人間生活学部 生活デザイン学科 ニュース

インテリア・住居・建築領域アーカイブ

インテリア・住居・建築領域

生活デザイン学科はたくさんの実習がありますが、ただ作るだけではなく、作ったものをプレゼンテーションし、担当教員から質問や評価をその場でされることがあります。今回は建築士課程の2つの授業の講評会の様子を紹介します。

「住居・建築設計実習Ⅱ(2年前期)」第2課題講評会

今回の課題は「風景をながめるフォリー」です。

フォリーとは、特定の用途をもたない建物のことで、現在では、公園などに設けられた休憩用の建物を指します。今回の課題では、本川(旧太田川)沿いを敷地として設定し、主に動線と眺望について考える力を身につけました。

IMG_4597.jpg 発表の様子

IMG_4599.jpg 講評会では、自身が設計した建物から見える風景や、コンセプトについて発表しました。

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今回の課題は第一課題よりも敷地が大きいため、模型の製作や運搬が大変だったとの声もありました。

「住居・建築設計実習Ⅱ」の最終課題は「森の家・湖の家」です。こちらの課題はオープンセミナーで毎年行っている課題と同じ敷地で設計します。高校生の時にオープンセミナーを受講している人にとっては少し懐かしさがあるかもしれません。

次回の課題でも素敵な作品を仕上げていきましょう。

「住居・建築設計実習Ⅳ(3年前期)」第1課題講評会

第1課題の設計内容は、「教会」です。

祈りを捧げるために相応しい場所を考え、学生それぞれが敷地を選定します。今回設計する教会では、礼拝堂へと導くシークエンスや、周辺環境との関係性をどのように考えるかがポイントになります。IMG_4362.jpgIMG_4359 (1).jpg

授業担当の窪田勝文先生、細田みぎわ先生より講評をいただきます。

<学生作品>

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この作品は、自然の音を聞きながら祈ることができる教会です。
教会の内部で周囲の音が良く聞こえるよう、一層一層の間に隙間を設けています。

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こちらは水面や滝をイメージした作品です。
「静けさ」と「落ち着き」をテーマに設計されています。

次の課題である第2課題では、公園や小学校、商業施設等に囲まれた袋町周辺の敷地に「メディアセンター」を設計します。必要諸室が多く求められますので、頭を切り替えていきましょう。


プレゼンテーションは緊張すると思いますが、何度も体験する中で、自分の意見をしっかり言えるようになったり、見せ方の工夫が分かってきたりします。つまり、自分自身で成長していることを実感しやすい体験です。そして、発信したものを先生方がしっかり受け止め、よりよくなるようにアドバイスするのが講評です。
少人数で、繰り返し行うことで少しずつ自信も培われますよ!

学生が授業で作成した図面や模型はオープンキャンパスで好評展示中です!今後のオープンキャンパスは7月30日、8月20日開催です。

一足先に模型製作を体験できるオープンセミナーの受講申し込みも受け付け中です!ぜひアクセスください。

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インテリア・住居・建築領域

生活デザイン学科では広島市内中心部にある立地を活かし、「街に出る授業プログラム」を展開しています。建築士課程では、とくに建築の実際を現地で学び、建築空間を直接体験する学びを大切にしています。

建築意匠論Ⅱの学外実習は、学生による調査研究、学外実習の企画をもとに実施されます。まず、学生のグループが調査対象とする県内の建築と学外実習企画について検討します。今年度は福山グループが福山市まなびの館ローズコム、福山城、神勝寺洸庭を、西条グループが東広島市立美術館、東広島芸術文化ホール くらら、西条の酒蔵のまちなみについて文献調査を行い、発表を行いました。『新建築』等で資料を収集し、図面と文章を照らし合わせながら、設計者の考え方、設計の特徴、都市の中での位置づけなどを理解し、パワーポイントにまとめます。今年度は発表と質疑応答を経て、西条での学外実習を実施することになりました。

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文献調査の発表の様子

最初に訪問した東広島市立美術館は、窓による光の取り入れ方に特徴があります。内部は1階の黒で仕上げられた空間と、2・3階の白で仕上げられた空間の対比が特徴的な美術館です。特殊な塗装で、光の当たり方によって表情が変化します。

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東広島市立美術館 黒の1階と白の2階

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東広島市立美術館 光の当たり方で表情が変わる

公園を挟んで向かい合う東広島芸術文化ホール くららでは、施設の方に、こもれび広場や小ホールをご案内いただき、現在の使われ方やホールの稼働状況、施設運営の課題等についてお話をいただきました。
学生からは、側面や正面の木を使った壁仕上げ、色使い等についても質問があり、音響的な工夫や可動客席の使われ方についても教えていただきました。

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東広島芸術文化ホール くらら 小ホール

午後からは東広島市観光協会のボランティアガイドの方に、西条の酒造りの地理的背景や特徴、まちなみについて解説いただきながら、6つの酒蔵をめぐりました。

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かつての酒蔵を改装した見学室直売所で酒造りについて学ぶ

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煙突が3つ並んで見える風景

「美術館の実際の空間が、写真と図面で想像していたものと違っていた。とくに奥行き感や立体感に違いを感じた」(NKさん)
「気になっていたこもれび広場と小ホールの関係や、実際の使われ方がわかってよかった」(MRさん)
「ボランティアガイドの方の話が面白く、とても楽しい街歩きだった」(MHさん)
など、有意義で楽しい学外実習になったようです。


建築士課程は、1年生のころからの様々な授業の積み重ねが重要な課程です。

1年次には、生活全般とそれを取り巻くデザインに関する知識を幅広く身につけます。
2年次には、専門科目が本格的に始まり、インテリア・住居を設計するために必要な知識を学びながら、設計課題に取り組み、設計デザインの基礎力を身につけます。
3年次になると、更に専門性を高め、学びを深めるためにゼミがスタートします。難易度のあがった設計課題に取り組みながら、専門知識・技術、提案力を身につけます。インターンシップを通し、卒業後の進路についても理解を深めます。
そして、4年次には大学の学びの集大成として、自らテーマを決め、卒業設計に取り組んでいきます。並行して就職活動に取り組みます。

建築士課程に興味を持った方はぜひオープンセミナーで「女性建築家に学ぶ生活デザイン」で住宅模型を作ってみませんか?
詳細はこちらから!

また、オープンキャンパスも好評開催中です!

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インテリア・住居・建築領域

建築士課程から嬉しいお知らせです!

インテリアデザイン系の企業・大学が参加して行われる毎年恒例の学生コンペ「DESIGN LEAGUE 2022」において、生活デザイン学科で建築士課程を学んでいる石塚愛美さんが、施設部門優秀賞を受賞しました。

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作品名『時代を映す美術館』

このコンペは、建築・インテリア系の授業課題を提出して競うコンペです。
石塚さんの作品は、3年生後期の「住居・建築設計実習Ⅴ」で作成した美術館の課題で、外壁や内壁に反射する素材を使用し、周囲の風景のみならず、美術作品や訪れた人の動きまで映している作品です。

今後も学内外問わず様々な場面での活躍を楽しみにしています!


こちらの作品はオープンキャンパスでも展示しています。ぜひ実物を見に来てください!

夏のオープンキャンパスは7月16日、7月30日、8月20日に開催を予定しています。
事前登録制となっていますが、当日参加も歓迎です。

また、生活デザイン学科の建築士課程は、一級建築士受験資格を取るための条件「実務経験」が最短2年のカリキュラムとなっています。
また、インテリアコーディネーターをめざす人には有利な資格、二級建築士受験資格は実務経験は不要です。

国家資格取得に向けて、学科のバックアップは万全です。
詳しくは建築士課程特設HPをご覧ください。

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