人間生活学部 児童教育学科 ニュース

こどものうた研究会

11月26日(日)10回目の「大学競宴!シャレオ大学生コンサート」が、シャレオ中央広場で開催されました。
このイベントは、教育ネットワーク中国と広島市中区との共催のイベントで、にぎわいと活力をもたらすまちづくりを進めることを目的としています。

当日の様子を「こどものうた研究会」の学生リーダーからのレポートでお届けします。


このイベントに、今年も「こどものうた研究会」が出演させていただき、子どもの歌の楽しさを市内中心部から地域へ発信しました。
児童教育学科には「こどもチャレンジラボ」という学科独自の多様な取り組みがあり、「こどものうた研究会」はその1つです。

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コンサートでは、アニメ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」のエンディングテーマでもあり、女優の森七菜さんがカバーした『スマイルと、アニメ「しましまとらのしまじろう」のエンディングテーマ『ハッピー・ジャムジャム最後に、スピッツの『チェリーを演奏しました。学生が客層や場の雰囲気を考えて、選曲しました。

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当日は多くの人に囲まれる中、皆で声を整え、笑顔いっぱいの優しい表情で表現しました。「次で最後の曲となります」とアナウンスしたら、観客の方に「え~、まだ聴きたい」と嬉しいお声をいただきました。

また、ステージ前で子どもが私たちの演奏を見て体を動かしていたり、親子で楽しんでくださったりしている姿を見て、これが「こどものうた研究会」の良さだと、改めて感じました。
一緒にやってきたサブリーダーも「他の団体にはない、うた研らしい演奏ができた」と、グループラインに投稿していました。

本番では『子どもから大人まで、その空間を音楽を通して楽しんでもらう』ことができたと満足しています。
これからも、子どもの歌を通して、皆様に楽しんでいただける活動ができればと思っております。

大学からは、三谷学長先生と卒業生の先輩も聴きに来てくださいました!大学の先生や職員の方も、当日まで応援してくださいました。

聴いてくださった皆様、運営してくださった皆様、どうもありがとうございました。

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異学年で刺激をしあって1つのステージを創ること、音響さんやステージ担当者、職員さんと連携すること等、地域社会と関わってたくさんのことを学びました。心から楽しめました。

こどものうた研究会の過去の記事はコチラ
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 11月25日(土)13:00~15:00に「子どもとつくる科学遊び研究会」の学生が中心となって「第8回ものづくりチャレンジラボ!~科学の不思議を楽しみ、失敗から学ぶ~」(公益財団法人 マツダ財団市民活動支援事業)を開催しました。参加してくれた小学生の子ども7名(男子2名・女子5名)と本学の学生5名が一緒に「空気砲」を中心としたものづくりをしました。

 まずは、学生が私たちの周りには空気があることを実感できる簡単な科学遊びを紹介しました。紹介した内容は、以下の4つです。
1.マシュマロがだんだんと膨らんでいく科学遊び
2.ペットボトルの蓋をゆるめると穴から勢いよく水が飛び出す科学遊び
3.小さな穴を開けたペットボトルの中のゴム風船が大きく膨らむ科学遊び
4.ゴム風船を付けたCDが机の上を滑るように動く科学遊び

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 学生は、子ども達に実際にやってみるとどうなると思うか尋ねたり、やった後にどうしてそうなったと思うか尋ねたりして対話をしながら楽しく科学遊びを紹介しました。子ども達は、真空保存器の中のマシュマロがだんだんと膨らんでいく現象や、ペットボトルの蓋を開けると水が勢いよく小さな穴から飛び出す現象を見て驚いていました。

 科学遊びを紹介した後は、一人ずつ「ペットボトル空気砲」を作りました。空気砲の作り方については、学生が丁寧に説明しました。子ども達は、学生に手伝ってもらいながらペットボトルを切ったり、ビニールテープを巻いたり、ゴム風船を取り付けたりしていました。

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 その後、子ども達は的当てを作りました。小さく切った画用紙に数字を書いたり、かわいい絵を描いたりしていろいろな的当てができました。
そして、出来上がった的当てめがけて、空気を飛ばして遊びました。

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 「ペットボトル空気砲」を作って的当てを楽しむ中で、「もっと遠くまで空気を飛ばしたい!」と発言する子どもが出てきました。そこで、もっと遠くまで空気が飛ぶ「段ボール空気砲」を作ることにしました。子ども達に一人一枚ずつ段ボールを渡しました。子ども達は、空気がもれないようにガムテープを上手に使って段ボールを組み立てていきました。

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 全員が「段ボール空気砲」を作った後、空気が遠くまで飛ぶことを確かめるために、数メートル離れたろうそくの炎を消すことにしました。ろうそくは全部で5本あります。一人ずつ行ったのですが、全員が5本のろうそくの炎が消えるまで何回もチャレンジしました。一つの炎が消えるときもあれば、5つの炎がいっぺんに消えるときもありました。炎が消える度に子ども達も学生も歓声をあげて拍手をして喜びました。

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 最後に、スモークマシンを使って空気砲の中に煙を入れて空気を飛ばしました。その際、電気を消して懐中電灯の光を煙に当てて、見ることにしました。すると、段ボールを叩く度にきれいな煙の輪が飛び出していきました。学生は「きれい!」と声をあげたり、子ども達は「すごい!」と驚いたりしていました。

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 次回、第9回の「ものづくりチャレンジラボ!」は、12月9日(土)に行います。前半は、「段ボール空気砲」の続きとして自分の好きな形に穴を開けて空気を飛ばしたとき、空気(煙)の形がどうなるか実際に試す活動を行います。また、もっと大きな「段ボール空気砲」を使って空気を飛ばす活動も行います。そして、後半はこれまで行ってきた活動の中で、もう一度挑戦したいものづくりを子ども達一人ひとりに選んでやってもらいます。
今回の活動の最後に書いた子どもと学生の振り返りを紹介します。

子どもの振り返り

空気やけむりで遊べて楽しかったです。空気ほうを作るのは難しかったけど上手にできました。次も楽しみです。

風せんが好きなので、風せんで遊べてうれしかったです。空気ほうがとても楽しかったです。けむりが空気ほうから出てきてびっくりしました。お姉さんとも仲良くできてうれしかったです。

学生の振り返り

始めの空気を用いた実験で、どうしてそのような結果になるのか自分の言葉で説明することができていて、子ども達はすごいなと思いました。また、子ども達は、段ボール空気砲を使って空気を出すときに、煙のリングができるように力を調整することができていたり、段ボールにガムテープを貼り付けるとき、お互いに協力できたりしていて素敵だなと感じました。

今日の活動で、普段できないような段ボールを使った空気砲で大きなリングを作ることができて楽しかったです。子ども達も段ボール空気砲づくりが楽しかったと言ってくれて嬉しく思いました。マシュマロが大きくなる実験を子ども達が楽しそうに見てくれていたのも嬉しかったです。活動の後、子ども達が段ボール空気砲を嬉しそうに持って帰っていた姿はとてもかわいくて参加してよかったなと思いました。

児童教育学科では、地域と連携し、子どもとともに学び、共に成長する学生の姿を大切にしています。

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 11月1日(水)と11月8日(水)の2回、「学校インターンシップ」の授業で1年生12名が広島市立早稲田小学校を訪問しました。

 1回目の訪問では、掃除時間や中・高学年、特別支援学級の授業を参観しました。掃除時間、子ども達は黙って一生懸命に掃除に取り組んでいました。
学生も子ども達と一緒に教室の床をほうきではいたり、机を運んだりしました。

「国語」や「道徳」、「図画工作」などの授業を参観しました。自分の思いを表現した絵をタブレットに保存したり、タブレットに入力した自分の考えを電子黒板に映し出してお互いに意見を言い合ったりするなど、ICT機器を活用した授業を参観することができました。

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 また、特別支援学級では、劇の練習に一緒に参加したり、かけ算九九のゲームを子どもと一緒に行ったりするなど楽しみながら授業を参観することができました。学生も子ども達と触れ合うことができてたくさんの笑顔を見せてくれました。

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 2回目の訪問では、低学年の授業や帰りの会を参観したり、先生方との質疑応答を行ったりしました。授業は、「算数」や「音楽」、「道徳」を参観しました。授業の導入から展開、まとめまでの一連の流れを参観することができ、学生にとって大きな学びがありました。「音楽」の授業では、子ども達が運動会で披露したダンスを見たり、学生がバイオリンを演奏したりする機会をいただきました。学生がバイオリンでYOASOBIの曲「アイドル」を演奏したとき、子ども達が自然に歌を歌い始めてとても盛り上がりました。

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 また、質疑応答タイムでは、1・2年生の先生方に「先生になった理由は何ですか?」「先生の仕事でたいへんなことは何ですか?」などさまざまな質問を学生はしていました。それらに対して、先生方はとても丁寧に答えてくださいました。先生方との対話を通して、「先生になりたい!」と改めて強く思った学生も多くいたことでしょう。

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 再来週は、広島大学附属東雲小学校の谷 栄次副校長先生をお迎えし、「先生のやりがい」と題して講演会を聴く予定です。
「学校インターンシップ」の授業を通して、学生が小学校の先生に対する魅力ややりがいを感じてくれることを願っています。

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