HIROSHIMA JOGAKUIN UNIVERSITY

福元 日奈子

2016.10.20

DREAM JOB INTERVIEW ❸

鈴峯女子高等学校 出身
人間生活学部 生活デザイン・建築学科 建築士課程+学芸員課程 3年

福元 日奈子 さん

小さいころから「ものづくり」が好きで、建築士と学芸員の資格を取るために女学院大学に入学した福元さん。現在意匠系のゼミで設計に励む彼女の、建築士への想いを尋ねました。

—将来どんな設計をしてみたい?
人に魅力を感じてもらえるような設計がしたいです。
—特に興味のある建築分野は?
大規模建築です。商業施設とか小学校のような。
—福元さんが考える「人に魅力を感じてもらえる設計」とは?
見た目だけじゃなくって、機能面にも配慮した設計です。スマホが普及してから、部屋にこもってしまう人が増えたと思うんです。だから内にいながら外を感じられる空間づくりとか、その建物に出かけたくなるような設計がしたいです。

「もっと良い設計がしたい!」って思うようになったのは最初の設計がきっかけ。「もっと良い設計がしたい!」って思うようになったのは最初の設計がきっかけ。

—どんな設計をしたの?
住宅設計だったんですけど、ピアノを2台置くのが条件でした。住宅の真ん中にコンサートホールにもなる中庭を設けて、プライベートを保ちつつも、その庭に接するように住空間を配置しました。
—特にこだわったところは?
中庭を住宅の中心に設けると、住空間が狭くなりがちなんですよね。だからいかに広々とした空間にするかをこだわりました。
—「もっと良い設計がしたい!」って思うようになった理由は?
先生方にすごく評価してもらえて、それが嬉しかったからです。特に模型は「木軸模型」っていう難易度の高い方法でつくらなきゃいけなかったんですけど、模範作品に選ばれました。

新しい設計をするときは、とにかく雑誌を見たり、実際に建物を見に行きます。新しい設計をするときは、とにかく雑誌を見たり、実際に建物を見に行きます。

—実際に建物を見るときのポイントは?
たとえば音楽ホールでは、音響を良くするためにどんな素材が使われてるかとか。ショッピングモールでは、子どもや高齢者が利用しやすいようにどんな配慮がされてるかとか。最近は買物してても、つい目がいっちゃいます。
—最近見たなかで印象に残ってるのは?
建物内のトイレの標識です。インターシップ先の建築関係の会社でサイン計画について考えてたから。そのトイレの標識は入り口全体を囲むように色が塗られてて、遠くからでも分かりやすかったです。

インターンシップに行くことで自分のやりたいことがはっきりしました。インターンシップに行くことで自分のやりたいことがはっきりしました。

—インターンシップではどんなことをしたの?
実は設計系と施工系の2カ所に行ったんですけど、設計系ではサイン計画を考えて、施工系では既存の建物と新しい建物をいかにつなげるかを現場で勉強させてもらいました。
—実際に2カ所行ってみてどうだった?
施工管理にも興味があったんですけど、実際に体験してみて、やっぱり自分は設計の方が好きなんだって実感しました。
—インターンシップに行くのに不安はあった?
ありました。でも事前にキャリアセンターで挨拶とかマナーとか、化粧の仕方とかいろいろ教えてもらえたから自信が持てました。
—最後に、建築士になるために残りの大学生活で特に頑張りたいことは?
今は自分が好きなようにデザインできるんですけど、仕事になったら、そうはいかないと思うんですよね。だから相手の想いを汲み取った上で、より良い設計が出来るように力をつけていきたいです。

※この画面の情報は、すべて取材した時点でのものになります。

ページトップへ