人間生活学部 管理栄養学科 ニュース

課外活動アーカイブ

日本福音ルーテル広島教会では毎月 第2・4火曜日に「るうてる食堂クレヨン」が開催されます。

8月23日(火)は夏休み特別企画として学生が考案したメニューで調理提供を行う機会を頂きました。
同教会牧師で主催者代表の立野先生が「広島女学院ごはん」と名付けてくださいました。

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管理栄養学科食育サークルを中心とした3年生3名、1年生12名が参加し、11時半から準備を開始し、多くの方のご支援を受けて、何とか16時の開始時刻に間に合わせることができました。

メニューは「ひじきごはん、トマトそうめん、スパニッシュオムレツ、チンゲン菜の磯香和え、ミニトマト、そうめんチュロスのフルーツソース添え」です。アンデルセンからいただいたパンもありました。

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来場された方からも「美味しかった」「彩りがカラフル」「家でも作ってみたい」など多くの心温まる言葉をいただきました。

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準備から当日の調理・片付けまで、教会の方々には大変お世話になりました。広島女学院高校の生徒もボランティアとして参加され、一緒に活動をすることができました。

当日の動画を作成していただきました。ぜひご視聴ください。

「広島女学院ごはん」@るうてる食堂クレヨン
( ↓ 画像をタップすると動画が再生されます )
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参加学生のコメント

私たちが考えたメニューを自分たちで作って提供するということは初めてで、実際に子どもたちに提供される様子を見て、感動しました。不安もありましたが、ボランティアの方々や先生方、参加してくれた学生たち全員のおかげで喜んでいただける食事を提供できました。今後も美味しい食事の提供ができる管理栄養士をめざして、様々な活動に取り組んでいきたいと思っています。

夏休みの思い出に残る活動になりました。
これからもるうてる食堂での活動が楽しみです。

るうてる食堂クレヨンの活動については、下記からぜひご覧ください。

るうてる食堂クレヨン ホームページ

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食育サークル

2月9日に、JA牛田支店で地域の方々と味噌作りの体験をさせて頂きました。この活動には1年生~3年生までの食育サークル部員6名が参加しました。

味噌の原料となる大豆は、2日前からたっぷりの水に漬けて吸水させておき、当日は、この大豆を圧力鍋専用のザルに移し替え、そのまま水を加えた圧力鍋にセットして20分間加熱しました。火力の調整が難しかったのですが、みんなで声を掛け合って上手く大豆を蒸すことができました。

味噌(説明)HP.jpg

次に蒸した大豆をマッシャーで潰しました。大豆が熱いうちに素早く潰すことを意識し、ペースト状になるまで行いました。大豆が人肌まで冷めたら、塩入りの米麹を加えてしっかりと混ぜる作業です。この麹が大豆を発酵させて味噌になります。大豆と同じくらいの量の米麹が加わって、混ぜる作業は大変でしたが、皆で交代しながら混ぜていきました。最初は慣れない手つきでしたが、作業を進めていくうちにコツを掴み上手く取り組む事ができました。豆を潰していくと、大豆の良い香りがしてきて、どんな味噌が出来上がるのか皆ワクワクしながら作業をしていました。

味噌(蒸し大豆)HP.png

味噌(大豆ペースト)HP.jpg

味噌(麹入り)HP.jpg

大豆と麹をしっかり混ぜた後は、野球ボールくらいの量を手にとり、空気を抜くように丸めて、味噌樽に投入!空気が入らないようにしっかり詰めて表面を平らにし、カビが繁殖しないよう焼酎を霧吹きで吹きかけて消毒しました。そして味噌の表面を空気に触れさせないようぴったりとラップをしたら、塩の入った袋で重しをし、容器と蓋の隙間を無くして、空気ができるだけ入らないようにしました。蓋をした後も上から消毒とラップをして雑菌が入らないように心がけました。

味噌(樽入れ)HP.jpg

味噌(樽平ら)HP.jpg

実際に味噌作りを一から体験したことで、想像していたよりも味噌作りを身近に感じることが出来ました。また、この活動を通して学年の壁を超えた交流をする事ができ、とても楽しい体験となりました。半年後に味噌が出来上がったら、食育サークルのみんなでおいしい味噌汁を作りたいと思います。

今後も食を通して地域の人達との関わりを大切にして活動していきたいです。

今年はコロナ禍により地域での食育活動がほとんどできませんでしたが、このような貴重な体験の場を与えてくださったJA 広島市の職員の皆さまやレディースクラブの皆様に、感謝申し上げます。

味噌(集合2)HP.jpg

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2020年度の夏に第5回うま味調味料活用、郷土料理コンテスト2020が開催され、管理栄養学科2年の廳(ちょう) 有里さん(岡山県立津山東高等学校出身)、福永 有紗さん(広島県立安古市高等学校出身)、羽倉 由美さん(広島市立沼田高等学校出身)のチーム「アスコルビン酸」が参加し、見事『郷土愛賞』を受賞しました。

提案したのは広島県の郷土料理である「もぶりご飯」です。うま味調味料の活用により減塩でおいしい料理にアレンジしました。

もぶりご飯2.jpg

コンテストの結果はこちら⇒⇒ https://www.umamikyo.gr.jp/contest_result_05.html

もぶりご飯は、人参やごぼうなどを甘辛く煮て酢飯に混ぜ、その上に錦糸卵を盛りつけた料理です。お正月などのハレの日に家族や親戚らが集まった席で食べられてきました。

このコンテストに参加したきっかけは、授業で日本人の食塩摂取量が多いと学んだこと。コンテストを通して多くの人に減塩の大切さを理解してもらうことや地元の郷土料理を伝承していくためには健康にも配慮した工夫が必要だと感じたからだそうです。また、近年の孤食の問題に対して、共食の楽しさや大切さを伝えられる料理を受け継いでいきたいという思いから、家族や大勢の人と楽しめる「もぶりご飯」を選んだそうです。

伝統レシピでは、醤油や塩が多く使われていますが、それらをただ減らすのではなく、本来のおいしさを維持できるよう、調味料の配合を検討し、約50%の減塩に成功しました。さらに、寿司酢を広島特産のレモン果汁にアレンジし、やわらかな酸味とさわやかなレモンの風味を楽しめる新しい「もぶりご飯」が完成しました。

こちらは、オンラインで開催された表彰式の模様です。近日中にこの様子がWeb上で公開されるそうです。

オンライン表彰式.png

コロナ禍で活動が制限されたにも関わらず、学生達はオンラインなどを使ってお互いに意見を出し合い、思考錯誤を繰り返しながら減塩の工夫に取り組みました。

これからも、健康でおいしい郷土料理をたくさんの人々に伝えていきたいですね。『郷土愛賞』おめでとう!!

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