国際英語学科学科ニュース

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【Class profile】Let's perform a Shakespeare's play〜シェイクスピア劇を上演〜

2026.02.17 授業紹介 英語系

イギリスの演劇を学ぶ授業「国際英語研究Ⅰ」では、実際に学生たちがシェイクスピア劇を演出し、上演します。
授業では、シェイクスピアの作品やその時代のイギリスの演劇文化について学んでいきます。その後、学生たちは、演じてみたいと思う作品を一つ選びます。

今年は、『夏の夜の夢』という喜劇を選びました。この作品では、恋する若い男女4人の関係が妖精のイタズラで掻き回されていく様子が描かれます。妖精が登場するというストーリーに、多くの学生たちは興味を持ちます。

学生たちは、作品を読んでキャラクターの特徴について互いの考えを共有し、配役を決めました。上演する場所は教室です。スペース、機材、道具が限られた空間で、背景や音楽、効果音、手持ちの衣装を使って工夫を凝らして、現代の日本の若者の目線で見つけたシェイクスピア劇の面白さをどのように表現するか、皆で考えました。

最も苦労したのは、セリフの暗記です。時には何行にもわたるセリフを一度に話すこともあったり、現代の生活にはないモノゴトや考え方が含まれていて、声に出すのが難しいところもたくさんありました。

練習中の様子。セリフ覚えはまだまだこれから。

迎えた上演当日。学生たちは皆緊張していましたが、一人ひとりが、自分のキャラクターを演じ、最後まで演じきることができました。さらには背景画や音の切り替えなどの裏方も務め、一人が何役もこなして協力しながら上演を完成させました。

緊張の本番

シェイクスピア劇に取り組んでみた学生の感想を紹介したいと思います。

〜SOさんの感想〜
実演したことで、読むだけではわかりづらいそれぞれのキャラクターの個性に気づきました。 特にライサンダーは、セリフを見ている時はあまり酷く感じていなかったが、実際にハーミアとなってセリフを聞いてみると、自身が愛していた人が、実際にはこんなことを思っていて、愛してくれるどころか侮辱されるというのはとても酷く、辛いことだと感じました。

〜KSさんの感想〜
今回の実演を通して、当時の演劇がどれだけすごかったかを実感しました。私達は背景画や照明、音源など、あらゆる演出を加えることができます。しかし、シェイクスピアの時代にはそういったものはありません。観客に何が起こっているかを伝えるためには、演者の表情や声、動きだけで全てを表現する必要があったということに気づき、当時の俳優たちに求められる表現力の高さに驚きました。今回、『夏の夜の夢』を演じてみて、演劇の本質は伝えることだと改めて思ったし、現代の演劇がどれだけ多くの技術に支えられているかもよく分かりました。

本番が無事終わってホッとした笑顔

難しいと思われがちなシェイクスピアの作品。実際に演じてみることで、キャラクターたちが身近に感じ、作品の世界観がよりよく理解できたのではないでしょうか。楽しそうに演じる学生たちの様子が印象的でした。