人間生活学部 児童教育学科 ニュース

授業紹介アーカイブ

2年生の児童教育基礎セミナーⅡの授業では、3つのグループに分かれてゲーンス幼稚園での観察実習を行います。今年度も幼稚園を訪れ、子どもたちと朝の活動を共にしました。

園長先生から、園の生活に加わる際の心得や子どもたちとかかわる際の姿勢などを教えていただき、登園後の自由遊びに加わりました。

保育室では、絵本を見ながら会話をしています。

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砂場横のテーブルでは、たくさんの料理が並べて食事会をしています。

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ぼうけんのもりでは、木の枝をのこぎりで切ろうと力を振り絞っています。

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一緒に遊んでみると、子どもたちが何に興味をもっているのか、何を楽しいと思っているのかが分かりました。また、幼稚園の先生方の子どもたちとの関わり方から学ぶこともたくさんありました。

一度に複数の子どもたちから異なる遊びに誘われて困りました。子どもたちの意見が異なった際、上手に仲立ちすることができないという経験もしました。

どのように子どもたちと関わるとよいのか。大学に戻り、観察実習の振り返りをすることで、学びを深めていく予定です。

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1年生対象の授業「児童教育基礎セミナーⅡ」の一コマを紹介します。今回は「子どもの伝承遊び」(青山翔専任講師担当)を体験しました。

子どもの遊び集団の中で自然発生的に生まれて、代々受け継がれてきた伝承遊びにはたくさんの魅力がつまっています。

児童教育学科の1年生は、児童教育基礎セミナーⅡの授業において、数ある伝承遊びの中から「エスケン」を体験しました。

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エスケンは、幼児から大人までムキになって盛り上がれる運動量の高い伝承遊びです。

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しかし、ムキになる分、けがをする可能性も高くなります。

「勝つためにどうすればよいのか?」だけでなく、「相手をけがさせないためにどうすればよいのか?」という対戦相手を思いやる大切な気持ちを育んでくれるエスケン。

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将来、幼児教育、児童教育に携わる児童教育学科の皆さんの指導にぜひ取り入れてもらえたらと思います。

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4年生対象の授業「保育・教職実践演習」では、本学非常勤講師であり、広島女学院ゲーンス幼稚園で長く園長職を務められたご経験もお持ちの、比治山大学短期大学部幼児教育科教授の菊野秀樹先生の講義を受け、幼稚園教育要領のねらいや内容を、児童文化財を通じて実践していくためのポイント等について学び、それぞれが、幼児教育・保育において大切なことについて考えることができました。

菊野先生による「三枚のお札」の語りや「三びきのこぶた」の実演を通して、ストーリーテリングの世界や人形劇の世界の奥深さを感じ、<聞く文芸>と<見る文芸>の特徴や、昔話の構造、子どもたちがそれらをどのように受け止めているのか等について学びました。

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子どもたちに〝教える〟のではなく、自然に子どものこころが向かい、それを通じて子どもたちが様々なことを感じたり考えたりできるような保育のありようについて、それぞれが考え、自身の保育者・教師としてのスキルや資質を磨く必要性を実感するとともに、それぞれが実践家となってからも長く続いていくことになる深い学びへの意欲を新たにすることができました。

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