人間生活学部 管理栄養学科 ニュース

管理栄養学科の学生を中心に毎月第2・4火曜日に日本福音ルーテル広島教会で子ども食堂のボランティアを行っています。
日ごろは、食事の準備や片付けが主な活動ですが、8月22日(火)は「広島女学院ごはん」を提供しました。

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今回は日本文化学科留学生のタクさんの「水餃子」をメインにして、「中華で野菜を食べよう!」をテーマに献立考案、調理を行いました。
教会のスタッフの皆さんにもご助言をいただきながら、喜んでいただける食事を提供することができました。

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【女学院ごはん、第3弾!】
(ごはん、タクさんの水餃子、みそ野菜炒め、卵そうめんスープ、こふきいも、杏仁豆腐)

当日はタクさんをはじめ、管理栄養学科2年生から4年生までの学生14名が参加しました。

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ミーティングを行い、いよいよ調理開始です。

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提供していただいた野菜がたくさんありました。

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みんなで一緒に餃子を包みました。なんと、570個!!

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提供が始まりました。このたびはご家庭へのレシピ資料も配りました。

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お味はいかがですか?喜んでくれている様子が伝わってきます。

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参加した学生のコメント

今回、「中華で野菜を食べよう!」をテーマとした女学院ご飯に参加させていただきました。普段の子ども食堂でのボランティア活動とは少し異なり、献立の立案や当日の調理などを私達学生が主体となり行う事がとても新鮮に感じられました。
特に印象に残っていることは、今回のメインの料理でもあった水餃子を大勢で包んだことです。包んでいく中で、それぞれ違った餃子が出来ていく様子が分かるのがとても楽しく、完成したたくさんの餃子を見た時は達成感を感じました。
他にも、一度に160人分の食事を作ったことや留学生のタクさんに直接餃子の包み方を教えていただいたことなども、貴重な体験になりました。さらに、活動中に笑顔で料理を受け取ってくださり、終了後には多くの方から、提供した食事や私達に対する感謝の気持ちのお手紙もいただけて、とても嬉しく感じました。
今回のこれらの体験を今回限りのものにするのではなく、これからの活動における様々な場面で活用する事ができるようにしていきたいと思います。ありがとうございました。【H.M】

今回、レシピから考え提供まで行ったことで、自分の作りたいものと他の料理と合うかや、調理工程を単純にすることなど、大量調理は普段の調理実習に比べて考えなければいけないことが多かったことが大変でした。
準備から先生方、ルーテル教会の皆様など多くの方々にたくさん手助けをしていただいたおかけで、私たちの女学院ごはんを提供することができました。
感想で「おいしかった」などのご意見をいただくことができ、改めて料理を作ることができる環境に感謝しなければいけないと思ったのと同時に、とても嬉しく思いました。今回の反省点を活かして自身の調理技術向上だけでなく、大量調理についてしっかり学び、今後の実習や次回の女学院ごはんでも活用できるように頑張っていきたいです。【M.A】

私は今回初めての参加でした。100食以上の食事を作ったことがなかったので不安がたくさんありましたが、色んな人に手伝っていただきながら完成させることが出来て達成感がありました。食事を提供した時に、子どもたちに美味しいと言ってもらえて頑張って良かったなと感じました。また参加したいです。【H.E】

こども食堂に参加したことはあったものの、女学院ごはんの回に参加するのは初めてでした。
打ち合わせから当日まで自分たちでメニューを考え、提供することはとても貴重な体験になりました。自分たちが作ったものを目の前で食べてもらうのは緊張しましたが、子どもたちが美味しいと喜んで食べる姿を見ることができて参加して良かったと改めて思いました。【K.M】

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 本学の管理栄養学科では、管理栄養士になることを強く望む学生は、全員管理栄養士国家試験を受験します。管理栄養学科では、学力とともに人格を醸成することを日々の目標に、学生のやり遂げる姿勢を最後まで応援します。来年3月の国家試験に向けて、今年も既に国家試験翌日の2月27日から、第1回目の国家試験模試が始まっています。この日(8/21)は夏休み期間に2回ある模試の第1回目が行われました。

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 模試では、午前に2時間25分、午後に2時間40分という長時間にわたって合計200問を解答します。まず、管理栄養士養成課程主任の土谷先生から、試験の心構えや解答上の諸注意の説明があり、問題と解答用紙が配布されます。その後、時間を守っての試験時間となります。解答用紙へのマークや、自己採点のための問題用紙への解答記入などを、真剣に行ないます。

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 管理栄養学科では、卒業論文作成に集中する11月以外には、毎月国家試験模試が実施されます。そして、卒業研究を終えた12月以降は約2週間ごとに行い、鍛錬を積んでゆきます。

④サイズ.jpg 試験時間を終了すると、次は自己採点の時間となり、教室のパソコンで自分の解答を入力します。入力を終えたら、解答データを持って助手の先生のもとに向かい、データ解析と結果の印刷をしていただきます。先生方から励ましの言葉をいただくことも多いです。

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 結果を印刷していただいた後、課程主任の土谷先生のもとに向かい、まず課程主任面談があります。今後の学修についての、個々の状況に応じた指導が行われます。思い通りに行かなかった時も、ともに確認して対策を練ることで、現状が受け容れられ、今後の指針が見えてきます。後に、所属ゼミの先生と再度面談の時間を持ちます。今後の学修生活や自身の課題について再度見直し、これから着手することを具体的に決めます。

⑥サイズ.jpg 国家試験模試はまた9月初旬にあります。夏休みは卒業研究が盛んになる時期でもあります。自身の成長の日々を積極的に愉しんでゆきましょう。

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①サイズ.jpg 管理栄養学科では、オリジナルの実践型授業である『栄養チャレンジ・ラボ』が今年も前期に開講されました。1年生は、脳科学の視点から、食行動やおいしさを感じる仕組みを探求する「脳科学ラボ」、食育活動を通して食の大切さを伝え、人と関わる喜びを体験する「食育ラボ」、食品開発の基礎を学び、魅力あるモノ作りに挑戦する「食品開発ラボ」、この3つのうちから1つを選んで受講しました。

 はじめに関連の基礎知識を学んだ後、自ら調査や企画・立案をしてグループワークを行ない、活動に打ち込み、得られた結果の解析や考察を深め、その成果を7月22日、大教室でグループごとに発表しました。1年生による短期間の研究活動成果の発表でしたが、4年生の卒業論文発表会を思わせる内容でした。1年生たちは、自信をもって、口頭発表と質疑応答に臨んでいました。

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 今年は合計10題の発表がありました。

【脳科学ラボ】

①グループ 演題:『冷たいアイスクリームと溶けたアイスクリームを食べた時の甘味の感じ方の違い』
②グループ 演題:『体で感じる感覚の評価-ハッカ・唐辛子の評価-』
③グループ 演題:『仮想現実(Virtual Reality:VR)による味の変化』
【食育ラボ】
④グループ 演題:『主食・主菜・副菜をとろう(肉ランチ主菜)』
⑤グループ 演題:『食塩摂取量を減らしながら美味しく綺麗になろう!(肉ランチ副菜)』
⑥グループ 演題:『食品ロス削減につながる郷土料理を広めよう(魚ランチ主菜)』
⑦グループ 演題:『作りやすい郷土料理から地域の味を広めよう!!(魚ランチ副菜)』
【食品開発ラボ】
⑧グループ 演題:『食品開発の経緯説明』『酒粕とレモン香るムースタルト』
⑨グループ 演題:『酒粕香るバスクチーズケーキ』
⑩グループ 演題:『亀齢になったよ!からあげちゃん』

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 各グループの発表毎に、教員から複数の質問がありました。どのグループも自分たちの考えを自信をもって答えていました。主体的に取り組んで分かったこと、必要なことが、自分たちの言葉で述べられていました。
最後に各ラボの代表教員から講評がありました。それぞれの先生方の口から、とても素晴らしい出来であったことや、今後の成長への大きな期待が語られました。

④サイズ.jpg 活動発表会は大きな拍手をもって終わりました。これからも、さらなる成長を期待しています。

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