人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

インテリア・住居・建築領域アーカイブ

インテリア・住居・建築領域

牛田住宅情報スクエア[アスタ]で「夢の住まいづくりアイデア展」が10/2(土)〜24(日)、開催されています。本学の学生の2作品が、審査員特別賞を受賞しました!

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これは、牛田住宅情報スクエア[アスタ]の開設20周年を記念したコンペで、広島県内で住まいや暮らしについて学ぶ3大学(本学・近畿大学・広島工業大学)の学生作品12点(入賞作品を含む)の展覧会となりました。

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牛田住宅情報スクエア[アスタ]と展覧会場の様子

作品は、中国新聞社の特設HPに掲載されています。

本学では、建築士課程の必修科目「住居・建築設計実習Ⅳ」の課題として取り組み、全作品21点の中、厳選された4点を出展しました。それでは、出展作品を紹介しましょう。

<審査員特別賞>「樹をいだく家」小川采音さん/福本玲奈さん/今田乃愛さん

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<審査員特別賞>「川辺の家」迫明日香さん/八城絢香さん/銭谷和奏さん
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「かこまれた家」隅田祐さん/山上遥菜さん/山川未夢さん

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「Sechs」川崎陽菜さん/江上さくらさん/宮脇菜々子さん
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本学科の建築士課程では、実習等の授業で日々、建築や空間のデザインに励んでいます。コロナ禍において、実際の建築作品を展示する機会は減っていますが、今回、広島県住宅産業三団体協議会のご協力により実現しました!
10/24(日)まで、住宅展示場である牛田住宅情報スクエア[アスタ]のセンターハウスに展示されていますので、興味のある方はぜひ見に行ってみてください。

4.そのほかの作品.jpg

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インテリア・住居・建築領域

建築士課程の必修授業「建築材料学」において、材料の圧縮破壊試験を行いました。

写真1.jpg建築材料学は、建築に使用される材料の特性について学ぶ授業であり、座学だけではなく、学内にある試験機を用いた各種実験を行っています。
今回の材料実験では、コンクリートの供試体に200kN(およそ20トン)ほどの荷重を載荷し、崩壊時の荷重測定、ひび割れが入る様子の観察をしています。

写真2.JPG建築材料学では、他にも木材や鉄筋の破壊試験、構造骨組みの作成など、建築に関わる材料の特性を体感できる機会が多数あります。

以下、受講した学生のコメントです。

生活デザイン学科3年 A.Y:
コンクリートは我々にとっては身近であり、何年も前から人間たちを支えてきた重要な材料です。そのコンクリートを安全に使用するためには、必ず実験をしなければなりません。日常生活でコンクリート製の製品や建築をよく見ますが、壊れていたり、ひび割れていることはめったにありません。それは、専門家や技術者の方々が何度も試験を行ってより安全なコンクリートの製品を作っているからです。今回の圧縮破壊試験では、コンクリートの性質を知るための大事な実験の一部を行うことができました。破壊試験と聞いていたため、コンクリートが激しく飛び散る様子を想像していましたが、実際は加圧をしてどれくらいでひび割れを起こすか見るという内容で、壊れるのはほんの一部だけでした。破壊することはもったいないと思っていましたが、壊すことで発見できることもあり、良い経験になりました。

生活デザイン学科3年 A.S:
コンクリート破壊実験という普段経験できない実験が出来たことは光栄に思います。RC造の荷重のかかり方を倍速で見ているようで、ゆっくりひび割れが入っていく様子が見受けられました。

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2018年度から本学科建築士課程の学生が基本設計に関わってきましたトータテとの産学連携プロジェクト「まちのコミュニティハウスプロジェクト」。
以前、学科ニュースでは、地鎮祭の様子をお伝えしましたが、今年5月についに竣工を迎え、本学科建築士課程の学生向けに見学会が開催されました。

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東側広場から見るコミュニティハウス←←←クリックすると動画にリンクします

見学会ではメインとなるコミュニティハウスの他に、周辺に建設された分譲住宅や賃貸住宅も内部まで見学でき、それぞれの特徴や違いを学ぶことができました。
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説明を聞く学生たち

また、今回の見学会に先立ち、昨年11月、12月に建設途中のコミュニティハウスを見学しました。今回の完成見学会とあわせて、建築物がどのように完成していくのか、建設過程を自分の目で確かめることができる良い機会となりました。

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工事現場の見学会の様子

見学会に参加した学生に感想を聞いてみました。
「去年11月に工事中の見学会に参加し、その時は柱や梁しかありませんでしたが、現在は仕上げがどのようになっているか気になっていました。実際に完成した住宅を見てみると、以前の様子とは全く違っていて、おもしろいなと思いました。また、とても印象的だったのは、分譲住宅の間にある『フットパス』です。歩くことを楽しむための道といわれる『フットパス』があることで、近所の人と交流できる空間をつくっていました。人と交流できる空間づくりは庭をつくる以外にも様々な方法があることを知りました。」(Sさん)

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フットパスを歩く学生たち

「賃貸住宅の部屋は、通常は『101号室』と呼びますが、『クスノキ』や『ネズ』など木の名前が部屋の名前として使われていることに驚きました。木を基調とした作りだけでなく、室名からも木を大切にしていることが伝わってきました。建築の工事中から完成まで、そして設計者の話を聞ける機会も滅多にないので、今回参加できて良かったです。そして、このような見学会が他にもあれば、積極的に参加したいと思いました。」(Mさん)

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広場で説明を聞く学生

「近所に住んでいたため、親しみのある場所が変わってしまい、工事中も敷地内に入ることすらできず、少し寂しく感じていました。しかし、こうして見学会に参加し、設計者やこのプロジェクトに参加した方々の思いを知り、これからは違う形で、この場所でまた皆で遊びたいと思いました。」(Oさん)

建築士課程の2年生は、現在「住居・建築設計実習Ⅱ」で2階建て住宅の設計に取り組んでいます。図面上では分からないことを、実際に建物を見て理解し、自分の今後の設計実習に生かしたいという感想もありました。実習や講義だけでは分からないリアルな建築体験ができる貴重な時間でした。

(実習アシスタント 安藤)

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