人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

インテリア・住居・建築領域アーカイブ

インテリア・住居・建築領域

生活デザイン学科の授業「建築意匠論Ⅱ」にて、建築見学を実施しました。

建築意匠論Ⅱは都市や建築作品に対する日常的・専門的な関心を養うことを目的とした授業であり、建築作品の調査・分析に加え、今回のような見学会を複数回予定しています。

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今回訪れたのは、広島市中区南吉島に建つ「広島市環境局中工場」。平和記念公園からのびる都市軸上の敷地にあり、広島の市街地と瀬戸内海を結びつけるような空間構成が特徴の建築物です。

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授業では、実際の空間体験を言語化するとともに、見学によって見えてきた疑問点について、意匠や構造などの観点から議論し、作品の理解を深めていきます。

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以下、受講した学生のコメントです。

生活デザイン学科3年 M.K:
中工場に実際に行ってみて、ゴミ処理場というネガティブなイメージを、ガラス張りにし見学できるようにすることで、ポジティブなイメージに変えることができていると思いました。広場では、子どもが遊んでいたり、釣りをしている人がいたりしたことを見て、ゴミ処理場に人が集まることが不思議だと感じると同時に、建築が人を集める力を持っているということを感じました。

生活デザイン学科3年 N.S:
扉と壁、手すりと壁が一体化していることから、スタイリッシュなデザインなっており細かく設計されていてすごいなと思いました。

広島女学院大学は広島市中心部に近い立地にあります。
授業や課外活動の中で街の中に飛び出していくため、街そのものが教材といえます。
現場で実際のものを見ることで、ぜひ自分のデザインに活かしていきましょう!

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インテリア・住居・建築領域

実験実習アシスタントのYさんから、2年生科目「住居・建築設計実習Ⅱ」についての紹介が届きました。先日行われた第1課題の講評会の様子を覗いてみましょう。

今回の設計内容は、「あの人」のために趣味の空間を設計する、というものです。

「あの人」とは、本人以外で学生がよく知っている、具体的な人物を設定します。そして「あの人」の趣味に必要な物、収納、適切な動線、機能など設計に必要なことを考え、12×8m の敷地内に空間を設計します。また、内部の空間だけでなく、外部の空間も設計も行うことが設計条件です。

「住居・建築設計実習Ⅰ」の授業では、図面のトレースなどを主に行い、基本的な図面の書き方や、線の引き方を学んできました。そのため、今回の課題は、多くの学生にとって自身で課題の内容を踏まえて1から設計する、初めての経験になったようです。

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<プレゼンボード>

出題から発表まではゴールデンウィークを含む日程だったため、学校に来て作業をすることが難しい状況でした。そこで、平行定規など、自宅で製図を行うために必要な道具を借りて、自宅で図面を進める学生も多く見られました。

講評会では、一人当たりの発表時間は2分間で空間のコンセプトや、「あの人」の趣味についてなどを発表しました。
人前で発表することにあまり慣れていないのか、緊張した様子の学生もいましたが、無事発表することができました。

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<発表の様子>

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<作品模型>

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<先生方からの総合評価を聞く様子>

最後に次回の設計内容が発表されました。第2課題は「小空間の設計」ということで広島女学院大学の守衛所付近の設計を行います。
次回の課題では、今回の設計で学んだことを生かし、学生同士が切磋琢磨することで更により良いものをめざしてほしいと思います。

(実験実習アシスタント Y)

Yさん、報告ありがとうございました。実験実習アシスタントならではの視点で、学生さんの課題に向き合う姿勢が具体的に見えてきましたね。
実習の様子は生活デザイン学科公式インスタグラムツイッターでも配信しています。どんなふうに課題に取り組んでいるのか更新していますので是非ご覧ください。

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3年生前期科目「建築材料学」において、建物の材料調査を行いました。

建築を設計する際には、材料の持つ美観性・機能性・耐久性・構造安全性などの性能を十分理解したうえで、適切な構法を選定する必要があります。

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本学には、歴史資料館やゲーンスチャペルなど、一粒社ヴォーリズ建築事務所が設計した建物が点在していますので、それらの建物で実際に使われている内外装材を調査し、材料特性や施工の仕組みを理解します。

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また、寸法の測定とともに、各種設計図書を参照することで、図面を読み込む練習をしています。

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最後に、調査内容を仕上表としてまとめ、グループディスカッションによって考え方の差異を確認します。
この授業では、使用建材の調査だけではなく、木・コンクリート・鉄鋼をはじめとする主要構造材の破壊試験など、様々な実験を行う予定です。
気になった方は、下記のページもぜひご覧ください!

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女性建築士への道/建築士課程パンフレット(pdf)

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