人文学部 日本文化学科 ニュース

12月7日(土)のFMはつかいち「僕らの放送-our broadcast-」に、日本文化学科2年生の吉川晴香さんと西岡聖奈さんが出演しました。放送は、17時~18時の1時間、大学のこと、学科のこと、今、打ち込んでることなどをたっぷりと語りました。

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吉川さんは、まず中国の厦門理工学院と女学院大学との交流会の様子を話題にしました。中国から来られた方々と共に授業を受け、自分たちで考案した文化交流ゲームをする中で、親交を深め、互いの文化への理解を深められたことが心に残っているそうです。 吉川さんはまた、2年続けて「8.6平和学習プログラム」に参加しています。昨年は、学生スタッフとして、また今年は中国新聞のキャンパスリポーターとしての役割を担って、平和の学びに参画しました。他県の学生とディスカッションするなかで、吉川さんは、新たな視点に気づくとともに、広島に学ぶ学生としての役割についても考えたようです。広島女学院大学のチャペルの十字架は、爆心地の方角を指しています。吉川さんも西岡さんも、この十字架をみるとき、「平和について考えさせられる」と言います。 吉川さんは、さらに司書課程の授業のこと、公民館と連携しての活動などについても語っています。

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西岡さんも、吉川さん同様、キャンパスリポーターの活動に意欲的に取り組んでいます。いちばん印象に残った取材として、西岡さんは、安芸太田町殿賀の花田植を上げました。「はじめて田楽を舞い、田んぼに入った」西岡さんは「一歩歩くだけでかなりの体力を使うことに驚」き、機械化以前の農作業の大変さを体感したようです。同時に、「早乙女衣装を着た私たちが一列に並んで作業するのですが、前から見るときれいなことに写真を見てびっくりしました」と語っています。そして、この取り組みを大学と地域の連携のみに終わらせず、新聞記事にすることで、この素晴らしい行事を多くの方々に知ってもらい、伝統文化の継承に寄与したいとの思いで書いたそうです。西岡さんは、このような活動が多くできるのも、1学年40名という小規模な日本文化学科の長所であり、「広島の伝統文化を体験できるのが魅力」と語りました。

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FMはつかいち「僕らの放送-our broadcast-」には、同じ日本文化学科の1年生、須澤麻衣さんも、継続的に出演しています。須澤さんは、番組の中で日本文化学科の授業「日本文学講読」について語っています。漱石文学を題材にしたこの授業を、最初は難しそう・堅苦しそうと警戒していたそうですが、級友の意見や様々な研究者の分析にふれながら、自由に考え、発言できることが楽しく、漱石のイメージも大きく変わったと言います。また、放送の中で、カープの鈴木誠也と漱石が同じ二松学舎の出身であることやマツコロイドと並び称される漱石ロイドの話にふれるなど、漱石を身近に感じられるような話題展開を工夫していました。また、放送部での活動経験を生かした「夢十夜」第一夜の朗読も、リスナーのみなさんの心に響いたのではないかと感じます。

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須澤さんは、情報番組「イブニングディライト」にも出演しています。また、吉川さんと西岡さんは、2月か3月に再度「僕らの放送-our broadcast-」に出演する計画があるそうです。機会がありましたら、ぜひお聞きください。

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3年生の国語科教育法の授業では、全員が50分の模擬授業に取り組みます。

国語教職課程では、1年生でスピーチとブックトーク、2年生で朗読とポスターセッションと、各授業の中に計画的に話す力、聞く力を培う場を位置付け、学修を進めています。また、ディベートやインタビュー、パネルディスカッション等を組み込んだ授業もあります。3年生の模擬授業は、これらの取り組みで身につけてきた力をフルに使って、「国語の先生」として「授業」に取り組むものです。

受講生は、学習指導要領を読み込み、実践例を参照して、学習指導案を作成し、授業に臨みます。

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実際に授業をしてみることで、発問、板書、机間指導などの大切さとそれらに求められる技術がみえてきます。 写真の板書では、模造紙と黒板の使い分けを考えながら、よりよい提示の仕方を工夫しています。

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生徒役の受講生にも書くことを求める参加型板書にも取り組み、書かせる場の設定、書かせ方や評価の在り方等について実践的に学んでいます。

これらの取り組みを通し、授業力を培っています。

                      

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○お話をお聞きし、働きやすさと働きがいはイコールでないことを知った。また、どんなに給料が高くても、休みが多くても、その仕事が好きだったり、働きたいと思える環境だったりしないと、モチベーションを維持することが難しいと知った。 仕事を探す際は、自分自身が本当にやりたいことや目指していることと照らし合わせながらリサーチすることが大切であり、福利厚生や通いやすさ等、仕事外の条件ばかりに重点を置いて選ぶことのないよう気をつけることが必要だと考えた。

10月15日(火)のキャリア・スタディ・プログラムⅢで、フレスタホールディングス人事総務部長・渡辺裕治さんからのお話をうかがってのある受講生の感想です。

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この感想にもあるように、お話では、「働きやすさ=公平感と柔軟性」を高めるために行っておられる取り組みと、「働きがい=モチベーション」を向上させる取り組みの双方を具体的に示してくださいました。 「働きやすさ」改善のための、管理職への地域限定拡大、育児や介護のための支援、女性活躍サポート、定時のPCシャットダウン等は、いずれも働きやすい職場づくりのために大切と思われることばかりでした。 また、「働きがい」を高めるための丁寧な人事面談、社内表彰、従業員満足度調査のお話にも学ぶことが多くありました。 会社の進める労働環境改善のための様々なアプローチを述べられた上での、「働きがいを見つけるのは自分」というメッセージも受講生の心を揺さぶりました。

「従業員が元気であってこそ、お客様も元気にできる」、「入り口の自動ドアが開いたときにその店の雰囲気、満足度が分かる」、「あたりまえのことをあたりまえにやりきることが難しい」等の含蓄のある言葉も随所にちりばめられていて、まさに聞き手を集中させずにはおかないお話だったと感じています。

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以下も、受講生の感想の一端です。

○仕事を続けようと思えることと、仕事が好きだと思えることは要因が違うと図を見て改めて感じた。仕事をしやすくても好きじゃない、仕事は好きだけど続けたくないというふうに、どちらが欠けてもよい職場にはならないと考えさせられた。

○渡辺さんのお話をうかがって、働くことについてあらためて考えさせられた。今までは、働くことに対し漠然としたイメージしか持っていなかったが、休暇について、女性の活躍できる会社への転換など、時代の流れに合わせて、働き方が変化していることが分かった。特に、女性の働き方についてのお話は、これから実際に働くにあたって、興味深いと思った。

○今回のお話で、特に印象に残ったのは、螺旋型キャリアアップの部分です。新人として入った店で自分より年上のパートさんに指示を出したり、協力してもらったりなどの職務で得た経験はプライベートの人間関係やつき合い方などにも活きてくるというお話を、興味深くうかがいました。私は今まで、仕事とプライベートを区別して考えていました。仕事とプライベートには波があって、片方を頑張ることができても、もう片方は疎かになってしまうイメージを持っていたのです。しかし今回、仕事とプライベートは密接に繋がっていることに気づかされました。このお話をうかがって、キャリアは仕事だけで得るものではないという考え方が、湊学長先生と共通していると思わされました。

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