2018年12月8日、五三会建築設計競技(主催:広島工業大学建築・環境系学科同窓会 五三会)の公開審査が mitte宇品(イベントホールmitteザ・ステージ)で開催され、本学の生活デザイン・建築学科建築士課程3年生の作品が優秀賞を受賞しました。http://www.itsumikai.jp/compe/index03.php
3年生は、授業「建築プレゼンテーション実習」の課題として毎年3~4人でグループを組み、プレゼンボードを作成し、このコンペに取り組んでいます。
メンバー同士で意見を出し合い、コンセプトを固めていきます。平面計画も大事ですが、自分たちのコンセプトを明確に他者へ伝えること、そのために何を表現・提示するべきかを重点的に考えていきます。短い時間の中、何度も図や文章、レイアウトを確認し、発表を繰り返し、より伝わるプレゼンボードを完成させていきました。

授業「建築プレゼンテーション実習」での発表の様子
45回目となる五三会建築設計競技の今年のテーマは「豊かな住宅を問う」です。本学からは7作品応募し、内2作品が一次審査を通過、見事「食宅」が優秀賞を受賞しました!

受賞した建築士課程3年生 左より菊地琴子さん、増村知美さん、田中望公さん

受賞した作品「食宅」
審査員の建築家 村上徹さんより「表現はつたないながらも、簡潔なプランと、自分達で設定した課題に対する回答を素直にプランニングしたところに好感をもてた」という評価を頂きました。応募総数27点と他大学の作品が多く出展される中、1次審査の通過、優秀賞の受賞は大きな自信となったと思います。今回学んだプレゼンスキルを今後の課題にも生かしてください!
(報告:生活デザイン学科実習助手 山井美早紀)
日本インテリアプランナー協会(JIPA)が主催するインテリアプランニングコンペ2018で生活デザイン・建築学科、建築士課程3年生の福間直央さんが優秀賞を受賞しました。

福間直央さん(3年)
今年度のテーマは「物語るインテリア」。6m角のインテリア空間に、「人々の記憶に働きかけ、毎日の暮らしをより豊かにする「物語り」の場」を提案するという課題です。500点近いエントリーの中から45点が一次審査を通過して入選、JIPA全国大会 in TOKYOの会場、東京青山のスパイラルガーデンで、11月30日から12月2日にかけて、作品の展示と最終選考が行われ、優秀賞を受賞しました。

会場の様子

応募作品
福間さんの作品「翠色の廃退 -住処か異物か −」は、建築を起点とする時間の経過の中で、人が遺棄した無機物(コンクリートやプラスチック)と有機物(植物や他の生物)がその関係を変化させる様を描き出した作品です。 コンセプトの持つストーリー性の強さと、プレゼンテーションの美しさが高く評価されました。
生活デザイン・建築学科、生活デザイン学科では学内外のデザインコンペに学生が積極的に応募し、継続的な受賞を重ねています。こうした経験は、学生がコンセプトを具体的な空間にし、作品の完成度を高める貴重な機会になっています。
建築士課程2年生の前期科目「住居・建築設計実習Ⅱ」の優秀作品展「はじめまして建築士課程です」展が、11/7(水)〜21(水)本学図書館フリースペースにて開催されました。
建築士課程では、1年生で製図の基礎を学び、2年生からいよいよ設計課題に取り組みます。 2年生では小空間〜住空間を中心に、3年生では公共的な空間を中心に設計を行います。 前期3課題を終え、まだ力不足ですが、その意気込みを見ていただきたく、展示することになりました。

湊学長に見ていただきました
「広島女学院大学で初めに出会う建築」
広島女学院大学の正門周辺が新しくなりました。これを記念して、正門を入って初めに出会う建築である守衛室の提案を行いました。 将来、このような女学院大学らしいランドマークとしての守衛室ができることを願っています。(6作品選抜)

「あの人のための空間」
自分以外の他者=「あの人」のための趣味の空間を設計しました。「あの人」の住まいから徒歩圏内に建つという条件で、最小限の機能で最大限の夢が詰まった空間となりました。(5作品選抜)

「森の家・湖の家」
「あの人のための空間」の「あの人」の住宅です。森と湖の間にある自然豊かな敷地が設定され、1階は鉄筋コンクリート造、2階は木造という条件の下、設計しました。特に2階部分は木構造の模型を製作し、ハードとソフトが同時に考えられるようにプログラムされています。実習履修者全員の作品を並べると、街ができました。


建築士課程では、講義と連動した設計実習をしていきます。 この後、2年半の大学生活を楽しみながら、時には悩み人として成長しながら建築を学んでいき、その成果を卒業研究、就職へとつなげていきます。
