生活デザイン・建築学科(現生活デザイン学科)の学生が設計に関わってきた牛田早稲田3丁目に建設された「まちのコミュニティハウス」が完成し、今年度からいよいよ第2期が始動しました。生活デザイン学科3年生が授業「建築倫理」において、その活用方法を提案していきます。
まずは、地域の人々とこの事業主であるトータテの人たちへのヒアリングを本学にて行いました。
はじめに、牛田早稲田地域の住民のこの地域への愛着や早稲田学区社会福祉協議会の活発な活動内容、「まちのコミュニティハウス」への思いなどを伺いました。

早稲田学区社会福祉協議会の西田会長のお話

早稲田学区社会福祉協議会発行の小冊子に
掲載されている「わせだMAP」を見ながら

早稲田学区社会福祉協議会の長田事務局長のお話
次に、事業主であるトータテの浅並様による開発コンセプトや、設計事務所ブルースタジオとのやりとりなど、経緯の説明がありました。コロナ禍の2021年5月に完成したため、当初予定していたスペースの利用方法として販売事務所としての機能が叶わなかったことなど、長期にわたるプロジェクトのため、予想外のことが起こり得ることがわかりました。また、トータテの安元様や広報の方々にも、完成後の活用方法の中でパンの販売が人気であったことなど、様々なエピソードをお聞きしました。

トータテの浅並様による説明
このエリアのコンセプトである「わせだの里」について
最後に、学生の質問にも答えていただきました。


トータテの安元様による質疑応答
学生にはとても参考になるお話が伺えたと思います。
今後、グループディスカッションを重ね、後期の授業終わりには、活用方法の提案をします。地元であるこのエリアを学生目線でもよいまちにしていきたい、と思いを新たによい時間を終えました。
ご参加いただきました皆様、お忙しいところ、どうもありがとうございました。
12/12(日)のオープンキャンパス、生活デザイン学科では、体験イベント「デザイン折り紙」を開催します。
今回は、その内容を少しご紹介しましょう。

「デザイン折り紙」は、1枚の厚紙を折り紙の様に、折り目(谷折りと山折り)に従って折っていき、完成させます。
折り目の線が入ったデザイン紙(難易度★★★★★★)

体験イベントでは、デザイン紙をただ折っていくだけなのですが、1枚の平面が3次元の立体になると、そのデザイン紙の柄の出方が変わり、イメージが変化することがわかります。
また、完成すると、重さに耐えられるとても強い立体になることがわかります。実は、この考え方で構造設計されている建築物が実在します。このように、本学のインテリア・住居・建築デザインでは、楽しく建築や空間を学ぶことができます。
それでは、今年度のデザイン折り紙"クリスマスヴァージョン"の一部をご紹介しましょう。

難易度★ 楽勝!

難易度★★★ 人気!

難易度★★★★ 時間がかかるゥ!
このように難易度★〜難易度★★★★★★まで取りそろえていますので、高校生の皆さん、是非挑戦してください。
完成品は参加される方へのクリスマスプレゼントです。活用方法は自由に考えてみましょう。(アクセサリーケースとか!?)
では、クリスマスオープンキャンパスでお待ちしています。
参加申し込みはこちらからどうぞ!
今年入学した1年生から、前期に受講した必修科目「キャリアプランニング」についての紹介記事が届きました。
こんにちは、学会誌編集部1年のN.Oです。この度、私が紹介する授業は、「キャリアプランニング(1年前期)」です。
この授業では、第7回の授業から学科の特徴をまとめ、各自でポスター作成を行い発表しました。このプログラムは、学科の特徴を具体的に知り、見る人に向けて分かりやすく紹介するポスター作成を行い、これからの自分の成長に活かすことがねらいです。
今回は私が一番印象に残っている学生のポスターを紹介します。

こちらのポスターを作成したのは、生活デザイン学科1年の坂田あゆみさんです。
教職課程の履修を考えていた坂田さんは、「なりたいの味方 〜家庭科教員になりたい!〜」というキャッチコピーで制作を行い、4年間の学びの流れと授業紹介をポスターにまとめました。
このポスターを作る際、黒板のように見せるために、周りを黒で囲ってみるなどの工夫をしたそうです。苦労したことは、白いボールペンで文字を書く際に、色が上手く写らないことや、細かくて見えにくいため、上から何度も文字を重ねなければならないことだそうです。
家庭科教員ということから、ポスターを黒板のようにデザインをしている発想がとても素晴らしいと思います。斬新なデザインであり、教職課程の授業が簡単に説明されていて、分かりやすくて、見ている人を惹きつける素敵なポスターだと感じました。
坂田さんが今回作成したポスターで伝えたかったことは、「女学院は教職のカリキュラムが充実していること」だそうです。ポスターを通して女学院の良さをたくさんの人に発信できたのではないでしょうか。
坂田さんの他にも、女学院の良さを伝えるために多くの学生が詳しく女学院についての情報をまとめ、ポスターにまとめていました。自分が通う大学について詳しく学ぶことで、今後の自分のビジョンが見えたのではないでしょうか。これからの学生生活が楽しみです。
N.Oさんありがとうございました。記事を書いてくれたN.Oさんに、他に印象に残っているポスターはありますか?と聞いたところ、次の作品も推薦してくれました。

「インテリア・住居・建築デザイン領域のあれこれ!」
石井まるみさん
背景や文字の色にメリハリがあり、また手書きのイラストもとてもかわいらしいですね!
この授業では働くことについての講義や、就職活動を終えた4年生や社会で活躍する卒業生のお話を聞く回などが前半にあります。そして、後半に自分の興味のあるキャリアについて調べ、自分のキャリア観を育成するだけでなく、人に視覚的に説明するという「伝える力」も育成しています。
様々な領域がある生活デザイン学科だからこそ、色々な考えに触れることができ、多様なキャリアをみなさんと描いていきたいですね。
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