実践的なことも教わり、今後の家庭科教育に活かせる知識を習得できました。

①ハイジを視聴する様子.jpg
ハイジを視聴する様子

②模擬授業の様子.jpg
模擬授業の様子

③グループ討論の様子.jpg
グループ討論の様子

ワークショップでは持続可能な社会のつくり手を育成ために私たちができることも全体で話し合いました。また、参加された現役の家庭科教員の先輩方が抱える悩みや仕事への向き合い方、やりがいを聞くこともでき、教員として働く実状を生で知る貴重な時間となりました。

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全体での話し合いの様子

今回の研修会に参加して、先輩方のお話から、卒業後家庭科教員になったとき、学校によっては家庭科教員が1人しかおらず、家庭科教育に携わる方との交流は減ることもあるため、大学生のうちに学年を超えた交流会や勉強会に進んで参加して、先輩や後輩、他学科の仲間とのつながりを作っていこうと思いました。

また、「家庭科」の学びそのものは自分の実生活にも役立つので、一般企業に就職したいと考える学生、高校生も、家庭科教員免許取得をめざして、ぜひ勉強会や「アイリス家庭科教免の会」に参加してみるといいと思いました!


N.Mさん、報告ありがとうございました。少しずつ、学外の方やOGとの交流が復活してきました。これからもぜひ色々な経験を積み、視野を広げてもらえればと思います。

生活デザイン学科では家庭科教免取得希望者と取得者の双方を応援するため、「アイリス家庭科教免の会」の特設HPを開設しています。月1回程度更新を行い、受験生や在学生向けに教職課程での学びの様子や、就職実績、OG向けの学外講習会や教材情報なども掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

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インテリア・住居・建築領域

長い間海外への研修に制限がありましたが、今年度から生活デザイン学科では海外研修が復活します。

建築士課程では「ライフキャリア特別セミナーⅠa」という授業で、韓国への建築見学実習が行われます。先日、事前学習と保護者説明会が行われたので、その様子をご紹介します。

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事前学習では窪田勝文先生から見学予定の建築について説明していただきました。今回の見学では下記7つの建築を訪れる予定です。

■アモーレパシフィック新本社屋(amorepacific headquarters) / david chipperfield architects
■リウム美術館(Leeum, Samsung Museum of Art) / Jean Nouvel, Mario Botta, Rem Koolhaas
■ミメシスアートミュージアム(Mimesis Art Museum) / Álvaro Siza
■DDP東大門デザインプラザ(Dongdaemun Design Plaza) / Zaha Hadid
■梨花女子大学校(Ewha Womans University) / Dominique Perrault
■ソウル大学校美術館(Seoul National University Museum of Art) / OMA
■Saya Park Art Pavilion / Álvaro Siza and Carlos Castanheira

各自で予習を行い、見学する建築についてのより深い知識を身につけていきます。

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保護者説明会では、渡航の日程や危機管理、事前の注意事項などについて説明をしました。

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いよいよ今月末に迫った韓国建築見学ですが、見学する建築についての事前学習はもちろん、忘れ物などがないようにしっかりと準備をして臨みましょう。

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インテリア・住居・建築領域

「住居・建築設計実習Ⅲ」や「住居・建築計画学Ⅲ」の授業等を担当されている窪田勝文教授監修の腕時計が発表されました。

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「MONOLITH」と名付けられたこの時計は黒を基調として作られており、ミニマリズムの中に人間と自然とを寄り添わせる美しさや強靭さを持ち合わせたデザインになっています。
「MONOLITH」公式サイト

生活デザイン学科は「生活プロデュース」「被服・ファッションデザイン」「インテリア・住居・建築デザイン」「地域デザイン」の4つの領域に分かれています。

建築デザイン領域で主な授業を担当されている窪田先生ですが、今回の発表にあるようにご自身の専門分野外の領域であるファッション分野でもご活躍されています。

本学科では、他領域の科目も履修できるため専門分野以外のデザインも学生の興味次第で学ぶことができます。いろいろなデザインを学び、窪田先生のように自身の専攻する分野以外でも活躍していきましょう。

こちらのサイトでは、窪田先生が過去に設計された建築作品や、受賞歴、他の雑誌への掲載情報を見ることができます。

また、建築士課程学生の幅広い活躍はこちら ↓ の記事もご覧ください!
G7広島サミット配偶者プログラムユニフォームデザイン実用化!

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