和文化体験フィールドワーク@京都
2026.04.06 学生生活 生活プロデュース領域 被服・ファッション領域
2月26日に生活デザイン学科服飾美学・史学ゼミ生を中心とした有志で「和文化体験フィールドワーク@京都」を実施しました。
この活動は包括連携協定を結ぶYIC学院(京都)のご協力のもと、YIC京都ビューティ専門学校で教鞭をとる杉山美帆子先生にコーディネートをいただき、実現したものです。
午前中はYIC京都ビューティ専門学校の教室をお借りして、京都の伝統服飾にかかわる企業様のお話をお聞きしました。
1社目は「京かつら 今西」様です。京都で花嫁かつらの製造・販売・貸かつら、芸妓のお座敷用かつら、舞台かつらの製造・販売をされている企業で、たくさんのかつらやかんざしをお持ちいただきました。

かつらの作り方や種類、かんざしの素材やモチーフの意味などを丁寧に教えていただき、学生たちも真剣にメモを取っていました。

また、かつら体験もさせていただき、本物の重みと美しさを実感することができました。

2社目は「あゆみブライダル」様です。京都で婚礼用の衣装レンタルをしている企業で、こちらも婚礼用の白無垢、打掛、振袖など、多種多様な衣装をお持ちくださいました。

短い時間の中でも着物に用いられる文様や織り方、色や素材について実物を見ながら学ぶ贅沢な時間となりました。また、参加者が全員、衣装を着せていただき、着付師の方のあっという間の着付術も目の当たりにしました。

あっという間の午前中の講義でしたが、本当に素晴らしい時間でした。

午後からは杉山先生が婚礼部で支配人を勤めておられる賀茂別雷神社(上賀茂神社)へ移動しました。京都で最も古い神社といわれる賀茂別雷神社(上賀茂神社)には初めて行く学生がほとんどでした。
初めに髙井宮司様からご講話をいただきました。

日本や文化、さらには平和についても深く考えさせられるお話をお聞きした後、禰宜様にご案内をいただき、特別参拝させていただきました。


最後に賀茂別雷神社(上賀茂神社)の歴史やご祭神について、また、神職の服制についてのお話をいただきました。

1日だけの研修でしたが、ご協力いただいた皆様のおかげで、本当に学びの多い1日となりました。
<学生の感想(事後課題より抜粋)>
今回の研修で最も印象に残ったことは「かつら」についてです。芸妓さんのかつらを一つ作る期間で髪の毛を土台に植え付けていくのに半月かかり、完成させるまでに1~2か月で完成させることができることに衝撃を受けました。私は半年くらいかかるのかと思っていましたが実際はもっと短い期間で仕上げることに職人の方の腕に魅了されました。今回の技術を拝見し、短い期間で丁寧にモノづくりをすることの大切さを実感しました。今後製作をする際無駄な工程を省き丁寧に行うことで自分のミスを減らしていきたいと考えました。(3年 YS)
今回、特に印象に残ったことは、白無垢や色打掛などの花嫁の衣装の部分でした。白無垢の白は、一番神聖な色で、相手の色に染まるなどの意味があり、花嫁の覚悟を表していること、また色打掛は、蝶々や鴛鴦、鶴などの幸せを願った柄が多くあしらわれており、祝福を表している物が多く、披露宴などでよく着られることを学びました。そして、白無垢を触った際に、機械織りと手織りで質感や柄の印象などが大きく変わることを知り、ちりめんや相良刺繍でも堅さや柄の浮かび上がりなど雰囲気が全く違うことを知ることができました。(2年 OA)
今回の研修に参加するまではかつらに用いられる髪の毛は人毛ではなく、人工的につくられたものを用いているのだと思っていました。しかし、かもじ屋で購入した人毛を脱色、染色してから使っているということを知りました。そうした 1 メートルや、さらに長い髪の毛はインドや中国から購入されているものだということや髪の毛が売り買いされているということに驚きました。私は日本や海外の文化やその違いについて興味があります。そのため、今回の研修の中でお鬘のような文化が今もあるのは日本ぐらいで、他の国であまり見かけたりすることはあまりないというようなことを言われていました。このことから、海外の婚礼に関する文化や服飾について学んだり調べたりしていきたいと思いました。(1年 YM)
フィールドワークの始まりにおいては、YIC京都ビューティ専門学校の校長先生からも学生に激励をいただき、また準備や片付けなどで京都ビューティ専門学校の先生方にもご協力、ご指導いただきました。本当にありがとうございました。
学生たちはそれぞれファッションショーの衣装制作や学芸員課程の展覧会企画などで、今回の学びを存分に活用してくれることと思います。
◆2027年度より生活デザイン学科には3つのコースが誕生します!
それぞれのコースの授業をちょっと先取りできる授業体験OCにご参加ください。
また学科学生の様子や授業については公式インスタグラム(https://www.instagram.com/seide_hju/)でも好評配信中!フォローお待ちしています。


