人文学部 日本文化学科 ニュース

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 日本文化学科では、毎年1年生対象の「キャリアスタディプログラムⅠ」という授業の中で、理想的な働き方について提案するプレゼンテーションを行っています。今年もQOL(Quality of Life)を高められる働き方について、それぞれのグループに考えてもらいました。この授業は2分級ありますが、今回は、私のクラスの発表を簡単にご紹介します。グループは毎年エクセルのRAND関数を使ってアトランダムに作成しています。この活動では、ふだんあまり交流のない人と共に作業を行い、異なる価値観に触れる、異なる価値観を受け入れることもねらいの一つとしています。

 今回のグループのテーマは、次のとおりです。

 ★皆さんはお金が好きですか:副業・兼業の推進のために
 ★なくそう!ハラスメント
 ★女性だって働きたい!:男性と女性が働きやすい社会
 
★週休3日
 ★女性に与えられた休暇制度のあるべき姿

 「皆さんお金が好きですか:副業・兼業の推進のために」では、労働者側のメリット・デメリット、企業側のメリット・デメリットを調べて紹介してくれました。

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 「なくそう!ハラスメント」では、「告白ハラスメント」「お菓子ハラスメント」といった聞いたことのない種類のハラスメントも紹介されました。発表後の振り返りでは、どんなハラスメントが罰則に値するものなのかを考えていくことが大切という意見がありました。

 「女性だって働きたい!:男性と女性が働きやすい社会」では、勤務間インターバル制度の義務化、休憩場所の充実、テレワークの推進等が提案されました。

 「週休3日」では、「自分のやりたいことができる一日が増えて、生活の質を高められる」「育児や介護による離職防止」などのメリットが紹介されました。

 「女性に与えられた休暇制度のあるべき姿」では、改善課題の一つとして生理休暇も取り上げられ、生理休暇に対する理解や休暇を伝えやすい環境づくりが大切であることを確認しました。

 準備時間、発表時間も短く限られていたので、各グループのテーマについてまだまだつきつめて考えていかなければならない点はありますが、いずれも興味深い内容でした。今回の発表をきっかけにこれからもこれらの問題について継続的に考えていってほしいと思います。

 文責:渡邊ゆかり

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2022年12月10日(土)、入学前プログラム第1回スクーリングを実施しました。本学では、総合型選抜入試、学校推薦型選抜入試で合格された皆さんを対象に、入学前教育を行っています。

入学前プログラムでは、高校までの学習内容を見直したり、大学での学びを先取りしたりすることによって、大学での学びへスムーズに移行することを目的としています。

日本文化学科は「新聞記事読解課題」「英語課題」「スクーリング」の3つを中心にしてプログラムを組んでいます。
この日は合計3回実施する「スクーリング」の第1回目を実施しました。

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1時間目は、スクーリングについてのガイダンスのあと、アイスブレイクとして、「クリスマスカードを交換しましょう!」という取り組みを行いました。

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皆さん、最初は緊張されていましたが、自己紹介をしつつカードを交換していく中で、少し和やかな雰囲気になっていきました。
毎年「スクーリングで友人ができることがとてもうれしい!」と言ってもらっていますので、3回のスクーリングを通して是非、皆さんと親しくなってくださいね。

2時間目は、次回のスクーリングで実施する「日本を紹介しよう」というプレゼンテーションに向けての準備です。

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最初に、情報の集め方や発表の仕方などの説明を受けたあとで、皆さん、思い思いに関心のあるテーマについて調査を行いました。真剣な様子がよく伝わってきますね。

次回のスクーリングは1月21日(土)です。頑張って調べてくださった成果をご発表いただく予定です。最初は発表がうまくできなくても気にしないでください。入学後、4年間を通して、「伝える力」をしっかりと身に付けてもらえるようサポートしていきます。是非、入学を楽しみにしながら、このプログラムが充実したものとなるよう一緒に取り組んでいきましょうね。

(文責:足立直子)
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2022年12月9日(金)、広島女学院中学高等学校から7名の生徒さんが、本学のキャンパス見学会にいらっしゃり、体験授業に参加されました。

日本文化学科では、「調べてみよう!日本文学とクリスマス」というタイトルで、私、日本近現代文学専門の足立直子が授業を担当し、私のゼミ生で女学院中高卒業生Mさんがアシスタントを務めてくださいました。

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当日は、まず、女学院中高卒業生のMさんによるバイオリン演奏「きよしこの夜」でおもてなしをしました。この日のために、Mさんはかなり練習をしてくれたそうです。

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次に、クリスマス気分に浸っていただくために、受講生の皆さんに手作り「キャンディレイ」をお贈りしました。受講生の皆さん、とっても喜んでくださってうれしく思いました。

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授業では、日本においてクリスマスがどのように受容されていったのかを押さえた上で、実際、皆さんにパソコンを開いてもらって、調べ学習を実践しました。特に、日本で初めて、サンタクロースの絵が書かれた「さんたくろう」という書籍について、「国立国会図書館デジタルコレクション」から閲覧をしてもらい、これについてはかなり興味をもっていただけたようです。最後は、太宰治の「メリイクリスマス」を読み、しみじみとした気持ちになりました。

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終始、熱心に授業を受けてくれた受講生の皆さん、この日のためにいろいろと準備をしてくださったMさん、本当にありがとうございました。Mさんが、女学院中高から引率でお越しくださった先生と親しくお話をされているのを見て、私も胸が熱くなりました。今後も、女学院ファミリーの繋がりの中で、有意義なイベントができますよう頑張っていきたいと思います。

(文責:足立直子)

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