広島女学院大学は、小規模大学であることを活かし、学科間の連携プログラムや教員と職員が連携したワークショップ、研修などが充実しています。
児童教育学科では、小学校英語科教育を担うための英語力や指導力を養う授業として、英語科教育入門、小学校英語教育ⅠⅡ、教室英語などの学内で学修するプログラムの他に、国際英語学科と連携した海外研修プログラムを用意しています。このプログラムは、保育士・幼稚園教諭の資格取得のための実習をさけて3年生で参加することにしています。
【海外研修Ⅰ】

前期に事前準備の授業を受け、夏休みに3~4週間イギリスの大学で語学研修を行います。平日の午後や週末には滞在都市や近郊の訪問、文化体験プログラムへの参加ができます。
また、ホームステイ先ではホストファミリーとの生活を通して英語力を身に付けることができます。
【海外研修Ⅱ】

前期に事前準備の授業を受け、夏休みに約1か月間イギリスの語学学校で英語を学ぶとともに、現地の小学校や高校で、日本文化の紹介などを行います。航空会社や観光訪問先、週末プランなどを参加者同士で相談して決めることができるプログラムです。
これらのプログラムが再開できる日を楽しみにして、今は世界の人たちと心を一つにして予防を頑張りましょう!
この授業では、英語のリスニング、スピーキング、リーディング、ライティングの4つのスキル全てについて学生の能力を伸ばすことを目的としています。

現在、学生は子ども向けの英語で書かれた絵本を、ペアで協力しながら作成しています。


ただ英語を語学として教えるだけでなく、保育者・教育者養成課程で学ぶ学生の興味関心に基づいた授業構成となっており、意欲的に授業に取り組む姿勢が輝いていました。

学生が実生活において自信をもって英語でコミュニケーションを取ることができるようにと願っています。
児童教育学科には「キリスト教保育」という授業があります。その授業の一環として12月20日(金)、ゲーンス幼稚園のクリスマス礼拝に参加しました。

その後、24日(火)にゲーンス幼稚園のホールにて、幼稚園主事の古重歌織先生に「クリスマス礼拝を迎える日々」と題して、ご講義いただきました。まず、アドベントクランツに火を灯し、礼拝から始まりました。
そして、イエス・キリストの誕生を伝える「クリスマス・ページェント」を園児にどのように伝えているのか、クリブを使った実演を交えて教えてくださいました。

最後に、年長組は、ひろしま美術館でレオナール藤田の絵と出会い、いろいろな役を演じ、数日かけて役を決めていき、園のホールや大学の講堂で準備を重ねて、礼拝の当日を迎える、という保育の日々をエピソードを交えてお話しくださいました。

講義を終え、以下のような感想が寄せられました。
「長い期間をかけてクリスマス礼拝に向けた取り組みをされていることを知りました。また当日を迎えるまでの子どもたちの成長も知ることができました。」
「やりたい役が重なり、自分の気持ちを抑えて友達に譲った子が『今とても気持ちいいの』と言ったエピソードに心が温かくなりました。」
「先日見学したクリスマス礼拝は、先生方がさまざまな工夫をされているということを知ることができました。」
「クリスマス・イブの日に古重先生のお話を伺うことができ、今までとは異なるクリスマスを迎えることができそうです。」