2025年09月29日 活動報告
青翔開智高等学校にて楢﨑教授が「古代のファッション」出張講義を行いました
9月9日(火)、鳥取県が主催する「とっとり弥生の王国考現学講座」の一環として、本学人間生活学部 生活デザイン学科の楢﨑久美子教授が、鳥取市の青翔開智高等学校にて、高校2年生を対象に出張講義を行いました。
この講座は、高校の「古典探究」および「日本史探究」の授業の一環として実施され、楢﨑教授は鳥取県地域社会振興部 とっとり弥生の王国推進課の東方仁史氏とともに登壇。
「古代のファッション」をテーマに、講義と衣装体験を通じて、衣服文化の背景にある歴史や社会構造について考える時間となりました。
講義では、十二単や官服といった古代の衣服について、着用の背景や象徴性を解説。
さらに、実際にレプリカ衣装を身につけて、色や形状の違い、布の長さや動きやすさを体感しながら、当時の身分制度や生活様式への理解を深めました。
生徒たちは、書物だけでは得られない実体験を通して歴史の奥行きを感じ取り、「政治的な背景と服装がつながっている視点が新鮮だった」「衣装体験から新たな疑問が生まれた」などの感想が寄せられるなど、探究的な学びを深める機会となりました。
本学では今後も、専門知を地域や教育機関と連携しながら、社会とつながる学びの機会を積極的に提供してまいります。
※写真は青翔開智高等学校提供
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青翔開智高等学校 掲載記事:
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